これはずっと書きたかったやつなんですが、
時間ができたのでまとめてみようかなと。
俺は野球ではTBSが入る前の横浜ベイスターズファンなんですが、
今年の日本シリーズに出たDeNAベイスターズではなく、
1998年に日本一になった横浜ベイスターズの話をしたいなと。
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前監督が作った下地を活かした新監督
2017年の川崎フロンターレは、
風間八宏監督が退任して、
鬼木監督コーチから内部昇格して、
1年目でJ1を制覇しました。
そして、
1998年の横浜ベイスターズは、
大矢明彦監督が退任して、
権藤博投手コーチが内部昇格して、
1年目でセリーグを制覇、日本シリーズも制覇しました。
このリンクは面白いなと思っています。
1996年から横浜ベイスターズの指揮を執って、
2年目の1997年には、
2位に引き上げた大矢明彦監督。
大矢明彦監督が2年契約を満了して、
代わった権藤博監督が、
日本一を果たしましたが、
その中の若手メンバーを育てたのは、
大矢明彦監督でした。
権藤博バッテリー・チーフコーチは、
1997年から投手陣を整備して、
チーム防御率を前年最下位だった4.67から3.70に改善。
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自分は8割バッテリーコーチとして、
投手力を中心とした守備を鍛え上げた権藤監督。
攻撃については山下打撃コーチに一任していたといいますよね。
ここが風間八宏監督が作り上げた攻撃面を活かしつつ、
守備を中心に鍛え上げた鬼木達監督にリンクすると思っています。
J1で1年目の監督で優勝は3人目
鬼木達監督は、新人1年目でのJ1制覇。
これってかなり快挙なんですよね。
日本人新人1年目監督での優勝は、
松木安太郎、森保一に次いで3人目の快挙。
ヴェルディ川崎を率いて、新人監督で優勝した、
松木安太郎は元々レベルの高いチームを率いて、
誰が監督しても優勝できるチームっていうのはあるんだなー、
って思わせてくれましたし、
⇒ACL2018の川崎フロンターレの対戦相手が決定。天皇杯王者は死の組?
ミハイロ・ペドロヴィッチが残したサッカーを、
その前の年にミシャのもとでサッカーを学んだ森保が、
一気にレベルを引き上げて勝利を積み重ねました。
それと同じことが鬼木達監督にもいえます。
風間八宏監督がもたらしたシンプルな技術の強化に加えて、
守備から入るっていうのを強調して、
強くなりましたよね。
下地を壊してしまう監督も多い中でなぜ活かせたのか
これは横浜ベイスターズの権藤博さんにしろ、
サンフレッチェ広島の森保一さんにしろ、
川崎フロンターレの鬼木達にしろ、
内部昇格、または、前監督のもとでコーチを経験していた…
っていうのが一番大きいのかなと。
⇒E-1北朝鮮戦の先発予想!怪我人続出で、スタメン予想難しい…。川崎からは誰が?
やりたいことが明確になっていて、
前任監督が複数年率いたチームだっていうのも大きいと思うんですよね。
あとは、権藤さんと鬼木さんの共通点としては、
選手とのコミュニケーションを優先したことでしょうね。
権藤博監督は「俺のことを監督と呼ぶな!」と言い続け、
「監督と言ったら1千円罰金」というルールを作っていました。
鬼木さんも選手に近い監督ですよね。
オニさんと呼ばれているし、
コーチ経験が長いため選手との距離が近いんですよね。
鬼木監督は以前インタビューでコーチ経験でよかったことというので、
声の掛け方を手に入れたことだといっていました。
「声の掛け方というのは凄く勉強になったと思います。
ああ言ったら良く伝わるんだなとか、逆に伝わらないんだなとか。
やっぱりコーチなんで、選手の反応がダイレクトに入ってくるんですよ。
このタイミングで監督がネガティブな話をすると、
選手もネガティブになっちゃうんだな、とか。
逆に監督がネガティブな状況でポジティブな話をしても、
選手から『今の試合内容で本当に悪くないんですか?』と聞かれたこともあって、
コーチの自分が監督の言葉を補足したりとか。
だから自分の気持ちに嘘偽りなく、本気になって伝えるというのは、
コーチをやってきたからこそ学べたことだとは思います」
ということを言っていましたよね。
これは大きいと思うんですよね。
ネガティブなことを伝えないように、
ポジティブにとらえられるように、
っていうのはモチベーションを保つようにできれば、
サッカー選手にとっては良い監督になれそうですよね。
森保監督みたいにタイトルをたくさんとってほしいですよね。
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