川崎フロンターレvs浦和レッズは結果だけ見れば完勝に見えますが…前半最初のほうは孤立する選手もいたりと、前半戦の研究がされてきて苦しい立ち上がりでしたね。
ただ、それも関係ない!ってできるだけの技術があるのが今の川崎フロンターレ。
ちょっと今まで前半戦独走していて、後半に研究されてブレーキがかかっていたチームとは攻撃力が違うし、守備力も高いので…ブレーキというか、連敗するイメージが全くないので…今年は強いぞ…。
ようやく優勝が少しだけ見えてきた感じがしました。まだわからないけどね。
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川崎フロンターレvs浦和レッズマッチレビュー。
1週間休めたこの試合のメンバーが川崎フロンターレの今のベストメンバーになりそうだな…と思っていたんですが、そこのベンチに中村憲剛が入ったのはうれしいですね。
まぁ、フィールドプレイヤー5人交代枠に入らなかったのは本人めちゃくちゃ悔しいでしょうけど…。
浦和レッズはめちゃくちゃ研究していましたね…。最初本当に攻めづらそうにしていたのが印象的でした。
さらに試合後は小林悠も、
内容が良くなくても勝つ。
これを続けていくことで優勝に近づく。
と言っていましたね。
こういうサッカーをしてくるチームは増えそう。
あと16試合どうなるかわかりませんが、簡単に崩せる相手ばかりなはずがないJ1リーグ。
特に上がってきている鹿島アントラーズや、川崎フロンターレに大量失点して負けた後もちゃんと強くて2位にいるセレッソ大阪、3位にいるFC東京、川崎フロンターレに唯一勝っている名古屋グランパス、やっぱり怖いオルンガの柏レイソル、川崎フロンターレ戦では圧倒的に日本で一番強いGK東口がいるガンバ大阪、ホームで一点も取れなかったサガン鳥栖、昨年王者の横浜Fマリノスもこのまま黙ってないと思うし…それ以外のチームも含めて全部強い。
J1リーグは簡単じゃないですよね。
ただ、浦和レッズに研究されたとしても、選手が慌てていなかったのが川崎フロンターレの今の強さですよね。
特に家長昭博、守田英正の落ち着きがすごい。
0-0のところでも「あれ?今5-0とかで勝ってるんだっけ?」ってくらい落ち着いたプレーをする家長…うますぎる。
川崎フロンターレの今のサッカーをしたら、負けることはなさそうだよなー。
中盤でパスを引っ掛けるられるシーンがあった前半序盤でしたが、そのあとの修正はお見事。
浦和レッズの大槻毅監督
3点取られて悔しい思いが強い。
負けるにしても、1つスコアを動かしたかったのが本音。
と言っていましたからね…。
相手が川崎フロンターレともう戦いたくない、って思わせる試合をしたいと大島僚太も言っていたので…こういう試合をガンガン続けたいですよね。
山根視来のボレーは圧巻!家長昭博のパスの落ち着き…
埼玉スタジアムを静まり返らせることができたのはうれしい限り。
山根のボレーすごかったな…。
ペナルティーエリア内であそこまでおちついて空中にボールを通すことができる家長昭博の技術の高さがすごいけど…あのボールを吹かすことなくゴールネットに突き刺したのが右SBというのもすごいですよね。
アキくんが外に張っていたので、中の空いているスペースが見えたんです。
パスも下だったら通っていなかったですが、アキくんならいつでも浮き球のパスを出せると思い、信じて走りました。
シュート自体はリラックスして打てたと思います。
と山根は振り返っていました。
今年山根がいなかったら…と思うとまだ右サイドバックを探していたのかもなーと思いますし、ここまで強くなかった気がします。
山根はこれでリーグ戦3点目。DFではリーグナンバー1の得点を取っています。
勝負どころで相手ボックス内に飛び込めるのがすごい。
さらにアシストも4回あるのが山根が川崎フロンターレの攻撃に絡んでいる証拠ですよね。
あと、3-0で満足していないのが素晴らしい。
僕自身、試合のなかでまだチャンスがありましたし、もっと取れたと思います。
チームとしても3点では満足できないです。
本当に貪欲ですよね。山根を日本代表で見たいよ。
小林悠はジュニーニョに並ぶ116点目。斎藤学のパスも芸術的!
