川崎フロンターレから世界へ。若き日本代表センターバック・高井幸大のトットナム移籍は、サポーターの期待と寂しさを一身に背負った大きな挑戦です。Jリーグ史上屈指の移籍金で海外へ渡る20歳の決意と、プレミアでの成功のカギを一緒に追いかけてみませんか?
この度、高井幸大選手が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、7/5(土)の活動をもってチームを離脱することになりましたので、お知らせいたします。
今後につきましては、正式に決定次第、あらためてお知らせいたします。
なお、7/5(土)に開催される明治安田J1第23節…
— 川崎フロンターレ (@frontale_staff) June 30, 2025
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高井幸大ってどんな選手?プロフィールとこれまでの歩み
川崎フロンターレ下部組織からの成長物語
高井幸大は、川崎フロンターレの下部組織から育った生え抜きのセンターバックです。
小学生の頃から地元で才能を発揮し、中学、高校と一貫して川崎フロンターレのアカデミーでプレーしてきました。
高校2年生のころにはトップの練習にも参加していたり、将来を期待されていましたが2023年にプロデビューすると、毎年コンスタントにリーグ戦に絡み、日本代表でもプレーしている20歳のDF。
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特に身長193cmという日本人離れした体格と、スピードを兼ね備えた選手はなかなかいませんし、将来性を買われての海外移籍になりそうです。CBとしての守備力だけでなく、足元の技術も磨いていたことが縦へのパスの精度や、有名な選手相手にも対人で勝てる選手になっている、今の武器につながっています。
10代でのプロ契約とJリーグでの活躍
高井幸大は高校2年生のときに異例のプロ契約を結びました。
デビューは2022年のACL(アジア・チャンピオンズリーグ)で、強豪相手に物怖じしないプレーを披露し、一気に評価を高めました。
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その後もトップチームでの出場機会を順調に増やし、昨シーズンは24試合に出場。2024シーズンにはベストヤングプレーヤー賞を受賞するなど、まさに若手のホープとして輝きを放っています。
高井の特徴は、守備だけでなく、攻撃の起点となる縦パスの正確さにあります。この点が海外クラブからも注目された理由のひとつだなと。
日本代表デビューと国際大会での評価
国内だけにとどまらず、高井は世代別代表でも存在感を示してきました。
2023年にはU-20ワールドカップに出場し、同年のパリオリンピック世代でも中心選手としてプレー。
国際舞台での対人守備の強さや空中戦の強さを披露し、海外スカウトの目に留まりました。
2023年9月にはA代表にもデビュー。短期間で日本代表のセンターバックとして計算される存在に成長しました。
彼が日本代表のCBの層を一気に分厚くしたと言われています。川崎フロンターレという攻撃的なクラブで代表に守備的な選手も多く輩出しているのは面白いですよね。
長身CBとしての強みと武器とは?
高井の最大の武器は何と言ってもその身長とフィジカル。
193cmの高さは、日本代表のCBとしても歴代屈指のサイズ。空中戦では圧倒的な強さを誇り、セットプレーでは攻守両面で大きな武器になります。
また、足元の技術があることで、最終ラインからのビルドアップでも重要な役割を果たせる点も魅力。
パスワークを重視するスタイルの川崎フロンターレにおいて絶対的な存在感を誇ります。
同じ世代にはパリ五輪世代で活躍する若手DFが多いですが、高井はその中でも希少な「長身+機動力+足元の技術」が揃ったタイプ。
冨安健洋(アーセナル)に近いスタイルを持ちつつ、より若くしてA代表に絡んでいるのは誇らしいですよね。
日本のCBは体格のハンデを指摘されがちですが、高井はその点で欧州でも通用するポテンシャルがあると思っています。
この移籍が成功すれば、今後の日本人CBの評価基準を変える存在になれるのではないかと思っています。
プレミアリーグ、トットナム移籍なるか?
プレミアリーグ移籍はどれだけすごい?
