川崎フロンターレと富士通が昨日発表していた大きなニュース。転売対策にRPAをうまく組み込んでいるとのこと。
これは不正転売に対して大きな対策になるかもしれません!!
⇒転売屋・ダフ屋は違法(グレーゾーン)。条例違反!チケット転売対策は、本格的に考えるべき!
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RPAでチケット転売情報把握!
発表によると、川崎フロンターレと富士通は、RPA(Robotic Process Automation)を活用してチケット転売サイトなどに流通するチケット転売情報を収集し分析する実証実験を2019年7月から9月まで実施し、有効性を確認したとのこと。
実証実験の期間は7月11日~9月30日まで。
富士通が開発したRPAパトロールロボットにより、指定したチケット転売サイトなどを自動で定期的に巡回したほか、チケット転売サイトから出品者IDや出品日時、出品名、出品画像、落札金額などの情報を網羅的に収集し、不正転売された可能性の高いチケットを一覧化することに成功。
その一覧化した情報に対して、川崎フロンターレはその情報を確認し、高額出品される試合や正価との差異などを把握し、対策を検討していきました。
その結果、約70件から300件の不正転売チケットを約5分で一覧化することに成功したことに加えて、チケット転売サイトへの掲載取り消し依頼を実施することができるように!
そして、高額出品されたチケットを実際に購入したうえで、それが年間チケットであれば出品者への座席利用禁止措置など遂行したり、データで試合日から最も出品数が多い時期を把握して、SNSでの不正転売に関する啓蒙活動を定期実施していったそうです。
今回のRPAを利用した転売防止についてまとめると…
RPAでパトロールを実施⇒高額チケット転売情報獲得⇒転売サイトへ掲載取り消し依頼⇒シーチケなら座席利用禁止⇒SNSで啓もう活動すべき曜日も把握
と素晴らしい流れを作り上げることに成功しました。
今回のRPAでの転売防止策については、高額転売されているチケットのみならず、すぐに売り切れてしまうグッズや、マッチデープログラムといったものも把握できるようになっていく、ということも書いてありましたから今後は、転売屋が撲滅されていくかもしれません。
転売は犯罪です!!
フロンターレはこれまで転売対策をいろいろやって来ました。
LINEチケットを採用したりしてきましたが…転売屋から買ってでも見たいっていうひともいるからなかなか減らない。
⇒川崎フロンターレがLINEチケットを採用?買い方多様化は大賛成!転売防止なるか?
RPAって何?おすすめの本はこちら
RPAってよくわかってないので、Amazonのおすすめ本を並べておきます…。
RPA(Robotic Process Automation)とは、バックオフィス業務などをはじめとするホワイトカラー業務をソフトウェアに組み込まれたロボットが代行する取り組み、およびその概念のこと。
RPAとAIは混同されがちですが、RPAは標準化されているルール通りに、ミスなく正確に業務を遂行することですが、人間の指示がなければだめ。RPA自体が意思決定はできません。
RPAに対してAIには学習能力があり、ここが違います。蓄積されたデータを分析し、見直し・改善するためのルールを自ら判断するのがAI。
詳しくは…下にリンク貼るので、興味ある人は読んでみてね。