南野の2ゴール、中村敬斗のビューティフルゴール、久保の落としで上田のゴールと4得点したものの一時逆転されたり、DOGSO未遂があったりとやっぱり怖いアジアカップでしたね…。
フィリップ・トルシエらしい素晴らしいチームを作り上げていましたが、2002年のころの若い野心家の戦術重視の監督…というイメージから老獪なサッカーをする素晴らしい監督になっていたなぁ…。
日本サッカーA代表を初めてのワールドカップで勝利させた監督と、22年の歳月を経て対戦したのは…長年サッカーを見てきてよかったなぁと思える素晴らしい光景でした。
しかし、中村敬斗シュートうますぎるだろ。日本代表での出場6試合出場、枠内シュート6本で6ゴール。枠内に打てば全部ゴールに入ってる…。
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普段カタールでプレーしているからか、本当に落ち着き払っていた印象。
1-2にされてからも焦ってなかったし、地に足のついたプレーを繰り返していましたね。
当たり前のように谷口彰悟と板倉滉がA代表の最終ラインを統率しているのに感動しちゃうよね。
谷口彰悟がドリブルで上がっていくビルドアップの姿勢が素晴らしすぎて、今の川崎フロンターレのCB陣も好きだけど、やっぱりショウゴ大好きだなぁ…と感じてしまいました…。板倉滉とのラインの作り方や、守田英正や遠藤航とのコンビネーションもさすがでした。
さらに言えば菅原が一番危険なシーンを作ってしまったイエローのシーン(まぁその後FKから逆転弾を許すんですが…)、あそこのシーン谷口彰悟が菅原との距離をしっかりと絞らずにゴールに近づいていたらDOGSOの可能性ありましたね。谷口彰悟はDOGSOの経験値が違い過ぎる。
DOGSO(ドグソ)とは?SPA(スパ)との違い。なぜイエロー?レッド?サッカールールおさらいしときましょう。1点目のディン・バックは凄すぎたけど…
ファム・トゥアン・ハイに詰められた2失点目はいただけないですね…。
ただ、ザイオンはこのミスを乗り越えて代表としてのキャリアを積んでいってほしいなー。叩かれるのもサッカー日本代表のGKの宿命だよな…。
1点目を決めたディン・バックは、まだ19歳。半年前までベトナムの2部リーグでプレーしていた新星は、フィリップ・トルシエが2023年10月にA代表デビューさせて、今日の試合で一気にアジアでの知名度を上げましたね。
ベトナムはフィリップ・トルシエらしいサッカーでしたね。相手の得意なところを綺麗につぶして、相手の弱点をしっかりと攻め続ける…老獪になったフィリップ・トルシエだなぁ…。
しっかりどドリブルでサイドの選手が持ち上がれるのが強い。長いボールで攻めることができるのもつよい。
日本先制、ベトナム同点、ベトナム逆転、日本同点、日本逆転と感情のジェットコースターを味わった試合でしたが、ベトナム代表のGKは本当にレベルが高かった…。
と思って調べたらめちゃくちゃ凄い経歴の持ち主だった…。
元チェコ代表でずっとチェコ国内リーグでサッカーしていた選手だった…フィリップ・グエン。そりゃうまい…。
最初はアジアカップとかアジアとの対戦でよくある…言い方悪いけどマグレあたりが続いてるGKかと思いましたが、「あれ?なんか、キック精度もハイボール処理もシュートストップも足元もなんかレベル高くない?っていうか高すぎない?」と思って調べたら案の定凄い経歴。
フィリップ・グエンのお父さんとお母さんが若い頃に離婚していて、ベトナム人のお父さんとチェコで暮らしていたそうな。
チェコのリーグでプレーして活躍していたものの、ベトナムへの憧れも強く長い年月かけてベトナムへの帰化が認められてベトナムのハノイ公安(いわゆる警察チームですね)移籍、A代表入り。
チェコ代表の壁は高かったみたいなことを語ってる記事も見つけましたね。 まぁ、あのチェフの国ですもんね…。
なんにせよ、しっかりと4-2で勝ち点とれたのは良かったですし、準備不足だった部分もわかったのはプラスでしょうね。
1発勝負になっている決勝トーナメントじゃなくてよかったし、初戦でマイナス面が見えたのは良かったんじゃないかなー。
これからの森保一監督をはじめとしたコーチ陣の修正に期待しています。