世界で最も競争が激しいと言われるプレミアリーグに、しかも20歳という若さで完全移籍できる選手は多くありません。
特に日本人DFにとっては、過去に冨安選手がアーセナルで活躍している例があるとはいえ、ポジション争いの激しさ、スピードやフィジカルの強さへの適応が課題となるため、移籍自体が高く評価されると思います。
トットナムはこれまでアジア系では韓国代表ソン・フンミンの成功例がありますが、日本人CBとしてはクラブ史上初の加入になりそうです。もちろんメディカルチェックもあるから確定するまではわからないけど…。決まれば本人にとってだけでなく、Jリーグや日本代表にとっても大きな一歩となります。
移籍金「約10億円」の意味と相場比較
今回の移籍金は500万ポンド、日本円にしておよそ10億円前後と見られています。この金額はJリーグから欧州へのCB移籍としては過去最高水準で、三笘薫(ブライトン)の移籍金とも肩を並べるといわれています。
一般的にJリーグからの移籍は安く買われがちですが、今回のように若くて将来性がある選手が高額で評価されたのは、今後の日本サッカー界にとって大きな意味を持つことになりそうです。
川崎フロンターレも高い移籍金を設定していたと思いますが、今回の金額、クラブは不足はないですよね。
クラブ側としても大きな収益になる一方で、川崎フロンターレ以外のJリーガーの後輩選手たちの海外挑戦を後押しする良い前例になりえると思います。
Jリーグから欧州へ…最近の流れと今後
ここ数年、日本の若手有望株がJリーグから欧州へ移籍するケースが急増しています。
例えば、町田浩樹選手(ユニオン・サンジロワーズ)、橋岡大樹選手(シント=トロイデン)など、守備陣の海外挑戦も珍しくなくなりました。
今回の高井の移籍は、Jリーグの若手が「ただ安く買われる」だけでなく、相応の価値で取引される時代が来たことを象徴しています。
この流れが続けば、Jリーグの若手育成とクラブのビジネスモデルにも良い循環が生まれるでしょう。
さらに今日、アルビレックス新潟からも稲村が移籍のためにクラブを離れたという報道もありましたし、夏のJリーグから海外クラブへの移籍は数多くありそうですね。
いなむ、世界へ翔ける✈️#稲村隼翔 選手が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、6/29をもってチームを離脱しました。
今後について正式に決定となりましたら改めてお知らせします。
いなむの熱いコメントをどうぞご覧くださいhttps://t.co/WsD309s37P#albirex… pic.twitter.com/7WmevOccyE
— アルビレックス新潟 (@albirex_pr) June 30, 2025
プレミアで求められるCB像
プレミアリーグのセンターバックに求められる要素は、単純な高さや強さだけではなさそうです。
強烈な当たりと高速カウンターへの対応力、的確なポジショニング、そして何より90分間ハイレベルな集中力を維持できるメンタルのタフさが必要という声が多い…。なんだそれ、すごいな…。
最近の試合では集中力を欠いていた部分が多かったし、高井はまだまだ成長途上だと思っています。ただ、近年のトレンドとしては、CBでも足元の技術が求められ、最終ラインからのビルドアップができる選手が重宝されるのは間違いないので、その点では高井の正確なパスと視野の広さは大きな武器だなと。
もちろんまだまだJリーグレベルのフィジカルだとは思うので、当たり負けしないフィジカルと走力の強化は必須になりそう。冨安健洋選手もアーセナルで何度もケガに泣いており、プレミアの厳しさを物語っていますし、ここから高井がどのようにレベルアップしていくのか、本当に楽しみですね。
出場機会をつかむカギは何か
高井がプレミアリーグでコンスタントに出場するには、まずケガをしない体作りが大前提です。
これは冨安選手が苦しんだ点でもあり、日本人選手にとって最大の壁とも言えます。
その上で、監督が求める守備の安定感とビルドアップの両立をピッチ上で示す必要があります。
序列が低い間は、カップ戦やヨーロッパリーグでのチャンスをモノにすることも大切。
さらに、ピッチ外でのコミュニケーション能力も大きなポイントです。高井って語学大丈夫なのかな…。
CBはディフェンスライン全体を統率する役割があるため、英語で的確に味方に指示を出す力も不可欠。
川崎フロンターレでもベテランとか関係なく声をかけるタイプだったので、サッカーに関する用語をしっかりと発することができれば適応が速いんじゃないかなと。
物怖じしないタイプなのは間違いないので。
プレミアで活躍するための課題と期待される成長
フィジカルの強化は必須?
高井がプレミアリーグで成功するためには、フィジカルの強化が絶対に欠かせません。
日本では193cmという高さだけで相手FWを抑えられた場面も多かったかもしれませんが、欧州では同じくらい、もしくはそれ以上のサイズのFWがゴロゴロいるはず。
それに加え、当たりの強さや体幹の安定感ではまだ課題が残るかなと。オフシーズンには筋力アップと体脂肪率の適正化を進め、よりアスリートとしての体を作り上げることが必須。
幸い、高井は若いので成長の余地は大きく、数年後にはフィジカル面でも欧州の選手に負けない存在に進化できると信じています。
ケガと適応リスクをどう乗り越える?
