昨日まとめたJ1歴代優勝チームについて、
ふと思いついたことがあり、
ちょっとまとめていきます。
今回のブログで書きたいのは「引き分け」「敗戦」について。
優勝チームは、引き分け、敗戦が少ないから、
優勝できるんですよね。
そういう試合を勝ちにもっていけるから。
それに対して、過去優勝できなかった年の、
川崎フロンターレはドローが多い(と印象的に思っている)ので、
その歴史を検証しつつ、振り返ります。
5試合の時に書いた記事は今でも俺の気持ちです…
⇒俺たちのフィールド、モロ岡さんのセリフに気持ちを込めて。残り5試合!
この記事の目次はこちら
川崎フロンターレはなぜ優勝できないのか?
カップ戦の決勝で負ける歴史は、
昨日まとめたので、今度はリーグ戦について書いていこうかなと。
そこにはメンタルの差と、守備力の差が必要で、
経験値に裏付けされたものがなければ、
決勝を勝つ、というのは難しいのではないかなと。
決勝戦では、点が取れないのが、
いつものことで、リーグ戦や、準決勝、準々決勝といったところで、
点を取れてもこの試合で勝ったら優勝、というゲームに本当に弱いのは、
経験値を持った人が少ないからだと思っています。
そして、リーグで優勝できていないのは、
引き分けを勝ちに変える何かがないからではないかなと。
2017年の順位表を見ると…
鹿島アントラーズが1位
32試合終わった段階で
23勝1分8敗
53得点31失点+22
川崎フロンターレは2位
31試合終わった段階で
18勝9分4敗
64得点32失点+32
鹿島アントラーズは川崎フロンターレの2倍負けてます。
でも川崎フロンターレは鹿島アントラーズの9倍引き分けてる。
その差が、勝利数の5差になり、
勝ち点差7になっているんですよね。
得点数は11も川崎フロンターレが多く
失点数も1試合鹿島が多いとはいえ1差。
これは鹿島アントラーズの方が、
勝てるゲームをしっかりと勝って、
負けるゲームはあっさり負けて、
引き分けゲームを作らないからでしょうね。
川崎の歴史=あの試合さえ勝っていればの歴史
川崎は歴史的に「あの試合さえ、勝っていれば」が数多くあります。
2016年…3位(勝ち点では2位)
年間勝ち点1位…浦和レッズ 23勝5分6敗
年間勝ち点2位…川崎フロンターレ 22勝6分6敗
引き分けが1つ勝ちに転がれば、
年間順位1位だった可能性が…ありました。
ファーストステージの優勝をかけた、
アビスパ福岡とのドローゲームが勝ちだったら…
と言われるやつですね。
2013年…3位
1位…サンフレッチェ広島 19勝6分9敗
3位…川崎フロンターレ 18勝6分10敗
引き分け数は同じですが、1勝差が優勝差か…。
これはアルビレックス新潟に負けた(1-2)22節とかですかね。
あそこで勝っていれば…っていうゲームですよね。
2009年…2位
1位…鹿島アントラーズ 20勝6分8敗
2位…川崎フロンターレ 19勝7分8敗
引き分け数の差が直接影響していますね…
2009年といえば、
第32節の大分トリニータ戦(0-1)。
降格するチームに敗戦するというね…
2008年…2位
1位…鹿島アントラーズ 18勝9分7敗
2位…川崎フロンターレ 18勝6分10敗
この年は川崎フロンターレより、
鹿島アントラーズの方がドローが多いんですね。
勝利数が同じだけに悔しい年ですね…。
この年で言うと、第31節の大宮アルディージャ(1-2)ですかねー。
ここで勝っていれば…っていうゲームの一つでした。
2006年…2位
1位…浦和レッズ 22勝6分6敗
2位…川崎フロンターレ 20勝7分7敗
1引き分け、1敗戦の差。
2006年は第30節のFC東京戦(4-5)と、
第32節の清水エスパルス戦(3-4)だよなぁ。
この2試合勝っていれば逆転だったんだよなぁ…
という後半大事な時に必ず敗戦、または引分があるのが川崎フロンターレの歴史。
「大事な試合で勝てない」のは目標設定が間違っている
川崎フロンターレの歴史は、
あの試合さえ、勝っていれば…のたらればの歴史。
2017年新体制発表会の全文から引用
今シーズンですが、昨年に引き続き、テーマを持って戦っていきたい。
昨年と同じく3つのテーマを持って戦っていきたい。
