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3位決定戦は”いらない”のか?不要論も根強い試合の開催意義は?ベルギー史上最高3位!2度めのイングランド撃破。

さぁ、長かった睡眠不足の日々も今日で最後ですね。いよいよ、クロアチアvsフランスの決勝戦を残すのみ。この試合が終われば、夜遅くまでテレビをみることはすくなくなりますし、3時に起きる…みたいなことをしなくてすみますね。s

いよいよ普通の人間の生活に戻る!!w

その前に3位決定戦が行われました。3位決定戦について、いらない、不要だ、必要のない試合、って言われることが多いですが…なぜ開催し続けるのか、その意義を考えてみます。

3位決定戦はいらない?不要論がなぜ起こる?

3位決定戦がいらない、これは今回のワールドカップで始まった議論ではありません。その証拠に、ブラジルワールドカップでも同じ様に3位決定戦はいらない、必要がない試合だ、っていう監督も結構多かったんですよね。

 

サッカーだけで言われる議論ではないですし、その証拠にテニスのジョコビッチも昔、オリンピックにおける3位決定戦の開催を「不当なもの」と主張していました。

「開催されるべきではない試合だ。私は10年にわたって同じことを言ってきた。不当な試合だ」 
「世界王者のタイトルだけが重要なものだ。なかでも最悪なのは、2連敗で大会を終える可能性があるということだ。 
ここまで素晴らしいプレーを見せてきた選手が、最後の2試合に負けたというだけで、敗者として国に帰ることになるかもしれない。 
だから、3位決定戦は競技の上で何の意味もない」

サッカーでもイングランド代表のOBが「3位決定戦なんてやる意味がない」って言っていましたし、疲労感を考えるとやるべきではないとうのはわかります。

そして2連敗で終わって帰る可能性があるのは悲しいというジョコビッチの意見もわからないクはないんですが…俺個人としてはあったほうがいい試合だと思っています。

他にもブラジルワールドカップのときには、

名将ファンハール監督も以前、

「3位決定戦はやるべきではない。10年以上前から私の持論だ。ここには優勝という一つの賞しか存在しない」

って言っていたし、

3位決定戦があったほうがいい理由

何をおいても、世界トップクラスの試合がもう1試合観られるというのは大きいです。世界3位と、4位の試合が観られるわけで…これはワールドカップという大会を最後の最後まで楽しむためには必要なゲームだと思います。

FIFAからしても興行的に、この試合があるとないとでは客の入りも、視聴率も違うでしょうしね…。疲労感というのはありつつも、最後の試合、というのは変わらないわけで…そう考えればこの試合があることでテンションを切らずに望める選手も多いと思います。

そして、最後2連敗して帰る可能性がある、というジョコビッチの意見もわかるんですが、ワールドカップを最後勝って終える可能性が半分あるんですよね。

準決勝で負けて失意のどん底で帰るよりは、3位決定戦で勝って帰る可能性があるというのを大事にしてもいいんじゃないかなーと思います。

また、賞金もかなり変わります。分配を考えるとここで3位がはっきりと決まるのはありがたいんだろうなー。

2002年の韓国の勝ち上がり方は文句言われていますが(疑惑の判定がたくさんあったからね)、それでも3位決定戦を対戦して、4位で終わったことは国としての経験値アップは間違いなくあるから、羨ましいですしねー。

単純に観ている側からしたら、3位決定戦でもう1位試合世界レベルの試合が見れるっていうのは嬉しいんですけどね。

ベルギーの3位決定は本当に喜ばしい!

3位決定戦不要論は根強く残るものの、ベルギーがイングランドにしっかりと勝って3位になったことに喜びしかないんですよね。

前半開始早々にトマ・ムニエのゴールで先制、その後もペースを握り続け、何度もイングランドゴールへ迫り…82分、エデン・アザールの追加点で2-0と差を広げ、試合は終了。

ベルギーは史上最高の3位を確定させました。

ベルギー代表のロベルト・マルティネス監督も

「今日は勝ちたかったんだ。ブラジルを破って準決勝に進出した時には、ワールドカップ優勝を強く願っていたけどね。今トーナメントを終えて振り返ってみると、ベルギーは歴史をつくった。選手たちは本当に栄誉を称えられる仕事をしたよ」

「1986年のメキシコW杯世代は、ベルギーのすべてのサッカー選手にインスピレーションと真のビジョンをもたらした。今回の選手はそれを上回った。これは歴史的だよ。この順位(3位)に入るために32年がかっている。だから、今回のW杯は成功だと思うし、本当に満足している」

「私たちのサッカーはベルギー・サッカーであり、それは私たちのブランドだ。そして、我々が見せてきた一体感と柔軟性は、将来の我々がサッカー国家としてなりたい理想像を示している」

「本当に素晴らしい旅で、本当に成功した旅だった。一方で、これからは次のために改善する必要があるね」

と語っていて、3位という順位を誇りに思っているのが伝わりますよね。

ベルギーサッカーが見せつけたカウンターアタックは本当に素晴らしかったし、今大会の特徴とも言える攻撃のスピードの早いサッカーを見せつけたチームでした。

日本との試合のラストでも見せつけられたベルギーのスピードと技術のあるカウンターアタックの戦術が世界に通用したっていうことは、今後ベルギーサッカーの歴史を作っていく上で、大きな転換期になりそうな出来事ですよね。

そう考えるとやっぱりここで3位を確定させることは、大きな意味があるんじゃないかと思います。

ロシアワールドカップで3位を確定させて「世界に見せつけることが出来た」って思って母国に凱旋するのと、「最後負けた」って思って帰ってくるのでは大きな違いだろうしね。

イングランドにとっては悲しいことでしょうが…その敗戦の悔しさをもって4年間また戦えるっていうのも、ベスト4に進んだチームの特権です。

なので、今後どうなるかわかりませんが、俺は3位決定戦に賛成です。