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川崎フロンターレ、4-3で福島ユナイテッドに勝利!やっと決めた山田新2発&悠様復活弾も…寺田サッカーに翻弄されました【2025年天皇杯2回戦】

6月11日に行われた天皇杯2回戦、川崎フロンターレはJ3の福島ユナイテッドと対戦しました。

福島の指揮官は、かつて川崎で選手・コーチとしてクラブに貢献してきた寺田周平監督。提携クラブとして選手やスタッフの交流がある福島ユナイテッド。関塚隆さんがテクニカルダイレクターをやり、GKコーチは相澤貴志と川崎フロンターレサポーターとしては注目せざるを得ないクラブとの対戦でした。

試合は先制を許す展開ながらも、山田新の2ゴールや脇坂、悠様の得点で一時は3点リードしたものの…試合終盤に立て続けに2失点と本当に薄氷を踏む勝利となりました。カップ戦だから勝てばOKなんですが…最後のクロージングに課題が残る試合となりました。

前半の苦戦と盛り返し――立ち上がりの失点から修正まで

立ち上がりの失点でつまずいた川崎フロンターレ

川崎フロンターレの天皇杯初戦は、古巣対決となる寺田周平監督率いる福島ユナイテッドとの一戦で、ふわっと入る天皇杯らしい速攻の失点…。

試合開始から福島のプレッシャーが速くて、落ち着いてボールを回せないまま時間が過ぎていく中で前半9分、右サイドを突破されてゴール前へ切れ込まれ、最後は森晃太にミドルシュートを叩き込まれて失点。対峙していた田邉や、ソンリョンのポジショニング…というところはありつつ、寺田さんのやりたい真ん中を攻め続ける攻撃的なサッカーは本当に面白かったし、J1相手にも通じるのがわかった瞬間でしたね。

車屋や田邉、三浦といったけがなどで最近試合に絡んでいなかった守備陣全体の連携が甘かったのはもちろんですが、福島の中央突破は本当に面白かったなぁ…。その後も福島は勢いに乗り、連続してシュートチャンスを作られるなど、前半10分までの川崎フロンターレは押され気味でしたね。

ショートカウンターから山田が決めた待望の同点弾

しかし、徐々に川崎らしさが見え始め…ボールを奪ったあとのカウンター、特に守備陣と攻撃陣が分断されていた前半10分までのサッカーとは異なり、ボランチの橘田が絡むようになると、縦に速い攻撃ができるようになっていき流れが変わりました。

そのいい流れのまま迎えた前半29分、橘田のインターセプトから素早く左サイドへ展開し、クロスに合わせたのは山田新。

やっとやっとやっと決めてくれた山田新の復活弾はカップ戦でふわっと入ってしまった失点でそのまま負けてしまう…という川崎フロンターレの悪しき伝統を打ち破る同点弾!

新がゴール前に入る動きは見事で、ここ数試合得点から遠ざかっていたとは思えないゴールでしたね。J1のDF陣のプレッシャーとは違った部分もあったのかもしれませんが、どんなカテゴリー相手でも公式戦で新がゴールを決めたというのは大きいと思うんですよね。こっからケチャドバ期待です。

再三のチャンスを活かしきれず、それでも攻め続けた前半

同点ゴールのあと、完全に流れは川崎に傾くと…左サイドでは三浦やマルシーニョが積極的に仕掛け、山内も中央でドリブルからの鋭いシュートを何本か放ちました。家長の右サイドからの展開も効いていて、福島の守備を徐々に押し下げていきました。

特に三浦の上下動とクロスの質は素晴らしく、何度も決定機を演出。FKも素晴らしかったです。ただ、肝心のフィニッシュの部分でGKに止められたり、DFにブロックされたりと、なかなか追加点を奪うことができず…という感じではありましたが、セカンドボールの回収率も上がったし、押し込む展開が続きました。

