4月以来、久しぶりに等々力陸上競技場に行きましたが…危ない試合でした…。
というかほとんど負けていましたよね。
今シーズン最も遅い時間でのゴール。
91分でのゴール…。長かった…。
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川崎フロンターレは天皇杯と相変わらず相性が悪い…
川崎フロンターレと天皇杯はとてつもなく相性が悪いです。
去年優勝しているじゃん、と思うかもしれませんが、去年優勝したとはいえレギュレーションがかなり異例で、優勝した川崎フロンターレは準決勝、決勝と2勝したのみでした。
なのでこれまでの天皇杯の順位を振り返ると…
- 3回戦敗退(4回)…1997、1998、2000、2014
- 4回戦敗退(7回)…1999,2003、2010、2011、2012、2015、2019
- 5回戦敗退(3回)…2004、2006、2008
- ベスト8(6回)…2002、2005、2009、2013、2017、2018
- ベスト4(2回)…2001、2007
- 準優勝(1回)…2016年
- 優勝(1回)…2020年
24回中ベスト4以上は16.7%、3~4回戦敗退は45.8%
ちなみに同じカップ戦のルヴァン・ナビスコは…
- 1回戦敗退(1回)…1999
- 2回戦敗退(1回)…2011
- 予選リーグ敗退(6回)…1998、2005、2008、2012、2015、2016
- ベスト8(2回)…2001、2018
- ベスト4(5回)…2006、2010、2013、2014、2020
- 準優勝(4回)…2000、2007、2009、2017
- 優勝(1回)…2019
20回中ベスト4以上は50%、予選リーグ敗退以下は40%
となっています。
まぁ、ルヴァンカップ、ACL出るとベスト8から出ることになるので単純に比較はできないんですけどね…。
というか、そもそも1発勝負にこれまで弱かったから2017年までタイトルを取れなかったんですけどねー。
やっぱり天皇杯はきついっすね…。
天皇杯2回戦、AC長野パルセイロ戦大苦戦の前回王者。
第101回天皇杯・2回戦の32試合のうち、26試合が6月9日に行なわれました。
来週に残りの6試合が行われますが、J1勢大苦戦になりましたね。
川崎フロンターレはJ3のAC長野パルセイロに1-1(PK4-3)で辛くも勝利できたものの…横浜FマリノスはHonda FCに2-2(PK3-5)で敗戦、FC東京は順天堂大学に延長戦の末に1-2で敗戦、ベガルタ仙台はいわてグルージャ盛岡に0-1敗戦とJ1リーグ3チームが敗退するという恐ろしい結果になりました。
天皇杯はやっぱり怖い…。
前回大会の初優勝に続く連覇を狙う川崎フロンターレでしたが、長野県代表のAC長野パルセイロに91分間無得点で抑えられるという…AT4分だったのであと3分点とれなかったら敗戦という瀬戸際まで追い込まれました。
AC長野パルセイロは粘り強い守備で川崎フロンターレの攻撃を完全に抑え込み、シュートはGK田中謙吾(実は神奈川県川崎の出身ってつぶやいている人いたけどホント?だとしたら等々力でプレーできたのはテンション上がっただろな…)と4バックのDF陣によってはじかれ続けました。
これまでリーグ戦では矢田貝が正GKだったのですが、この試合の結果で田中謙吾が正GKになる可能性もあるよなー。
川崎フロンターレの攻撃陣より強い攻撃陣はJ3にはないからね(J1、J2にもない)。
AC長野パルセイロの徹底したハイプレスの守備は完璧
川崎フロンターレが日本代表、U-24日本代表に招集された5人の主力選手を欠いたとはいえ、AC長野パルセイロの戦いぶりは完璧でしたね。
先制点については
特にシミッチがポイントなので、そこを抑えること
とAC長野パルセイロの横山雄次監督が言う通り、そこを狙った前からの守備から生まれたもの。
