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川崎フロンターレ、アウェイでアビスパ福岡に家長&エリソンのゴールで逆転勝利!【2025年J1第3節】

開幕から続く過密日程の中、迎えたJ1第3節・アビスパ福岡戦。中3日でのアウェイゲーム、しかも相手は堅守を武器にしてくるチーム。苦しい展開を想定していた中で、川崎フロンターレは粘り強く戦い抜き、見事な逆転勝利を収めました。長谷部監督の凱旋試合は家長の復帰弾、そして伊藤とエリソンの劇的なコンビネーション。これぞ「総力戦」の勝利。試合の流れや注目選手の活躍を振り返りながら、次節に向けた期待を綴ります。

川崎フロンターレ、アウェイでの逆転劇を制す

開幕7連戦の5戦目、勝利の意味とは

2月26日、川崎フロンターレはJ1リーグ第3節、アウェイでアビスパ福岡との対戦に臨みました。開幕から続く7連戦の5試合目となるこの一戦は、日程・移動・コンディションという3つの厳しい要素を抱えながらも、何としても勝点3を取りたい試合でした。

試合会場はベスト電器スタジアム。相手は今季まだ未勝利ながらも、堅い守備とセットプレーに強みを持つ福岡。川崎としては簡単に点が取れない試合になることは明らかで、いかに我慢強く試合を運び、チャンスをものにできるかがカギとなっていました。

先発メンバーは前節の柏戦から大きな変更はなく、連携の成熟を重視した布陣。コンディション的に不安があるかと思われましたが、選手たちは持ち味を発揮し、連戦に対応する強さを見せてくれました。

この試合は、先制されながらも粘り強く戦い、最後には途中出場の選手たちが結果を出すという、まさに「チーム全員で勝ち取った勝利」でした。リーグ序盤戦とはいえ、この勝利が持つ意味は非常に大きく、選手たちの精神的な成長とチーム力の向上を感じられる90分間でした。

我慢の前半、先制を許すもセットプレーで追いつく

立ち上がりから積極的にボールを保持し、押し込む展開を作ったフロンターレ。しかし、決定機を作りながらも得点には結びつかず、逆に15分、福岡のベン カリファにカウンターから一発を浴びてしまいます。

この失点シーンでは、監督も試合後に言及していたように「プレスと背後のケア」が不十分でした。ここは今後の修正ポイントとなりそうです。しかし、選手たちは下を向かず、相手の守備ブロックをこじ開けようと試行錯誤を続けました。

すると42分、三浦の右サイドからのフリーキックに家長が頭で合わせたボールが福岡DFに当たってゴールへ。セットプレーから狙いどおりの形で追いつき、1-1で前半を終えます。このゴールは、攻撃が噛み合わない時間帯が続いていた中での貴重な一発でした。

家長選手にとっては昨年の最終節以来のスタメン復帰ということで、試合勘が懸念される場面もありましたが、経験値と判断力でしっかり存在感を発揮。試合を通して右サイドから何度もチャンスを作り、さすがの働きを見せました。

終盤の一撃、エリソンの決勝ゴールまでの流れ

後半に入ってからは、福岡が勢いを取り戻し、波状攻撃を仕掛けてきます。特に紺野や岩崎の投入後はスピードと突破力が増し、幾度もピンチを迎えました。しかし、GK山口を中心とした守備陣が集中力を切らさず、福岡の攻撃を跳ね返し続けました。

そして勝負を分けたのは、85分の決勝点。途中出場の伊藤達哉が右サイドから完璧なアーリークロスを上げ、これにエリソンが頭で合わせてネットを揺らします。ゴール前に鋭く入り込む動きと、それを見逃さなかった伊藤の視野の広さが光ったシーンでした。

試合後、伊藤は「クロスを上げる時点でエリソンがいることは分かっていた」と語っており、狙いどおりの形だったことがわかります。さらに、エリソン自身も「練習の成果が出た」と語っており、日々の努力が実を結んだことを証明するゴールとなりました。

このゴールを守り切ったフロンターレは、アウェイで貴重な勝点3を獲得。試合を通してチャンスの数では上回ったとは言いがたいものの、我慢強さと決定力で勝ち切る力がついてきていることを実感できた一戦でした。

注目選手のパフォーマンスと成長

家長昭博、復帰スタメンで存在感と同点弾

この試合の前半42分、フロンターレにとって非常に大きな同点ゴールを決めたのは、ベテランの家長昭博選手でした。昨年のJリーグ最終戦以来となるスタメン復帰にもかかわらず、落ち着いたプレーと的確な判断力で右サイドに君臨。やはりこの男がピッチにいると、ボールの流れが変わります。

得点シーンでは、三浦のフリーキックに反応して巧みにヘッドでコースを変え、相手DFに当たったボールがゴールに吸い込まれました。偶然の産物に見えるかもしれませんが、家長の動き出しとタイミングがなければ生まれなかったゴールです。

彼の魅力は、技術やフィジカルだけでなく「間合いの使い方」と「周囲を活かす力」。この日も、脇坂や橘田といった中盤の選手たちとの連携で相手守備陣を翻弄し、ラストパスの起点となる場面も数多く見られました。特に前半20分台には右サイドで何度も裏を取り、チャンスを作っていました。

スタミナが求められる連戦の中で、ここまで質の高いプレーを披露した家長選手の存在はまさにチームの財産です。今後の試合でも重要な局面でのキーマンとなることは間違いないでしょう。

伊藤達哉とエリソン、途中出場からの決定的な連携

この試合最大のドラマは、やはり85分の逆転弾にありました。交代出場でピッチに立った伊藤達哉とエリソン、2人の“途中出場コンビ”による見事な連携が勝利を引き寄せました。

