三笘薫の活躍によって、横浜FCに大勝したことで「三苫薫のドリブルから…」という記事がたくさん出ています。
ですが、Twitterには、
「三笘薫は、三苫じゃない!三笘だ!」
っていうツッコミがたくさん出ています。
一応新聞社さんたちなので単純に間違えている…ということはあんまり考えられないんじゃないかなーと。
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三笘薫は笘なのに…新聞では苫?
大活躍だった三笘薫。
三笘薫のドリブルからPKを奪取しましたし、横浜FCも、長谷川竜也や山根視来、登里享平のドリブルや、オーバーラップは対策できていましたが…三笘薫のドリブルは研究できていなかったらしく…止めるのは難しかったみたいですね…。
https://www.youtube.com/watch?v=w-UclSC7Ims
さてその活躍を伝える読売新聞では…三苫という表記になっていて、三笘警察がたくさん出ていますねー。
日本国内にいる(みとま)ですが、
「三苫(みとま)」が3,000人超
「三笘(みとま)」が1,000人未満
いるといわれています。
「くさかんむり」と「たけかんむり」の違いだけで、読み方も全く同じ。
異体字であるのかどうかははっきりとせず…戸籍として登録されている漢字を使わないのは何とも言えない気持ちになりますが…これってもしかしたら仕方ないのかもしれませんね…。
澤穂希が沢穂希になるのと一緒?
以前、スポーツ報知の岡島記者が言っていたんですが…
表記についてもう1つ。
国が「新聞、雑誌、放送の分野では常用漢字を」と定めています。
齋髙澤などは原則使用不可(人名で本人側から要望があった場合除く)
中沢佑二氏の記事には「中澤だろ仕事しろ」と必ず反論を頂きます。
クレーム先が違います。
文部科学省または文化庁へお問い合わせ下さい。— 岡島智哉(スポーツ報知) (@OJ_Hochi) January 8, 2020
このツイートのように、常用漢字の問題っていうのが影響しているんじゃないかなーと思います。
もちろん、「沢」と「澤」のように別の漢字ではなく、字体の新旧の違いで、新聞としては「沢」で統一されている漢字とは違い、「苫」と「笘」は新旧の違いというわけではありません。
「苫」も「笘」も、常用漢字ではありません、新旧でもありませんので、どちらを使うかは新聞各社での「用字の統一」によるものが大きいみたいです。
苫とは…
菅(すげ)・茅(かや)などで編んで作ったもの。船などを覆い、雨露をしのぐのに用いる。 「 -葺(ぶ)き」
ちなみに「笘」も同様の意味みたいです…。
くさかんむりか、たけかんむりかの違いで、意味の差はなさそうです。
そこで、新聞でどっちを使うか…という問題ですが…これは、苗字として登録が多いほうを使うというような、新聞各社での「用字の統一」のルールが適用されて、「苫」が使われているのではないでしょうか?
以前新聞で高閲をやっている人と話したことがあるのですが、
新聞で使う漢字は原則として内閣が示した常用漢字表の1945字とする取り決めがあり、これに従わなければならないし、使えない字でよくあるのは、澤や、廣、壽、眞とかいろいろある、という話を聞いたことがあります。
それぞれ沢、広、寿、真という漢字を使わないといけないということでした。
女子ワールドカップを制したときに、MVPを取った澤穂希の表記ですら、沢穂希でしたからね…。
これ以外にも大量の【使えない漢字】があるとのことで…そう考えると「三笘薫」が「三苫薫」になるのは仕方ないのかもしれないのかもしれませんね…。
と、確かなことはわからないけど、そんなに数多くの新聞が漢字を間違えるってないよなぁというところから、三笘薫について書いてみました。
…こんなこと書いてて、単純にうっかりミスだったらごめんなさいw