瀬川のゴールで勝ってたら、今季最高のゲームだったな…。浦和レッズという強敵に、先制されても最後の1プレーで同点にされてしまったのは本当に悔しい…。
ACLEが終わって連戦が続くっていうのは苦しすぎるよな…。どんどん人がいなくなっていく…。エリソン…。泣いてたぜ…。ACLが罰ゲームになるリーグって本当に悲しいよな…。何とかしてくれよ…。
ただこの日程で、このレベルのサッカーをしてくれてる選手たちには本当に感謝。
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最後まで主導権を握っていた印象。高パフォーマンスの原動力は?
ACLから帰ってきて連戦が続く川崎フロンターレ。その前もひどい連戦でしたが…それでも選手を変えながらなんとか戦ている長谷部フロンターレ。浦和レッズとのこの一戦では、疲労感がありつつ、クオリティの高いパフォーマンスを見せてくれました。
試合の序盤から主導権を握り、ボールを保持しながら丁寧に相手の陣形を崩す川崎らしいサッカーをできていたのはよかったですが…エリソンが序盤に負傷退場するというアクシデントが起きてしまったのが本当に悔しい。
中盤の構成力、守備から攻撃への切り替えの速さは本当に今J1でトップクラスだと思うし、このサッカー万全なメンバーでできたらな…と思ってしまいますよね。これだけの連戦にもかかわらず、プレー強度が落ちなかったのはACLでの経験が活きてるよなぁと…。
長谷部さん就任からたった6か月とは思えないチーム全体としての完成度。
浦和の中島翔哉のクロスが入るも…前半のうちに追いついて終了
42分に浦和の中島翔哉に先制点を許したとき、チーム状況が悪くならなかったのはうれしかったな…。失点直後も焦ってなかった印象。
その焦らなかったクラブの姿勢が実を結び、エリソンの負傷により長くなった前半アディショナルタイムの同点ゴールはうれしかったなぁ…。セットプレーの流れからエリソンと交代で入った苦しんでるエースストライカー、山田新が相手DFと競り合い、そのこぼれ球にマルシーニョが押し込む形でネットを揺らしました。
一度失点でペースを崩されても、立て直せるクラブになってきたのはいいことだよなぁ…。
大関×際×瀬川祐輔が生んだ“芸術的ゴール”
この試合で一番のポジティブな要素、それは瀬川祐輔と大関友翔という“途中出場組”が見事に結果を出したこと。ACLやリーグ戦の連戦で主力に疲労がたまるなか、ベンチから出て流れを変えられる選手の存在は、優勝争いを勝ち抜くために絶対に必要です。
これを決勝点にしてあげたかった素晴らしい芸術的な瀬川のゴール。本当にワクワクするゴールでしたね。
右サイドから大関友翔が一気に局面を打開し、ワンタッチでファンウェルメスケルケン際へ展開し、そこから瀬川祐輔に折り返し得点が決まった瞬間の盛り上がりはすごかった。
大関がサイドを広く使って相手を揺さぶって最後は中で丁寧にフィニッシュ。こういうプレーがたくさん生まれれば、これからもなかなか負けないと思うんだよな…。もちろん勝ち切らないといけないんだけど…。
連戦でコンディション調整が難しい中、ベンチから流れを変えられる選手がいることは大きなプラス。
終盤の失点。森保監督も指摘「クロスを上げさせるな」
今回の試合で一番の悔しさは、やはりラストプレーでの失点に尽きる。あと数十秒守り切れていれば3連勝。
この失点シーンについて、現地視察していた森保一日本代表監督が「クロスを上げさせる前で止めなければならない」と強く指摘していました。ベルギー戦の逆転負けとかもあって、試合の締め方は日本サッカーの課題ですよね。
代表監督の目線としても重要なポイントであり、世界のトップ・トップのチームが徹底している部分なので…川崎フロンターレはまだまだということですよね。
川崎の失点は、相手のクロスを繰り返し許し、最終的に中で大久保に決められた形。クリアで一度は跳ね返したものの、セカンドボールを拾われ続け、対応が後手に回る。ただそれよりも試合をどうやってクローズするのか、クラブ内で出ている11人のメンバーの共通認識が持ててなかった印象なのが一番痛い。
最後なぜ大久保があそこでフリーだったのか…ということより、どうやって最後守るのかが共通認識を持てないときついですよね…。
特に今年の川崎フロンターレはリ引き分けが多すぎるので…疲れは本当にきついのはわかるけど、終盤の戦い方をもう一度見直してもらいたいですね。
高井幸大の反省の弁
失点後のインタビューで、高井幸大は「クロスが続いていたので切るべきだった。ゲームの終わらせ方に何か一工夫できたかもしれない」と冷静に自己分析していました。20歳という年齢を考えれば十分すぎるほどの発言ですが、彼自身もチームの未来を背負う一人として、こうした苦い経験を糧に成長していくんだろうなと。
ただ夏、冬にはもう、どこかへ移籍してしまうのでは…という覚悟をフロサポが持っている選手ではあるので、高井だけに頼り続けるのかどうか、というところはクラブとして夏に選手獲得を目指したいよなー。
ヤストも「優勝するチームは、こういうところで勝点を落とさない」と断言していたし、甘さを感じているんだろうなと。
「試合の終わらせ方」がタイトルを左右する
サッカーの試合は90分+アディショナルタイムで完結しますが、その「終わらせ方」こそが、チームの“勝負強さ”を決定づける要素になるのは、ここ数年優勝したクラブの試合の締め方を見ても思うし、アジアでの戦いでも感じた部分ではあるよなぁと。
失点のところも、得点のところも。何度も何度もシュート打って失敗して…その結果失点してしまう、みたいなことを繰り返している今シーズン。終盤に見せ場を作り、逆転に成功したところまでは文句なかった浦和戦ですが、タイトルを争うチームとしては最後の失点を許してはいけなかった。
今年の鹿島アントラーズや、昨年優勝したヴィッセル神戸は持っている“勝負強さ”を川崎フロンターレも持ちたいですね。
この“たった1失点”、今日落した“勝ち点2”が優勝を逃す原因になるかもしれないという覚悟と緊張感をもって次の試合に臨んでもらいたいです。
超過密日程の中でも、前を向くフロンターレが強い理由
今年のスケジュールは、どのクラブと比べても過酷だといえるものだと思います。マリノスも一緒だけど、勝ち進んだ分だけね…。連戦をして、ACLE、連戦。それもすべて中2日、中3日での連戦という“地獄の日程”の中、選手たちは戦ってくれています。
長谷部監督が日程に言及したけど「選手が壊れてしまう」という言葉には、切実な思いがにじみ出ていましたし、実際にエリソンが負傷交代したり、これまでも完璧なメンバーで試合をできてはいませんからね。
ただ、そんな中でもチームがまとまって、鹿島アントラーズには負けたもののACLE以降勝ち点を少しずつでも拾って試合数が少ないながら7位にいるというのは誇らしいです。まだ全然悲観する順位じゃないし、ここから全然上を目指せるクラブだと思います。
まだまだシーズンは長い。大事なのはここからの戦い方だよなと。この悔しさを糧に、フロンターレはさらに強くなれるはず!