ジョアン・シミッチ、ジェジエウと競り合って、上手く身体を入れてボールを奪った榊翔太のパスを受けた藤山智史が振り抜いた右足でのシュートは本当に素晴らしい軌道を描いてゴールに吸い込まれました。
チョンソンリョンが1歩も動けないミドルなんて久しぶりに見たな…。
前半は0-1で終了。
前半徹底してボールホルダーに前を向かせない、プレッシャーを与え続ける、ということを続けていた守備は本当に素晴らしかったですね。
特にダミアン、シミッチ、小塚和季が前を向けなかったのは大きかったよな…。
相手DFを背負った状態でボールをおさめて、リズムを作る川崎フロンターレの攻撃陣に対して、AC長野パルセイロの全員が背後から身体を寄せて、ボールに足を出していくのを続けていました。
また、審判が結構なコンタクトを取らないってことが前半の頭ぐらいにわかったからなのか、J1であればファウル取れるものであっても取られないからダミアンを中心にイライラがつのっていましたもんね…。
それもお見事。
長野はJ3開幕戦で勝利を挙げて以来、FC今治戦まで8試合勝ちなし(5分け3敗)と苦戦が続いていて、15チーム中12位というのは、かなり苦しんでいますが…失点は少ないチームなんですよね。
9試合で失点8(3位タイ)。
あとは点を取れれば強くなる気がするな…。
橘田健人の右サイドバック、初ゴールに興奮。そして宮城天素晴らしかった!
小塚和季に代えて、後半頭から橘田健人を入れて、攻撃が活性化されました!
イサカ・ゼインに代えて小林悠という交代策でだれが右サイドバックやるの?って思った橘田健人がやるのねー。
鬼木さん負けてる状況で新しい戦術ぶつけるのすごいよな…。勝負師だよな…。
何度も何度もゴールに迫るものの田中謙吾を中心とした守備に抑え込まれてなかなか点が取れませんでしたね…。
それでも、もう負けたかな…と思った最後の最後91分に橘田健人がプロ入り後初ゴールを決めます!
よく決めたよー!!ケント!!まじでありがとー!!!!
嬉しすぎてジャンプして、カメラ倒して、ケントが喜んでいるところ動画撮れなかかった…。
宮城天素晴らしいドリブラーでしたね…。
左サイド、三笘薫が帰ってくるのか、海外に行くのかわかりませんが、長谷川竜也から、宮城天っていうのはかなり武器になりそうですね。
仕掛けのタイミング、シュートのタイミング…全般が素晴らしかった!
アカデミーに甘いので、今年のユニフォームは宮城天だったのですが…買ってよかったー!!!
延長戦も含めシュート数5倍も決めきれず。PK戦はソンリョン素晴らしかった!
延長戦を含めた120分間のシュート数、川崎フロンターレ25本、AC長野パルセイロ5本。
それでも点が入らなかったのは田中謙吾は凄かったからな…。
最後の1点は取れないまま終わる可能性があったけど…よく決めたな、橘田健人!
そして、ソンリョンのおかげでPK戦勝ち切りましたね…。本当にうれしかった…。
小林悠、山村和也と途中出場組(足に負担がかかっていない組)がけっていくのは想像できたのですが、車屋が蹴ったのは驚きましたよね…。
車屋はルヴァンカップ決勝で外して以来のPKでしょうからね…。本当に決めきってよかった…。
遠野大弥が止められたものの、そのあとすぐにノボリが駆け寄るのが優しいし、最後家長昭博がゆっくりと歩いて決めきったのは素晴らしかったな…。
あの精神力は本当に素晴らしい。
なんとか勝ち切り、次はジェフ千葉。
新井章太と船山貴之との対戦だ!!(新井、2回戦出てなかったけど…)ってなりますが、監督は尹監督なんですよね…。
川崎フロンターレにとってなかなか勝ち切れなかった尹監督との対戦…。ドキドキ…。
気合は入りますね!!しっかりと勝ち切りたいですね!!
ACLが放送あるのかどうかまだわからないので、フロンターレの試合が見れなくなる可能性もあるのがつらいなぁ・・・。