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川崎フロンターレ vs FC東京|多摩川クラシコ敗戦…山原怜音の移籍後初弾も「チームの緩さ」に課題

2026年2月21日、今季最初の「多摩川クラシコ」。22,672人の大観衆で埋まった等々力陸上競技場は、キックオフ前から地鳴りのような声援に包まれていました。

しかし、終わってみれば1-2の敗戦。

スコア以上の差を感じたのが正直なところです。山原怜音選手が等々力の空を切り裂くような素晴らしい移籍後初ゴールを決めてくれた瞬間は、「ここから!」と思ったんですけどね。

でも、その後の試合運びや、球際の強度、そして試合後の谷口栄斗選手の「練習からぬるい」という魂の叫びを聞くと、この敗戦をただの「1敗」で済ませてはいけない気がしています。

注目ポイント

  • 山原怜音、左足の魔法! 追い込まれたチームを救った、カットインからの芸術的ミドル。

  • マルセロ・ヒアンの理不尽さ。 敵に回すとこれほど厄介な選手はいない。個の力で剥がされた守備の現実。

  • 「ぬるいチーム」への警鐘。 谷口栄斗が吐露した、ピッチ内だけではない根本的な課題。

  • 交代組が示したポテンシャル。 紺野、ロマニッチ、大関の投入で変わった攻撃のリズム。

川崎フロンターレvsFC東京

試合データ

項目内容スコア1-2得点者

【川崎F】31分:山原 怜音

【FC東京】18分:マルセロ ヒアン、38分:室屋 成

試合会場Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu

試合展開:被シュート22本が物語る劣勢…耐える守備陣と山原のゴラッソ

試合は開始直後から、FC東京の「前に行く力」に圧倒される展開でした。

開始10秒、マルセロ・ヒアン選手にファーストシュートを打たれた瞬間、「今日もピンチになるのが速すぎる」と嫌な予感がよぎりました。家長選手と橘田選手がスタメンに戻り、ボール保持の安定感は増すかと思われましたが、東京の切り替えの速さがそれを上回っていました。

前半18分、懸念していたことが現実になります。左サイドからのフィードを起点に、マルセロ・ヒアン選手に力でねじ伏せられました。本当に彼は、鳥栖時代から見ていますが、敵にすると手がつけられない。

防戦一方だった前半31分、等々力を沈黙から救ったのは山原怜音選手でした。右サイドで脇坂選手からパスを受けると、迷わずカットイン。左足を振り抜いた瞬間、ボールは綺麗な弧を描いてゴール左上の角に吸い込まれました。「山原最高!」とスタジアム中が叫び、一気にフロンターレのペースになるかと思われました。

しかし、そのわずか7分後。中央で起点を作られ、右サイドへ展開されると、内側を走ってきた室屋選手に完璧に崩されました。三浦選手が寄せきれず、谷口選手もカバーが間に合わない。守備の人数は揃っていたはずなのに、一瞬の判断の遅れで失点してしまう。これが今のチームが抱える「緩さ」の一端なのかもしれません。

結局、前半だけで12本のシュートを浴び、1-2で折り返すという非常に重苦しい展開となりました。

選手評:谷口栄斗の激白と、交代策で見えた「理想の形」へのヒント

後半、長谷部監督は早めに動きました。57分、エリソン選手、伊藤選手、家長選手に代えて、ロマニッチ選手、マルシーニョ選手、そして古巣対戦で燃える紺野選手を投入。

ここからの攻撃は、確かにおもしろかった。特に紺野選手のキレは健在で、右サイドから切り込んでのシュートはキム・スンギュ選手の好セーブに阻まれましたが、得点の匂いをプンプンさせていました。大関選手が入ってからは、中盤でのボールの動きもスムーズになり、山原選手のクロスにロマニッチ選手が合わせる形など、ゴールの予感はあったんです。

でも、試合後の谷口栄斗選手のコメントを読んでショックを感じました。 「負けて必然。練習から、非常にぬるいチームなんで」。

最後方で必死に体を張っている彼から、これほど厳しい言葉が出るとはね…。ブローダーセン選手、松長根選手、谷口選手、山原選手。彼ら守備陣は、被シュート22本という嵐のような攻撃を、まさに「身を挺して」防いでいました。それなのに、チーム全体として戦う準備ができていない、その不甲斐なさがこの言葉に詰まっています。

ブローダーセン選手がいなければ、もっと失点していてもおかしくなかった。松長根選手の粘り強いブロックも光っていました。守備陣がこれだけ頑張っているのに、前線との連動が欠けてピンチを招き続ける。この「守備陣ごめんね試合」が続く状況を、一刻も早く打破しなければなりません。

終盤、アディショナルタイムには三浦選手の折り返しや、大関選手のスルーパスからマルシーニョ選手が抜け出すチャンスもありましたが、最後まで1点が遠かった。悔しい敗戦ですが、この「ぬるさ」という現実を突きつけられたことこそが、今シーズン最大の正念場になる予感がしています。

審判の判定についても、少し首を傾げるシーンが多かったですね。マルシーニョ選手が明らかに引っ張られたシーンや、こちら側のスライディングがノーファウルになったりと、不安定なジャッジが目立ちました。東京サポからのブーイングも凄まじかったですが、体感では2/3くらい東京ボールだった気がします。それだけ後手に回っていたということでしょうか。

まとめ

2026年最初の多摩川クラシコ。結果は1-2の敗戦でしたが、山原怜音選手のゴラッソや、途中出場の若手たちの奮闘など、暗闇の中にも光は見えました。

しかし、谷口栄斗選手の言葉を重く受け止める必要があります。練習での強度が試合に出る。この敗戦を機に、フロンターレがもう一度「戦う集団」に生まれ変われるか。次節、スタメンを大幅に入れ替えてでも「戦える選手」を並べるのか、長谷部監督の決断に注目したいです。

個人的には、今日躍動した紺野選手やロマニッチ選手、そしてゲームを作れる大関選手を最初から見てみたい。そう思う一戦でした。