伊藤選手は冷静な判断と絶妙なポジショニングでボールを受けると、すぐさまエリソンの動きを見て高精度のクロス。これに対してエリソンがマークを外し、頭で合わせてネットを揺らしました。まさに狙いどおり、練習の成果が実った一撃でした。

試合後のコメントでも、伊藤は「2対1の構図を意識していた」と話し、クロスのタイミングと位置取りがすべて計算済みだったことがうかがえます。対するエリソンも「FWとしてペナルティエリアに入る責任を果たせた」と自信をのぞかせていました。

この2人のように、ベンチスタートでも試合を決めるだけのクオリティを発揮できる選手がいること。それこそが今季のフロンターレの強みであり、長いシーズンを戦ううえで欠かせない要素です。連戦を総力戦で乗り切るには、彼らのような「流れを変えられるジョーカー」の存在が必要不可欠です。

三浦颯太の攻撃参加とアシスト、若手の台頭

この試合で注目すべきもう一人が、右サイドバックとして先発出場した三浦颯太選手です。前半42分の同点ゴールにつながるフリーキックを供給したのが彼であり、プレースキッカーとしての成長も感じさせる内容でした。

前半から積極的にボールを持ち運び、時には相手のマークを外して前線まで顔を出すなど、攻撃に絡む意識が非常に高かったです。本人も試合後、「一枚をはがすことで流れが生まれる」と語っていましたが、その言葉どおり、ドリブルやランで相手を崩す場面がいくつも見られました。

特に注目すべきは、サイドの奥深くまで入り込んでからのクロスの質。前半終盤や後半序盤にも何度か惜しいボールを入れており、家長とのコンビネーションも冴えていました。守備では福岡の強力なサイド攻撃を何度も食い止め、1対1の対応でも冷静でした。

若干20歳ながら、ピッチでの落ち着きと判断力はすでにベテランのよう。彼のような若手が着実に試合で結果を出していることは、フロンターレにとって大きな希望です。これからの成長にますます期待がかかります。

次節への展望と総力戦の中での光と課題

フィニッシュ精度とクロスへの対応力の課題

この試合は逆転勝利という結果ではありましたが、内容を振り返るとまだまだ改善点も多く見えました。まず挙げたいのが、フィニッシュ精度の部分です。前半から数多くのチャンスを作りながらも、シュートが枠を捉えなかったり、ラストパスが合わなかったりと、決定機を生かしきれない場面が多くありました。

例えば、脇坂のダイレクトシュート、家長のクロスバー直撃など、あと一歩でゴールという場面が複数回ありました。監督も試合後の会見で「もう少し正確に、迅速にフィニッシュにつなげるプレーが必要」と語っており、このあたりの精度向上が今後の課題となりそうです。

一方で守備面では、アーリークロスへの対応にやや不安を残しました。福岡にとっては決定機とまでは至らなかったものの、深い位置からのクロスに対してマークがずれる場面があり、次節以降はより精度の高い相手であれば失点のリスクが高まるでしょう。特にサイドでの守備連携とラインの統一にはさらなる改善が求められます。

勝利に浮かれることなく、課題を正しく受け止めて修正していく姿勢が、長いシーズンを勝ち抜くためには欠かせません。

連戦を戦い抜くチーム全体の底力

開幕7連戦という過密スケジュールの中で、すでに5試合目。この状況で勝点3を取り切ったという事実には、チームの底力を強く感じさせられました。中3日でのアウェイゲームにも関わらず、フィジカル面で相手に遅れを取ることはなく、終盤に得点を奪える走力と集中力を保ち続けられたのは高く評価すべきポイントです。

監督も「中3日の流れは今季で3~4回目。選手たちの身体がアジャストしてきた」と話していたように、事前の準備やプレシーズンのトレーニングが功を奏しているようです。また、選手個々のコンディション管理も成功しており、大きな離脱者を出すことなく試合を回せているのも心強いです。

何より心強いのは、途中出場の選手がしっかりと結果を出していること。これはまさに「チーム全員で勝つ」スタイルが浸透してきている証拠です。先発メンバーだけでなく、後半途中から流れを変えるジョーカー、守備を締める選手、あらゆるタイプの選手が役割を理解し、チームに貢献している姿は頼もしい限りです。

次節に向けた勝利の意味と求められる進化

今回の福岡戦の勝利は、順位表以上に“内容”と“メンタル面”において価値のあるものだったと感じています。先制を許しても慌てず、セットプレーで同点に追いつき、最後は途中出場の選手で勝ち切る。この流れは今季のフロンターレが目指すべき試合運びの理想形といえるでしょう。

ただ、次節以降はさらに強度の高い相手との対戦が続きます。特に守備が堅い相手に対しては、今回のようにクロス一本で仕留める展開は再現が難しいこともあります。だからこそ、もう一段階上の精度、バリエーションのある攻撃パターンの確立が必要です。

また、守備面では相手の切り替えの早さやカウンターに対する備え、セットプレーでの集中力も継続して高めていく必要があります。連戦の中で一つひとつの課題をクリアしながら、チームがどう進化していくのか。その過程そのものが、サポーターとしても非常に楽しみです。

総力戦のなかで若手とベテランが共存し、成長と成果を同時に見せている今のフロンターレ。次の試合も“らしさ”を出してくれることに期待しています。

まとめ

川崎フロンターレはアウェイ福岡戦で2-1の逆転勝利を収め、開幕7連戦の5試合目を白星で締めくくりました。前半は我慢の展開ながらセットプレーで追いつき、後半終盤にエリソンのゴールで勝ち越し。家長の復帰弾、伊藤のアシスト、そして三浦の安定したプレーなど、選手たちの個性が光った一戦でした。課題もある中で、チームの総合力と成長を感じさせる試合内容に、次節への期待が膨らみます。