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なぜか、ゴールが減ったJ1リーグ。2021年は史上最少の平均2.42得点でしたが、今年はもっと少ない。

去年のJ1リーグが最も1試合平均得点少なかったって知ってました?去年得点数少ないなぁ…って気づいていた皆さん、今年はなんともっと少ないんですよ…。

まぁ、応援しているチームが川崎フロンターレや、横浜Fマリノスあたりだと気づいていない人多いかもしれないですが…去年って実は1試合平均得点史上最少(920得点/380試合、1位試合平均2.42得点)でした。

J1リーグ過去の1試合平均得点推移まとめ

Jリーグ開幕から、今現在までの過去の平均得点率を並べると…

年度別平均得点(得点数/試合数)※1998年まではJリーグ。1999年からJ1リーグのみ。

1993…2.96得点(532得点/180試合)

1994…3.19得点(841得点/264試合)

1995…3.34得点(1214得点/364試合)

1996…3.24得点(778得点/240試合)

1997…3.30得点(898得点/272試合)

1998…3.51得点(1074得点/306試合)

1999…3.15得点(757得点/240試合)

2000…2.97得点(712得点/240試合)

2001…3.28得点(788得点/240試合)

2002…2.85得点(683得点/240試合)

2003…2.99得点(718得点/240試合)

2004…3.10得点(744得点/240試合)

2005…2.85得点(873得点/306試合)

2006…3.19得点(976得点/306試合)

2007…2.83得点(867得点/306試合)

2008…2.56得点(783得点/306試合)

2009…2.58得点(791得点/306試合)

2010…2.66得点(813得点/306試合)

2011…2.84得点(869得点/306試合)

2012…2.79得点(855得点/306試合)

2013…2.87得点(879得点/306試合)

2014…2.53得点(774得点/306試合)

2015…2.68得点(820得点/306試合)

2016…2.63得点(805得点/306試合)

2017…2.59得点(793得点/306試合)

2018…2.66得点(813得点/306試合)

2019…2.60得点(797得点/306試合)

2020…2.83得点(866得点/306試合)

2021…2.42得点(920得点/380試合)

2022…2.15得点(194得点/90試合) ※2022/5/2現在

過去最高得点は1998年の1試合平均3.51得点ですが、今年はそのときより1.36得点少ないんですよね。

1シーズン終わっての過去最低は2021年の1試合平均2.42得点。今年はなんと2.15得点。

どんどん点数が少なくなっていっています。

年代別で見ると明らかに得点数が減っています。

年代別で見るともっと顕著で…1990年代は3.27得点だったものが、2000年代は2.91得点、2010年代は2.69得点、2020年代は現在2.55得点となっています。

1990年代と2020年代を比較すると1試合平均0.72得点も少なくなっているんですよね。

1990年代…3.27得点(6094得点/1866試合)

2000年代…2.91得点(7935得点/2730試合)

2010年代…2.69得点(8218得点/3060試合)

2020年代…2.55得点(1980得点/776試合)

プロ野球でいう打高投低時代から、投高打低時代へと変化したように、サッカーも1試合平均2得点(もちろん両チームで)を切る時代が来てしまうかもしれません。

平均2得点を切るということは、0-0、1-0、2-0、1-1とかのロースコアゲームがどんどん当たり前になっていくということです。

サッカーというスポーツの特性を考えていけば当たり前ではあるんですけどね…。

サッカーは点を取られなければ負けないスポーツ

サッカーはコントロールしにくい足で、サッカーボールを扱うスポーツ。

そのためミスは必ず起こるんですが、ミスが失点に直結することが多いといわれています。

だからこそミスを減らすことが求められるんですが…日本という国はサッカーが盛んなほかの欧州の国と比べてフィジカルが劣るものの、その性格・体格などから技術力は高いといわれているんですよねー。

だから技術力の高さから、実はミスが少ないリーグではあるんですよね。海外のサッカーとか見ると大雑把というか豪快というか、そういうのでも点を取ってしまう…みたいなストライカーがいたり、守備の約束事が結構雑なチームとかありますもんね…。だけど、なぜか強い、みたいなチームもありますが、日本って強いチームって基本的に守備がいいですもんね…。その差はある気がします。

当たり前の話ではあるんですが、得点を許さなければサッカーは負けないので、守備力が高いチームは降格することがほとんどないですし、優勝争いをすることが多いんですよね。だからこそ、攻撃は少ない得点でいいから、まずは守備を整えるチームがJ1には多いというのはあるんでしょうね。

まぁ、これがJリーグの人気、観客動員というところにとってプラスなのかどうかは考えどころではありますが…。

サッカーはなかなか点が入らないスポーツというのを念頭に置いて話をしていくと…ほかのスポーツと違って、1ゴールで1点しか入らないですからね。野球では最大1回の打撃で4点入るし、バスケは3点入る。そう考えると1点しか入らないスポーツで、一発逆転があり得ないから、失点を防ぐ意識が高まるのは当然。

そこを当たり前と考えても、俺みたいにサッカー大好きな人間はスコアレスドローでも楽しいと思えるけど、サッカーの人気を広めるというところ考えるともどかしいところはありますよね…。

サッカー人気はどうやったら向上するのか?は試合内容より付加価値の時代なんだろうな…

川崎フロンターレがこれまでやってきたイベント性の向上はサッカー観戦に付加価値を付けるやり方として正しいと思っていて…得点が入らないスポーツになってきた今のJ1リーグだと「0-0の試合見て何が楽しいの?」っていうサッカー観戦初心者から言われることに対して、なんか面白そうなことやってるが入口になってもいいと思います。

スコアレスドローの試合はどうしても玄人好みになるけど、こないだのFC東京が仕掛けた新国立競技場でのJリーグのように、派手な演出でエンターテインメントとしてのサッカー観戦ができれば、試合を見に行くこと=エンタメを見に行く、になる可能性があります。あの試合が0-0だったとしても見に行った人はそんなに損したと思わなかったはずなんだよな。

ピッチで行われている試合内容が誰が見ても面白い、という状況まで行ければ一番なんだろうけど…突き詰めていけば、セリエAで昔から言われていたように1-0(ウノゼロ)が一番面白い、みたいな状況になりそうな今のJ1リーグ。

そう考えると、サッカー大国ではない日本がその位置までサポーターの目を持ってこれるかといえば、個人的には難しいんじゃないかと考えています。

1-0、0-0最高!ってなるように、サポーターの考えをそろえていくのは長い時間がかかるし、そもそも守備が花形になるのは結構な意識改革が必要な気がしてます。

1つのゴールで1点しか入らないというサッカーならではの特性だけで、エンタメ性を担保するには時間がかかるからこそ、エンタメ化(FC東京の取り組みや、川崎フロンターレのイベントだけではなく、Jリーグ×TikTok、にじさんじコラボとか、NFTとか、アパレルとコラボするとか全部そう)が大事。

まとめ

サッカーを見る環境を増やす、サッカーというものが日常にある時間を増やす、サッカーを当たり前にする、インフラ化する、みたいなことをどんどん考えていく必要があるんでしょうね…。

今は過渡期ですが、将来的に面白いものを提供するためにJリーグ各クラブが頑張っている今のJリーグが本当に好きです。めちゃくちゃいい時代を生きている気がする。

となぜか、得点数の話から、日本サッカーの未来について思うことをまとめる…みたいな流れになってしまいました。読んでいただきありがとうございます。一サッカーファンがこれからのJリーグに思うこと、でした。