J2の愛媛FCから、11月27日に新しいゼネラル・マネージャーが就任したというリリースがありました。
愛媛FCにはGMをやっている方は、5年間存在せず、その席は空白だったのですが…5年ぶりにGMをたてることになった理由と、GMに就任した青野大介氏についてブログ書いていきます。
(川崎フロンターレ、いわきFC、ジュビロ磐田、愛媛FCのファンクラブ入っているとブログを書くネタが毎日あるのよね…)
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愛媛FC、新GMに青野大介氏が就任。
愛媛FCのGMに、愛媛FCのユース出身、OBでもある青野大介(あおのだいすけ)氏が就任することが発表されました。
11月24日付で愛媛FCのゼネラルマネジャーに就任した青野大介氏(41)。
ビジョン、戦略を明確にし、それに合った組織づくりを第一にやっていきたい
と抱負を述べていました。
GMに起用された青野大介氏は、2009年の引退後、2010年から愛媛FCの普及育成部門のスタッフを務め、2015年に育成統括ダイレクターに就任。
2018年5月、愛媛FCのヘッドコーチに就任。ダイレクター業務も兼任すると、2019年はトップチームから離れ、愛媛FCのアカデミースタッフに就任。
そして、今回2020年11月24日、愛媛FCのゼネラルマネージャーに就任することになりました。
なぜ5年ぶりにGMをたてたのか?
ここで約5年間不在だったGM職を復活させた経緯について、愛媛FCの村上忠社長は
来年はJ3降格が4チームになり、より安定的な試合運びが必要。
経営とのバランスを含めた強化を考えないといけないタイミングだった。
とコロナ禍における2021年のレギュレーションが大きな理由だということを説明していましたね。
J3に降格したら、J2にもう一度昇格してくるのがどれだけ大変なことか…間違いなくあるのはスポンサーの撤退、そして、観客動員の減少、収入の減少、そして、補強のストップ、選手の流出…。
J3に落ちてしまった場合、主力選手を引き留めることができずに…という他チームの状況をいろいろ見てきているので、J2の下位であっても残留は必須だと思うんですよね。
来シーズンはまずは降格の可能性をいかに早い段階で消していけるか、というところを最低限の目標にして、できれば上位争い、再来シーズンに向けて、選手を成長させる、戦術を浸透させることが必要なのかなと思います。
そのための青野大介氏の就任ですよね。
青野大介新GMは
大きなものを背負う怖さはあるが、このクラブを前進させていくには引き受けるべきだと考え、チャレンジを決めた。
トップチームとアカデミー、レディースを含め一本筋の通った戦略を進めていくことが大事。
と語りました。
育成型クラブとしての愛媛FCを作れるか
今年一年愛媛FCのサッカー、クラブ事情等をファンクラブに入ってみはじめて…愛媛FCは外部からたくさんいい選手を集めてきて、J2を勝ち抜ける強いチームを作る…という方針のクラブではないんだなということはわかっているつもりです。
どちらかといえばユースをしっかりと強くして、選手を内部昇格させ、J1のクラブに選手を個人昇格させたりする育成型クラブでしょうね。
青野大介氏も
内側から人を育てて戦っていくというのが我々の色になってきます。
と語り、本人も愛媛FCユース出身(当時の愛媛FCユースは、トップチームより強かったんですよね)で、関西学院大学出身。
ガンバ大阪、ヴィッセル神戸ではJリーグの出場はなかったものの、アルビレックス新潟でJ1リーグ16試合出場、愛媛FCで通算70試合出場し引退。
選手として愛媛に帰ってきたときのインタビューで
『G大阪のようにいい選手もユース、ジュニアユースから出てきて欲しい』と下部組織のことも考えるようになった自分がいます。
と語っていましたから…育成型の愛媛FC、ユースから出てきた選手たちでチームを強くしていく…というのをかなえてほしい。
愛媛といえば、ユースからプロ入り、世界で活躍する選手を目指す、アオアシですしね!
アオアシのアシトのような素晴らしい選手が愛媛FCのユースで育ち、どんどんJリーグで活躍する未来を青野大介氏がGMとしてかなえていくのが楽しみです!