「西野朗の勝負師としての勘半端ないって」につきる。たられば、は言い始めたら全部だからね…

個人的に「ポーランド戦」で負けたこと、時間稼ぎをしたこと、決勝トーナメントに進出できたｌことについては、昨日の試合後の記事にも書いてあるのでそちらをどうぞ。

⇒時間を潰せなかったドーハの悲劇。時間を潰せたヴォルコグラード。

俺のスタンスは終始変わらず

「3試合で１試合。グループリーグ突破という結果を出せたのは最高」

「一番下のFIFAランクで突破とかすごすぎる」

です。なので、それ以外の考え方の人が読んで「何いってんだ！あれじゃダメだ！」って言われても困ります。

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一番半端ないのは西野朗の勝負師としての勘だった

西野朗監督が

×暑すぎる試合会場で、バテてるメンバーばかりの中で、ジュビロのカミンスキーですら、並みのGKって言われるポーランドから、点を取り残り15分で同点に追いつく可能性

◯日本がこれ以上の失点を防いでチームのイエローは最小枚数で逃げ切り、かつ、コロンビアがセネガル相手に守り切る可能性

を天秤にかけて、瞬時に後者の可能性が高いと判断して博打に出たわけで。

それを長谷部誠を交代カードで入れてピッチに浸透させて、明らかにボール回しを遅くしたのはしびれたなー。すごい興奮した。

ぱっと思いつくだけ羅列すると…

2大会ぶりのベスト16（戦前予想は最下位が多かったはず）
賞金４億４千万追加（ベスト16…13億2000万円１次リーグ敗退…8億8000万円）
スタメン6人のある程度の休息（交代で出た選手もいるから完璧ではないけど）
世界最高峰のベルギーとバッチバチの真剣勝負をする権利
サッカーへの盛り上がりの継続（日本中のパブリックビューイングしてる会場の集客率アップと次の試合の集客、日本中の寝不足、賛否両論ありつつサッカーを見てくれる人の増加）
アジア唯一の決勝トーナメント進出（FIFAランキングの大幅アップ、アジア枠のキープ）
Jリーグへの集客、DAZN加入者増加の可能性アップ

などなど多岐に渡ります。

えっと…主な失ったものはなんでしょうね？

ぐらい？あと、なに失った？？

それが、FIFAランキング1位のドイツですら進めなかった、FIFAランキング8位のポーランドですら進めなかった決勝トーナメントに出るんだよ。素晴らしいことです。

批判的になってる人に対して、批判はしないけど、メリットデメリットはかなり違うのに、負けてるんだから攻めろ！それで失点をして敗退しても仕方ない！潔い！ってのは首肯できないけどなぁ。

決勝トーナメントにでることは、夢のまた夢でした。俺の戦前の予想は勝ってほしいと願いつつ、「1分2敗かな…」ぐらいの気持ちでした。

それでも、コロンビア戦の奇跡的な勝利、セネガル戦の拮抗したドロー、ポーランド戦の大博打…3つ全てで決勝トーナメントに進出！

こんな素晴らしいことはありません。

ハリルホジッチを無下に切り捨てた日本サッカー協会にとって、懐刀として西野朗という勝負師がいたことが僥倖。

西野朗を選んだことが1%でも2%でも勝つ確率を上げるということだとしても田嶋辞めろは変わりませんが(それとこれとは別)。

日本がまだ強いと思っている人へ…決勝トーナメント進出したチームのFIFAランキング並べておきますね。