最後の最後で福島の攻撃も再度はまり始めましたが久しぶりのチョン・ソンリョンが安定してボールをはじき続けて、なんとか1-1でハーフタイムとなりました。

後半の逆転劇と課題――山田、脇坂、小林が決めた鮮やかな連携

後半立ち上がりに山田が決めた逆転ゴール

後半は立ち上がりから一気にスイッチが入りました。ハーフタイムで山内に代わって脇坂が投入されると中盤により推進力と精度が加わります。

そして迎えた後半6分、左サイドのマルシーニョが持ち味のスピードに乗って縦へ突破すると、マイナス気味にクロス。中で冷静にポジションを取っていた山田新が、きっちり押し込んでこの日2点目。3月末以来、沈黙していたストライカーがここでついに完全復活を告げるようなゴールとなりました。

縦のスピードと中央の的確なポジショニングが組み合わさる…というのは川崎フロンターレにとっては三笘薫がいたころを思い出す攻撃ですが…長谷部さんになってからはそこまで見れていなかった攻撃だった気はするので(いろんな攻撃パターンがあるということですが)、なんか懐かしいゴールでしたね。

バースデーゴールの脇坂、復帰即結果の小林が流れを加速

逆転に成功しても、ここで攻撃の手を緩めないのが川崎の姿勢で、次に決めたのは、この日30歳の誕生日を迎えたキャプテン脇坂泰斗でした。

64分、右サイドからのパスワークで相手守備陣を崩し、最後は河原の絶妙なラストパスに反応。相手DFの間をスッと抜け出し、1タッチでシュートを流し込むと、カスカスダンスからのトゥースが決まり、3-1。

そして4点目は84分。途中出場のイトタツが左サイドで粘って、中央へ針の穴を通すようなラストパス。それを合わせたのは、得点を待ちわびたサポーターが多い小林悠!彼らしい動き出しと冷静なフィニッシュで、今季初ゴールをマークしてくれました。もう夏ですね!

ベンチメンバーやスタンドのサポーターも含めて…やっぱり悠様が決めると全体のテンションがありますよね!!

これでスコアは4-1。一時は安全圏かと思われた点差でしたが、ここから思わぬ展開が待っていました…。

終盤の2失点と守備面の不安――危うく追いつかれそうな展開に

試合も終盤に差し掛かると川崎フロンターレの課題ともいえるクロージングの徹底できなさがほころびを生んでしまいました。

交代で出た野田君をはじめ新しい選手を出したり、復帰組が多かったりと新しい組み合わせを試した中で…福島が執念を見せます。

まず89分、右サイドからのクロスに矢島がヘディングで合わせて1点を返すと、アディショナルタイムには左サイドの混戦からこぼれたボールを狩野が押し込み、あっという間に2点差を1点差に詰め寄られます(最後のゴール城定じゃなかったのね)。

ここまで押していた流れが一転し、スタジアムには緊張感が漂い…残業(延長戦)すら覚悟しましたが…最後の最後まで続いた福島の攻撃を何とかしのいで試合終了のホイッスルを聞くことになりました。

守備の緩みと交代選手の連携不足が見て取れた場面でしたが、それ以上に福島の攻めへのこだわり、特に中央突破にかける意志の強さが目立ったいい試合でしたね。寺田監督の攻撃的スタイルがチームに根付いている証拠。

長谷部監督も試合後に「内容的には乏しい」とコメントしたように、勝ったとはいえ課題が山積みだったことは間違いありませんが…カップ戦なので勝つことが大事ですからね。勝ちながら修正を期待したいです。特にリードしてからの試合運びと守備の再構築は改善必須!!

注目選手と次節への期待――若手とベテランが交錯する現在地

山田新が2ゴール、エース復活の兆し

この試合のヒーローを挙げるなら、やはり山田新選手でしょう。今季はゴールから遠ざかり、苦しい時間が続いていましたが、天皇杯という舞台でついに2得点。しかも、それぞれ違う形でのゴールというのが大きな意味を持ちます。

1点目はショートカウンターからの詰め、2点目はカウンターに絡んでのフィニッシュ。いずれもFWとしての嗅覚と冷静さを発揮した見事なゴールでした。本人もコメントで語っていた通り、「点が取れるとすべての面で乗ってくる」という感覚は、まさにストライカー特有のもの。これをきっかけにリーグ戦でも再びゴールラッシュが期待されます。

