横浜Fマリノスが最終節のチケットについて、高額転売をやめるよう公式HPに記事を出したり、今日浦和レッズがACLの高額転売について警察に相談しているという記事を出したりと…チケット高額転売についてしっかりと対応するようになってきました。
改めて、売るほうも悪いけど、買うほうも悪いっていうのは実感しないとね。
この記事の目次はこちら
高額転売対策に本気になり始めた
Jリーグも、高額転売対策に本気になり始めましたね。
川崎フロンターレも高額転売に対してNGを出しているし、公式リセールができるようになったり、今後も高額転売に対しては本当に毅然とした態度で臨んでいってもらいたいですよね。
最終節の現在1位のFC東京vs2位の横浜Fマリノスの日産スタジアムの試合で、横浜Fマリノスが異例の公式文を出しています。
⇒12/7FC東京戦の席割変更及び、追加チケットの販売について
転売チケットの入場について
チケット転売サイトなどの正規販売方法以外で購入された無効なチケットでのご入場をお断りすることが、ここ数試合多く発生しております。正規販売方法以外で購入したチケットでご入場ができない場合、クラブでは一切の責任を負いかねますので予めご了承ください。
※なお年間チケット会員の譲渡サービスは、無償で家族、知人に譲ることができるサービスです。譲渡サービスを利用した転売は入場時のトラブルの元となりますので絶対にお止めいただきますようお願いいたします。
って書いてあります。公式文章でチケット転売するなよー!って書いてあるわけです。これでもメルカリでいっぱい売ってるし、買っている人がいるんですよね…。
メルカリ転売。転売屋を儲けさせて、更に鹿島アントラーズのオーナーへの手数料と言う名のお布施までしちゃう横浜Fマリノス、FC東京サポーター…
— 💙💛フロサポデータベース⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ (@frontalesap) November 12, 2019
それで行っても入場拒否の可能性もあるんですから、笑えますよね。
バックSCは3800円→7999円
ビジター自由は3500円2枚→12000円
ウケる pic.twitter.com/l21UCBb4QX
こちらは浦和レッズのACL決勝についての文章。
浦和レッズはすでに警察にも相談、チケットフリマサイトの運営会社に連絡、取引の削除対応要請。
悪質と思われる転売行為について、その取引を特定するとともに、警察にご相談をしました。
また、取引が行われたチケットフリマサイトの運営会社に対しても、取引の削除などの対応を要請しました。
この結果、運営会社にも警察への捜査協力など、しかるべき対応を講じていただいております。
これでも買って応援しに行く人がいる事実は怖いですよね。サポートって何なんだろうなぁ。
チケットの転売および転売されたチケットを購入された場合、入場をお断りする場合がございます。
また入場をお断りした場合でも、返金などは一切行いませんので、ご了承ください。
って書いてあるから、高額転売で買った人が、入れなくて文句言って警備員さんとかと喧嘩するとか、地獄みたいなことが起きないといいなぁ。
高額転売は買うほうも悪いという認識を
ここ大事なんですが…転売=悪だとは俺は思っていないんですよね。
チケット買ったもののいけなくなった、だから、定価以下で販売しよう。
これは悪ではないと思う。
だからこそ、公式リセールというシステムが出来上がっているわけです。ほしい人がいて、無駄にしたらもったいないと思っている人がいる。
そこをつなぐシステムを公式が作ってくれてる。それに対しては感謝しかありません。
だから、転売=悪ではありません。
だけど、高額転売は悪です。
高額転売は、転売屋が『このチケットは高い値段でも買うカモがいる(儲けられる)』って思っていて、その通りに買うひとがいるということです。
御金に糸目をつけない人が試合を見れる(試合を見に行ったものの入れない状況というのもあり得ますが)というだけではなく、通常の値段で買えるはずだった人が普通の状況では買えなくなるわけです。
需要があるから、供給が存在するわけで、高額チケット転売を買う人がいるから転売屋が生まれます。
高額チケットを買う人がいるから、通常のチケット購入のタイミングで転売屋がはいり、チケットがプレミアチケット化するんですよね。
そして、今年の6/14からチケット不正転売防止法ができています。
チケット不正転売禁止法は、国内で行われる映画、音楽、舞踊などの芸術・芸能やスポーツイベントなどのチケットのうち、興行主の同意のない有償譲渡を禁止する旨が明示された座席指定等がされたチケット(同法律では「特定興行入場券」と言います)の不正転売等を禁止する法律です。
不正転売とは、興行主に事前の同意を得ずに反復継続の意思をもって行う有償譲渡であって、興行主等の販売価格を超える価格で特定興行入場券を転売することを意味します。
ちなみに、禁止される行為は
・特定興行入場券(チケット)を不正転売すること
・特定興行入場券(チケット)の不正転売を目的として、特定興行入場券を譲り受けること
こうやって法律で禁止されている行為を、いけないことだとわかっていて買う人もアウトですからね…。
チケットを高額転売していることで通常の価格で買えるはずだった人たちのチャンスを奪う行為。自分さえよければいい…そういう人がサポーターだっていうのは、何のサポートをしたいんだろう?って普通に思ってしまいますよね…。