小林悠のヘディングはうまく槙野を外していましたが…その前の斉藤学のクロスが完璧でしたよね。
うまくマークを外せたし、学のボールも完璧だった。
学は仕掛けながら中の選手の動きを見てくれる。
今日も試合前にそういう話をしていたので、しっかり2人で決められてよかった。
と斎藤学のプレーに感謝していましたね。
これで、2016年から5年連続となる2ケタ得点をマーク。
2017年の得点王(23得点)を含めて、J1通算116ゴール(くしくも鹿島アントラーズ時代も含めたジュニーニョに並びましたね)。
僕一人で取れる点はほとんどない。
チームメートに自分の良さや動きを分かってもらえてゴールを決められている。
チームメートに感謝したい。
と語り川崎フロンターレだからこそとれたことを強調していましたね。
ジュニーニョ、大久保嘉人…と参考になるストライカーがいて、中村憲剛、大島僚太、家長昭博…といった天才がおぜん立てしていって生まれた得点が多いことを自分でもわかっているんだと思いますが…それでも小林悠の裏を取る動き、ターンはJ1史上でもトップクラスだと思っています。
5年連続の二けた得点は史上8人目。
通算の二けた得点は7度目で、7度以上は佐藤寿人の10度を筆頭に7人目。
という…歴史にも名を刻んでいるストライカーの一人だと思います。本当に小林悠はすごいよ。
得点への嗅覚が本当に高い。
得点王を狙っていない、って言っていたレアンドロダミアンとは違い、小林悠は狙っていると宣言していますからね。
チームの優勝プラス、自分の得点王は最大の目標。
ただ、オルンガ選手は本当に良い選手。
ここ数年であれだけの選手はいないと、見ていても思う。
まぁ、頑張ります。
と語っていましたね。
鬼木達監督の1試合3得点以上のノルマを達成し続けるチーム
今日もですが…アディショナルタイムで相手の戦意を喪失させるゴールを取れたのは大きいですよね。
家長昭博からのループも芸術的でしたが、あのダイレクトを強いシュートが打てる宮代大聖も素晴らしいし、詰めているレアンドロダミアンもすごい。
3点目は川崎フロンターレのどこからでも点を取る姿勢が見えるゴールでした。
試合後の鬼木達監督は
少しでもお客さんにゴールを届けられればなと思っている。
アグレッシブなゲームができた。いつも3点以上を目標にしている。
きょうもアディショナルタイムで点を取りにいく姿勢を見せることができた。
とサッカーはエンターテイメントで、得点が一番大事と言い続け、小林悠も、
オニさんがどのチーム相手でも3点以上取ろうと意識づけしてくれている。
1点や2点で守りに入る選手はいない。
と話しているチームへの浸透力もすごいです。
「全試合3得点以上」をチーム目標に掲げ、18試合中12試合でクリア。
18試合55ゴールとリーグ屈指の得点力。
驚異の年間100得点超えが現実味を帯びてきましたよね…。
年間104点ペースで、1998年の107点も見えてきました。
さらに失点も16失点とJ1最少失点になっているので…攻撃は最強の防御というのを表しているチームだよなーと。
攻撃し続けたら相手の攻撃の時間は減りますしね…。
1試合平均得点は3・06点なので平均3得点を取り続けていってもらいたいですよね。
2位のセレッソ大阪が負けた後に、おつきあいで負けることが多かった以前までの川崎フロンターレはいませんね…。
これはちょっと…強いですね…。