こればっかりは仕方ないことですが、柏レイソルの集団感染が思った以上の人数が出てしまい、試合を実行できずとなりましたね。
現在判明している柏レイソルの関係者13人がしっかりと新型コロナウイルス感染症から立ち直ってもらいたいですね。
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Jリーグルヴァンカップ決勝2020、11月7日は延期。
誰が悪いわけではないし、柏レイソルが一番感染症対策をしていたチームだと思うので悔しいなぁ。
Jリーグは7日に開催を予定していたルヴァンカップ決勝戦の柏レイソルvsFC東京(国立競技場)の延期を決定したと発表しました。
リーグでは14人以上の登録で試合開催は可能としているものの、柏レイソルンの濃厚接触者の隔離と負傷者を考慮すると、7日の決勝で規定の選手登録がギリギリであること、濃厚接触者の特定が5日で7日の決勝までの選手登録が安全な形できるかも含め、開催は難しいと判断しました。
村井満チェアマン
13人の感染経路が特定できていない。3日後に迫る決勝の開催はリスクが大きいと判断した。両クラブと協議し、万全の体制でできるよう再度日程調整を行っていく
と説明しつつ、そのうえで中止ではなく延期だと強調。
最終的なルヴァン杯の決勝の日程は両クラブの意向を踏まえたうえで決定する。
としています。
柏レイソル、FC東京の残りのリーグ戦はもちろん、FC東京にとってはACLとの兼ね合い、さらに言えば出場チームだけとはいえ、両チームが出るかどうかはさておき、すでに日程が決まっている天皇杯との兼ね合いもあって、年明け以降の開催も視野に入っていることを示唆していましたね。
そして、もしもルヴァンカップの決勝戦が年明け以降の開催になった場合、来季のJリーグ開幕戦を後ろ倒しにすることも検討する必要があるということで…この決断はJリーグの各チームに大きな影響がありそうですね。
柏レイソルのクラブ内感染者は13人に。要因は施設の狭さ?
高齢でかなり心配なネルシーニョ監督の観戦も発表されましたが…選手が3名、スタッフ10名が新型コロナウイルスのPCR検査での陽性が発表されました。
クラブでは感染者の発表に伴い、3日に選手38人、チームスタッフ17人、フロントスタッフ14人、関係者13人の計82人にPCR検査を実施しました。
その結果、計13人の集団感染(クラスター)と認定されることになったため、Jリーグ、両クラブで今後、代替日程の調整を進めます。
柏レイソルは瀧川龍一郎社長がオンラインで会見に応じ、保健所から、
13人になるので、クラスター認定されることになる。
と見解を受けたことを明かし
おそらく、明日に発表されるのでは。
と話しています。
現在は感染経路は不明。
いろんなヒアリングや調査をかけているが、現時点で特定できるものはないという状態。
と瀧川社長は語っています。
保健所とのやりとりでは、スタッフの部屋が狭いので、それが考えられる原因のひとつと伺っている。
考えられる原因のひとつと言われているが、断定はできないと窺っている。
換気ももちろんおこなっているが、それくらいが思い当たるというところ。
と語っているものの原因は確定しないでしょうね。
瀧川社長
問題はどこまで再発防止ができるか、妙案が浮かんで手が打てるかということ。
いろんな調査も含めてもう少し何か改善すべきところがあるか、ということを探っていく。
と語り、引き続き感染拡大の防止に全力を尽くす構えとなっています。
柏レイソルは独自で厳しい感染対策を講じてきたのにね…。
リーグ再開を前に対外試合を行うクラブが多い中、感染リスクを考慮してJ1では唯一、対外試合を組まなかったり、練習では一般はもちろん報道陣にも非公開にして、外部との接触を徹底的に絶ってきました。
これは本当に悔しいだろうなぁ…。
5日に濃厚接触者が特定されるとともに、陰性になった選手、スタッフは再度PCR検査を受ける予定となっています。
保健所から現在はまだ2週間の活動休止の要請は受けていないものの、今後のチーム活動について、瀧川社長は昨日、
明日はPCR検査だけで休みとしている。
一番は、明日の結果と保健所の濃厚接触を見てということになる。
感染経路が特定できていないので、今後増える可能性があると専門家からもご指導いただいている。
明日も明後日も活動は厳しいと覚悟している。
しばらくはそういう状態かなと思っている。
と話すなど、ルヴァンカップだけでなく、柏レイソルと戦う予定のJリーグの試合運営もかなり厳しいものになりそうです。
そう思うと、Jリーグが成立要件をすでに満たしていたことは不幸中の幸いだろうな…。
⇒2020年のJ1リーグ成立要件クリア。10月31日で全体の76.1%が終了。
ただ一つだけいいこととしては…2日に陽性が判明したネルシーニョ監督が落ち着いているらしいです。
ネルシーニョ監督は、3日の夕方に千葉県内の病院に入院中。
現時点で平熱、症状もなく落ち着いている。
とのことです。それだけは安心ですね。
東京五輪の前哨戦としてやりたかったルヴァンカップ決勝。
改めて誰が悪いわけではないというのは強調したいですが…FC東京も日程的にはかなり厳しいですよね。
11月下旬からカタールで行われるアジア・チャンピオンズリーグを控えているため、日程が取れない状況になっています。
村井チェアマンは、ACL期間中と帰国直後の待機期間の開催は困難との認識を示しており、年明けの可能性は高そうですよね。
さらに言えば、会場も国立競技場にこだわることなく、日程と会場の両面をにらみ代替日程を設定。第一候補は国立抗議状らしいですけどね。
新型コロナウイルスに翻弄された2020年のJリーグ。
東京五輪の前哨戦としてチケット完売のルヴァンカップを行いたかったでしょうねー。
Jリーグ公式戦では今季最多となる2万4000枚の入場券は即日完売。
コロナ禍で新たな可能性を示す舞台として期待は高まっていました。
決戦当日は入退場ゲートに5台の定点カメラが設置され、感染対策として会場周辺の人の流れや二酸化炭素濃度などが調査される予定でした。
来年の東京五輪に向けた実証実験で東京五輪・パラリンピック組織委員会の関係者も来場予定とのことでしたが…厳しい展開になりましたね。
最新技術を用いて、会場周辺の人の流れや場内の混雑状況などを測定し、ゲートの映像を大型ビジョンに映し出すなどし、スムーズな入退場につなげる考えだったそうなので、その意味でも楽しみにしていたのにな…。