プレミアリーグに挑戦する日本人選手が必ずと言っていいほどぶつかるのがケガの壁。
冨安健洋ですら、アーセナル加入後はケガに泣かされ続け、十分なパフォーマンスを発揮できない時期もありました。
プレミアはシーズンを通して強度が高く、フィジカルの消耗が激しいため、体のケアをどれだけ徹底できるかがキャリアを左右します。
まだ若い高井幸大は怪我に関してはそこまで経験していないのですが…まずはケガを防ぐ体の土台作りが最優先となりそうだなと。
栄養管理や睡眠、リカバリーに力を入れ、チーム専属のフィジカルコーチから欧州流のトレーニングを学び成長していってほしいですね。
日本人CBとしての新たなロールモデルへ
日本人のセンターバックが欧州で評価を高めるのは決して簡単ではありませんが…冨安健洋や吉田麻也など、先輩たちが積み上げてきた実績の上に、高井の挑戦はあり、今後高井の挑戦の後に若い選手たちが続くようになっていってほしいなと願います。
193cmの長身とスピード、パス技術を兼ね備えた高井がどれだけレベルアップできるのか。今までの日本人CBのイメージを塗り替える可能性を秘めていると思いますし、想像もできないところまで行ってくれる可能性は十分にあるかなと。
今回の移籍が成功すれば、日本人の若手CB、未来の日本代表が「高井になりたい」と思う新たなロールモデルになるはず。
さらにJリーグの各クラブのユース育成においても「守れるだけでなく攻撃の起点にもなれるCBを育てる」という考え方が広がるかもしれません。
高井の挑戦は個人のキャリアにとどまらず、日本サッカー全体に影響を与える存在になりそうだなと。
サポーターの声と川崎フロンターレへの影響
ファン感謝デー不参加の理由
高井幸大の移籍準備に伴い、川崎フロンターレが毎年開催しているファン感謝デーには不参加となりました。
このニュースはファンにとって寂しいものでしたが、裏を返せばそれだけ移籍準備が本格化しているという証です。
7月5日の鹿島戦が最後の試合となり、試合後には等々力スタジアムで本人から直接サポーターへ感謝の挨拶が行われます。
クラブ下部組織から育ち、サポーターに長く見守られてきた高井にとっては、川崎の地で最後にピッチに立つことができるのは特別な瞬間でしょう。
TL見ると「寂しいけど誇らしい」という声よりも「ファン感だけは出てほしかった」みたいな声が多くてさすが川崎フロンターレのサポーターだなとw
鬼木達監督率いる鹿島アントラーズ戦が「ラストマッチ」になる意味
7月5日のJ1第23節、鹿島アントラーズ戦は高井にとって特別な一戦です。
今季の川崎はリーグ戦でなんとか上位争いにしがみついていて…首位を走る鹿島アントラーズ戦は重要なポイント奪取の場となります。
しかも相手の指揮官は、高井幸大をプロデビューから率いていた鬼木達監督。どれだけ高井の出来が悪くても我慢して使い続けてくれた恩師。
その恩師を前に日本でのラストマッチをプレーできるというのは物語としてはできすぎていますね。
試合後にスタジアムでの挨拶が予定されているので、勝ってサポーターとのお別れをしましょう。
川崎の守備陣に残る穴をどう埋める?
高井の移籍によって川崎フロンターレの守備陣には大きな穴が空くことになります。
193cmの高さと強さを兼ね備えたセンターバックはチームにとっても大きな存在でしたし、代わりを探すのは簡単ではないよなぁ…。土屋ではまだね。
CBの補強はあるのか。Jリーグからなのか、海外からなのか。ブラジル人DFを取るって言うてもなくはないけど…夏の移籍市場で選手を取ることはこれまで少なかった印象ですし、10億円入ってくるならいい選手は取れそうだよなぁ。
将来的な補強や下部組織の強化資金として10億円を活かしてクラブを強化していってほしいです。
まとめ
高井幸大のトットナム移籍は、彼自身の挑戦であると同時に、川崎フロンターレ、Jリーグ、日本サッカー全体にとっての大きな一歩。
193cmという恵まれた体格と高いパス能力を武器に、激しいプレミアリーグの中でどれだけ自分を磨き、成長していけるか。
まだ20歳という若さは、伸びしろを感じさせる最大のポイントですよよね。
フロサポは高井君を信じているし、トッテナムで活躍して日本人センターバックの新たなロールモデルとなってくれることを期待しています!!!






