ACL2021のグループステージですが、突破条件をおさらいしておきましょう。
西地区のグループステージはすでに終了しており、ラウンド16に進出する8チームが決定済み。
東地区の各クラブの中で、すでに突破を決めたのはグループGの名古屋グランパスのみ(2021/7/6現在)。
残り1~2試合のグループステージの結果次第で突破チームが変わります。
とりあえずおさらいしましょう!
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ACL2021グループステージ突破条件おさらい!
ACL2021のグループステージは各グループ4チーム、計10のグループ(西アジア地区:グループA-グループE、東アジア地区:グループF-グループJ)に振り分けられており、各地区20チーム(プレーオフからの出場組を含む)がAFCクラブコンペティションランキングと出場協会内でのシード順に基づいて4つのポットに振り分けられました。
同じ協会から進出するチームが同じグループにならないように抽選された結果、各グループに分けられています。
各グループ内で2回戦総当たり(各チーム6試合)のリーグ戦を戦って、グループ内の最上位チーム(10チーム)と、各地区グループ2位のうち上位3チームずつ(6チーム)の合計16チームがラウンド16に進出することになります。
勝ち点は勝利3、引き分け1、敗退0として計算を行います。
また、各グループで勝ち点が同点のチームが2つ以上ある場合は、以下の順に比較して順位を決定します(規則第8.3項)。
- 当該チーム同士の対戦における、勝ち点の多少
- 当該チーム同士の対戦における、得失点差
- 当該チーム同士の対戦における、ゴール数の多少
当該チーム同士の対戦における、アウェーゴール数の多少(本大会のグループステージは集中開催につきアウェーゴールルールを適用しない)- 3チーム以上が該当し、1から4を適用しても特定のチーム間で差が生じない場合は、そのチーム間に (全ての順位が決まるまで)再度繰り返し適用する。それでも決められない場合は、下記6以降を適用
- 当該チームのグループ全試合における、得失点差
- 当該チームのグループ全試合における、ゴール数の多少
- ここまで参照し、それでも2クラブが差がつかず、さらにその両方が同じ試合会場にいる場合は、PK戦を行う
- 警告および退場処分になった回数をポイント化 (警告=1ポイント、2回目の警告による退場=3ポイント、いわゆる一発退場=3ポイント、警告に続いて退場=4ポイント)し、ポイントの少ない方を上位とする
- AFCクラブコンペティションランキングの順位の高い方の所属チームを上位とする
の順番で適用されます。
ですので、勝ち点で並んだ場合、まずは当該チーム同士の対戦の勝ち点の多少が優先されることになります。
東地区の各グループステージ順位はこちら
1位は蔚山現代、2位はBGパトゥム(勝ち点9)。残り2試合で逆転は可能という状況ですね。
1位名古屋グランパスが突破確定。2位は浦項スティーラース(勝ち点10)
1位 全北現代モータース、2位ガンバ大阪(勝ち点6)。
ガンバ大阪の突破はかなり厳しい状況かな。2位の3位までに入るのも結構大変そう…。
1位は川崎フロンターレ、2位は大邱FC(勝ち点9)。
当該チーム同士の対戦結果の勝敗が優先されるので、次節川崎フロンターレは大邱FCに引き分け以上で1位通過確定となります。
ちなみに0-2での敗戦の場合は、グループリーグ合計の得失点差より、当該チーム同士の得失点差の方が優先されるので、川崎フロンターレの方が2位以下になる可能性ありますよ。
まぁ勝ち点1以上取ればいいだけなんですけどね。
1位セレッソ大阪、2位傑志(勝ち点10)。
さて2位チームのうち、3チームが突破。
順位の決定基準: 1) 勝ち点、 2) 得失点差、 3) 総得点、 4) 反則ポイント、 5) 抽選
となります。
ここは勝ち点、得失点差、総得点で並ぶので、大量に点を取っているグループIは有利かな。
川崎フロンターレがもしも2位になったとしても3位以上で突破はできそうですね。
ちなみにガンバは厳しい。
まとめ
ACLのグループステージは、なかなか順位決定方法が難しいので、間違って考えている人が多そうだったので…一度まとめてみました。
特に川崎フロンターレが得失点差を稼げばOKという状況ではない、というのがわかってもらえたかなと。
大邱FCには引き分け以上なら突破で、0-1敗戦以下だと2位になってしまう可能性がある…という大きな試合だということが、わかりますね!
まぁ、ここまで書いといてなんですが…細かい条件はさておき、川崎フロンターレが大邱FCに勝てばOK!1位通過!
名古屋グランパスの5連勝突破に続きましょう!