1つは連敗をしない、
2つ目は下位チームに取りこぼさない、
3つ目はケガ人を少なくする。
まだまだ改善しなくてはいけないと思います。
特に最後のケガ人ですが、
相変わらずケガ人が多く、
山場と言われる試合でケガ人が多く勝ちきれない。
これが最終的に、成績に大きく影響したと思っています。
このケガ人を少なくするということを重点的なテーマとして取り組んでいきたいと思っています。
連敗をしないについては、ほとんどしていないですが、
2つ目の下位チームの取りこぼしは相変わらずありますし、
3つ目のケガ人を少なくするに至っては山場のゲームで本当にケガ人が多い。
3つの目標のうち、2つがダメでした。
2つ目の下位チームの取りこぼしについては…
下位チームとのドローが本当に多い。
第6節のヴァンフォーレ甲府戦(1-1)
第7節のコンサドーレ札幌戦(1-1)
第8節の清水エスパルス戦(2-2)
第16節のガンバ大阪戦(1-1)
第20節のFC東京戦(1-1)
第24節のヴァンフォーレ甲府戦(2-2)
第27節のヴィッセル神戸戦(0-0)
の7試合のうち4試合で勝っていれば、
川崎フロンターレは今首位ですからね…
さらに3つ目の怪我しない、っていう目標は、
一切達成できていませんでした。
怪我人ばっかりで試合を戦わなければならないチームは、
本当にダメだと思っています。
これは強化部の責任でもあるし、
メディカルや、フィジカルの専門家をしっかりと入れることや、
練習場のフィールドを改善することが必要だと思っているんですよね。
目標設定をタイトルにするのではなく、
けが人ゼロにするのが一番タイトルに近づく!っていうのは、
前から思っています。
目標設定は逆算式にするべきですし、
細分化するべき。
今から100万円3か月後に稼ぐ。
っていう目標はどうやったらいいの?って思って終わりだけど、
100万円稼ぐためには、
100万÷3か月=33万円(1月の金額)
33万÷20日=1.65万円(1日に稼ぐ金額)
1.65万÷8時間=約2千円(時給)
となり時給2千円のバイトを探さないと無理、
ってなります。
100万÷3か月=33万円(1月の金額)
33万÷25日=1.32万円(1日に稼ぐ金額)
1.32万÷8時間=約1.7千円(時給)
という風にどこかを変えて、目標を達成する道を探すべき。
こういう目標設定をしないとだめだと思うんですよね。
タイトルを取るが目標
なら、
どのタイトルを取るか?=漠然と4冠ではダメ
リーグ優勝なら、
けが人を出さない
カップ戦は捨てる
上位チームとはドロー、下位チームには絶対勝つ
等が具体的な方法論になるし、
カップ戦優勝なら、
守備力をあげる(1-0で逃げ切り勝ちできるような)
カウンターサッカーに変える
リーグは残留を目標にする
「タイトル」という目標を取るために、
足りない選手を積み上げるのではなく、
タイトル獲るためには、
現有戦力をいかに効率よく使えるか、
というのを考えるべき。
そのためのメディカル班や、
フィジカル班だと思っているし、
相手チームのスカウティングをもっともっと利用するべきなんですよね。
どうやって勝つか、どこに勝つか、いつ勝つか、
っていうのをしっかりと検証するべき。
11月にフィールドプレイヤー全員揃った、
っていう記事ありましたが、
1年間けが人ゼロで戦えれば間違いなく優勝できる。
※リーグ戦ね。
けが人ゼロのためには、
○試合数が多くなりすぎるから狙いのタイトルを絞る(昨日の記事で言うリーグ戦のみに絞るなど)
⇒川崎フロンターレは3冠、4冠を目指さない事が、一番のタイトルの近道なのかもね。
○フィジカルコーチ、メディカルスタッフの増加
○練習場の土の入れ替え
○怪我のしない走り方を取り入れる
○アフタートレーニングの時間を増やす
などが対応策と言えると思います。
まずできない大きな目標設定をするのではなく、
小さい目標設定をクリアしていくことが大事な気がするんだよなぁ。
そうすれば、勝ち切れないではなく、
勝つために○○を捨てるができるようになると思うんですが…
という素人目線の分析でした。
⇒Jリーグタイトル歴代王者について調べてみました。今まで何チームが取ってるのか。