また、山田はアカデミー出身でもあり、福島の寺田監督とも縁が深い選手。同じくアカデミー出身の山内日向汰とともにピッチに立てたことは、彼にとっても特別な思いがあったようです。感情のこもったプレーの中で結果を出せたことは、精神面でも今後の自信につながるはずです。

今後のキーマンは間違いなく山田。攻撃の柱として、またチームの士気を高める存在として、どこまで調子を上げてくれるかが楽しみです。

野田裕人がプロデビュー、三浦との関係性が生む未来

この試合で新たな光を見せてくれたのが、19歳のルーキー・野田裕人選手でした。終盤の時間帯に右SBとしてプロデビューを果たしましたが、正直なところ、デビュー戦としてはかなり難しい展開。4-1のリードがありながらも、そこから2失点してしまい、「クローザー」の役割としては悔しさが残ったことでしょう。

それでも、プレーの質そのものは悪くありませんでした。初プレーでの対人守備も堂々としていて、香港遠征帰りとは思えない落ち着きがありました。三浦颯太選手が「おめでとう。頑張ってこいよ」と送り出したエピソードからも、チーム全体で彼の成長を支えている雰囲気が伝わってきます。

野田は高卒1年目ながらもボールタッチに特徴があり、三浦とはまた違ったタイプのSBです。今後は守備だけでなく攻撃面でもアピールしていきたいところ。経験を積みながら、着実に川崎の未来を背負っていく存在になってほしいです。

三浦が戻ってきた今、右SBはいい意味での競争が始まります。ルーキーの台頭がチームに刺激を与えることは間違いありません。

宮城、脇坂、大島の復帰で広がる選択肢と今後の戦い方

この試合では負傷離脱していた選手たちの復帰も明るい話題の一つでした。DF三浦颯太が先発復帰を果たし、FW宮城天が途中出場。そしてMF大島僚太もベンチに入りました。

三浦は積極的な攻撃参加とクロスで存在感を示し、特に前半は左サイドで幾度もチャンスを演出しました。体力面も心配されましたが、交代するまではしっかりと走り切っており、順調な回復がうかがえます。

宮城に関しては、試合前の準備からテンション高く臨んでいたことがコメントからも伝わってきました。復帰後初の出場ながらも、スムーズにプレーに入り、左サイドから何度か鋭いクロスを送りました。ケガの再発だけは避けてほしいですが、彼のドリブルとカットインは、川崎の攻撃に厚みをもたらしてくれるはずです。

そして大島。今回は出番こそありませんでしたが、ベンチ入りしたという事実は大きな前進です。ゲームメイク能力に長けた彼が復帰すれば、今後の中盤構成に大きな選択肢が加わります。

チームとしての総力が求められるシーズン後半戦に向けて、選手層が戻ってきていることは大きなプラス材料。脇坂のように途中出場で結果を出せる選手が増えてくれば、天皇杯もリーグ戦も見通しが良くなってきます。

まとめ

川崎フロンターレにとって、今季の天皇杯初戦は決して「楽な試合」ではありませんでした。序盤はJ3福島の勢いに押される形で失点を喫しながらも、後半にかけて自分たちのペースを取り戻し、攻撃陣がしっかりと結果を出しました。

特筆すべきは山田新の2得点。FWとしての責任とプライドを背負いながら、長らく得点から遠ざかっていた彼にとって、この試合は大きな転機となるはずです。また、脇坂の冷静なフィニッシュ、小林の復帰ゴールもチーム全体に良いムードをもたらしました。

一方で、試合終盤に連続で失点してしまった守備の不安定さも露呈。今後の戦いではこの点をどう修正していくかが重要となります。

選手層が戻りつつある今、リーグ戦との両立を見据えたチームマネジメントが問われるタイミングです。復帰選手たちのパフォーマンスと、若手の成長が噛み合えば、今後の川崎はさらに面白くなるでしょう。