いやしかし、グループI1位通過は川崎か、蔚山現代か、なんて思ってて申し訳ない。
ジョホール・ダルル・タクジム(JDT)1位通過おめでとうございます!
川崎フロンターレvs広州は19歳のGKに止められまくって、1-0だし、ジョホール・ダルル・タクジムvs蔚山現代はこのグループIベストバウトだし…本当に感動しました…。
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川崎フロンターレは勝ったものの1位通過まであと10秒でした…
知念慶のゴールは素晴らしかったし、チャナティップがいきなり違和感で交代してどうなるか?というところも橘田が本当に素晴らしかったし、小林悠が何度打っても点が入らない中で、カウンター一閃のミドルシュートが変なバウンドしたのをチョン・ソンリョンが抑えたところも、「サッカーの神様が川崎フロンターレを勝たせようとしている」とすら思えたんですが…サッカーの神様が本当に勝たせたのはJDTでしたね。
ジョホールに1勝1分で勝ち越してるのに!みたいなことをフォローしていない人がつぶやいてましたが、川崎フロンターレが全然勝てなかった蔚山現代に2勝しているんだから文句言えないよ…。川崎フロンターレはちょっとだけJDTよりサッカーはうまかったけど、トータルではJDTがこのグループで一番勝ち点を取ったチームでした。
上手いチームや、戦力的に強いチームが勝ち残るわけではなくて、勝ち点を一番とったチームが勝ち残るのがサッカーですからね。そういうところも含めて、サッカーって本当に面白いよね。
ACLを取るぞ!っていうところでこの感じになって、他チームのサポーターからも、自チームのサポーターからも、文句が出るとは思いますが…それでも川崎フロンターレのメンバーがサッカーをまじめにやってないなら怒っていいとは思うけど、この6試合で一度たりともまじめにやってない試合はありましたか?
俺はそうは思えなかったので…人事は尽くしたかなと。人事を尽くして天命を待つ、じゃないけど、2位通過の奇跡を信じつつ、まずは6試合お疲れ様でした。
あの日の日立台みたいでしたね。雰囲気が。
雨の日に、優勝(今回はグループステージ突破だけど)が零れ落ちたのを見てると日立台(こういうとき当時の名前で書いちゃうよね)を思い出します。
あの日、まだまだ優勝できないのか…と思ったのが2009年12月5日の豪雨の日立台。そこから8年かけて優勝したわけで…川崎フロンターレのサッカーをしっかりやって、諦めなければいつかタイトルを取れると信じてる。
だって、いくら笑われようと、いくらさげすまれようと、いくらシルバーコレクターといわれようと、諦めなかったから、川崎フロンターレは5年で4回の日本一になれたわけで。
ACLだってそうだよ。悔しい思いを積み重ねて、積み重ねて、いつかとるものだと思います。
1発勝負に弱い、アジアの芝に弱い、アジアのフィジカルに弱い、きれいなサッカーにこだわる、いろいろなことを言われますが、それだって国内で川崎フロンターレが強いから、いわれるわけで…弱いチームだったら「国内では強いのに」のまくら言葉はつかないわけです。
ACLをなめている、といわれようが、川崎フロンターレを応援してるサポーターはなめていないのを知っているし、外野から何を言われようとイベントを続けてきたように外野の声が成績を左右することがないのをもうフロサポ含めて知っているんですよ。
川崎フロンターレの選手、スタッフは本当に疲れたと思いますが…この短いスパンで6試合川崎フロンターレのサッカーが見れたのは嬉しかったな。3勝2分1敗。17ゴール4失点。何を恥じることがあるんだろう、という成績。
甘いといわれようと、若い選手の躍動も見れたし、本当に楽しいぞ、ACL。願わくば、奇跡が起きて、まだ続いてくれることを願っています。
ジョホール・ダルル・タクジム1位通過おめでとうございます!
さらに甘いといわれますが…ジョホール・ダルル・タクジムと蔚山現代の試合を見ていて最後のオウンゴールが決まって、1位通過でスタジアムが爆発的な歓喜に包まれるのを見て、ちょっと泣いてしまったよ。
JDTのオーナーのジョホール州皇太子のトゥンク・イスマイル殿下が、VIP席で号泣しながら喜んでいる姿や、スタッフが涙をぬぐいながら選手たちを迎え入れているのを見て…もらい泣き。
川崎フロンターレの2017年12月2日の等々力陸上競技場じゃん、あれ。冗談ではなく、今回のジョホール・ダルル・タクジムのホームでの蔚山現代との試合での勝利で、川崎フロンターレや、蔚山現代、広州を押さえて1位で突破したのは、マレーシアのサッカーファンにとって世界が変わった瞬間だったと思うんですよね。
アジアで自分たちも戦えるんだ、だった去年までのACLから、アジアで自分たちは勝てるんだ、強いんだに変わった瞬間でした。眠れる虎を起こしてしまった感じですね。ジョホールという場所も相まって、日本代表の岡野のゴールみたいな雰囲気すらあった。あの日から、日本サッカーは間違いなく変わったし、その結果今があるわけで…マレーシアのサッカーが変わる瞬間を見てしまいましたね。
そういうところも含めて、本当にベストバウトでした。もちろんホームの熱狂的なサポーターの前でサッカーできていることが、勝利の大きな要因だと思うけど…それでも本当に素晴らしいチームだったな、ジョホール・ダルル・タクジム。
最後のボールが、蔚山現代のDFの足に当たり、ゴールに入った瞬間、サッカーの神様の笑顔が見えたわ…。93分走ってきて、あそこでオウンゴールは本当に厳しいよ、神様…。
川崎フロンターレが敗戦して本当に悔しくてたまらなかった蔚山現代との試合と比較すると、川崎フロンターレが広州に1-0で勝っていることもあるし、JDTのサッカーが本当に素晴らしかったのもあって、気持ちが少しだけすっきりしています。
今年のグループIを通じてJDTのサッカーのファンになっていたこともこの気持ちの大きな要因かもな…。
まだまだ川崎フロンターレというクラブの挑戦は続きます。リーグも、ルヴァンも、天皇杯も、奇跡が起きて抜けれたらACLも、しっかりと応援を続けましょう!