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河原創の同点弾で2-2ドロー!川崎フロンターレ、町田との激闘を振り返る【2025年J1第9節】

上位対決となったJ1第9節、川崎フロンターレはアウェイでFC町田ゼルビアとの激しい攻防を繰り広げました。前半からアクシデント続きの苦しい展開となったものの、選手たちは決して諦めることなく戦い続け、河原創の同点弾で価値ある勝点1を掴み取りました。今回はこの試合をフロンターレサポーターとして振り返りつつ、選手たちの奮闘や次節への期待を込めてレポートします。

前半から激しい展開、波乱含みの立ち上がり

橘田とジェジエウの離脱が響いた前半の展開

J1第9節、アウェイの町田GIONスタジアムで行われた上位対決。キックオフから両チームの強度の高い攻防が続き、序盤から見ごたえのある展開となりました。しかし、フロンターレにとって痛恨だったのが、開始早々に橘田健人が負傷し、山本悠樹との交代を余儀なくされた場面です。さらに前半33分には守備の要ジェジエウまでもが負傷交代。まさに戦力の中枢が立て続けに離脱するという想定外の展開となりました。

監督も試合後に「交代は難しくなかった」と語っていたように、現場の決断は迅速だったものの、交代回数が前半だけで2回消費されてしまったことで、後半の戦術変更やリスクヘッジに制限がかかってしまったのは事実です。この2つのアクシデントが、前半のフロンターレのプランを大きく狂わせたことは間違いありません。

特に守備陣では、ジェジエウの離脱後に左利きの車屋をそのままセンターバックに投入する判断がなされました。対人の強さを活かす町田に対し、即席の守備陣でどこまで対応できるかが大きな焦点となっていきました。

エリソンの先制弾が生んだフロンターレの攻撃リズム

そんな中でも、試合の流れを引き寄せたのはエリソンの先制点でした。16分、右サイドから家長が起点となり、マルシーニョ、三浦とつないで左サイド深くまで侵入。三浦の鋭いクロスに対し、GKが弾いたボールをエリソンが逃さず押し込み、フロンターレが先手を取りました。

このゴールは、ポゼッションから崩していくフロンターレらしい展開で生まれた得点であり、中央に枚数をかけずともサイドのコンビネーションで攻略できる攻撃のバリエーションを示すものでもありました。ゴール後の流れでは脇坂や河原が中盤でセカンドボールを拾い、さらに追加点を狙う展開もあり、押し込む時間帯を作れていたことはポジティブな要素です。

中でも三浦のオーバーラップとクロスの質、そしてこぼれ球への反応力を見せたエリソンのフィニッシャーとしての強さは、ここ数試合での勢いをそのまま証明した形となりました。

ロングスローからの失点と守備の連携課題

ところが前半34分、町田の代名詞ともいえるロングスローから同点ゴールを許してしまいます。林のスローインからの混戦で岡村に押し込まれ、あっさりとスコアを振り出しに戻されてしまった場面でした。

この失点には複数の問題がありました。まず、プレーが切れてからの再開に対して集中力が途切れていたこと。そして、セカンドボールへの反応が一歩遅れたこと。河原も試合後に「声をかけて集中力を上げれば守れた」と語ったように、完全に防ぎきれないものではなかったはずです。

また、この時間帯はジェジエウが退いた直後であり、守備陣の連携がまだ整いきっていなかったことも影響した可能性があります。こうした細かな綻びが失点につながるという点では、やはりセットプレー対策と再開直後の集中力維持は、引き続きチームの課題として残りました。

同点に追いついた後半、選手交代で流れを掴む

西村のゴールで逆転許すも、河原の一撃で再び並ぶ

後半に入ると、町田のプレッシャーが一段と増してきました。特に立ち上がりの時間帯、右サイドからのクロスに西村が頭で合わせて勝ち越し点を奪った場面は、フロンターレにとって悔やまれる失点となりました。立て続けに押し込まれる展開で、セカンドボールをなかなか拾えず、完全に町田の流れだったといえるでしょう。

しかし、ここからのフロンターレが粘り強さを見せました。後半70分過ぎ、エリソン、家長、マルシーニョの3枚を下げて山田、伊藤、宮城のフレッシュな選手を投入。これが大きな転機となります。

そして73分、ショートパスをつないで中央突破を狙った流れから生まれたゴール。混戦の中でルーズボールにいち早く反応したのが河原創でした。左足で丁寧に放たれた一撃がネットを揺らし、スコアは2-2に。まさに魂のこもった同点ゴールでした。

このゴールは、単なる点の取り合いではなく「チームが試合を諦めなかった」ことを象徴する得点でもありました。

終盤の猛攻と決定機、勝ちきれなかった要因は?

同点に追いついたことで勢いに乗ったフロンターレは、残り15分を完全に主導権を握って進めました。特に伊藤や宮城が右サイドからドリブルでしかける場面、脇坂のコーナーキックから山田がゴール前で合わせた場面など、何度も決定機が訪れました。

しかし、ここであと一歩、ゴールを奪うことができなかった。シュートの精度、ラストパスの質、あるいは相手GK谷の好セーブ。勝点3を逃した要因は一つではありませんが、前線での決定力がわずかに足りなかったことは否めません。

また、町田の粘り強い守備も見事でした。リードを守り切るための体を張った対応、ロングスローやカウンターでの時間稼ぎ、そうした試合巧者ぶりは特筆に値します。終盤の混戦のなか、勝点1を持ち帰れたことを前向きに捉えるべきかもしれません。

河原創の攻守にわたる躍動と若手の奮闘

この試合で最も輝いていたのは、やはり河原創でした。試合を通して中盤のバランスを取り、セカンドボールへの反応も的確。守備時には要所でブロックを見せ、攻撃ではチャンスに絡み、自ら得点も奪う活躍。まさに“チームの心臓”と呼ぶにふさわしいパフォーマンスでした。

監督も試合後に「攻守、切り替えの全局面でいいプレーができる」と評価したように、今季の河原はチームの中心に完全に定着しつつあります。

加えて、途中出場の伊藤達哉や宮城天も見逃せません。伊藤は右サイドからの仕掛けで流れを変え、宮城も空中戦で存在感を示しました。山田も惜しいヘディングを放ち、攻撃に勢いをもたらしてくれました。

若手の台頭とベテランの融合。それこそが、今のフロンターレが上位に食らいついている大きな要因の一つだと感じました。

勝点1に見えた価値、次節に向けた展望

負傷者続出の中で見えたチームの底力

この町田戦で最も印象的だったのは、主力の離脱にもかかわらず、チーム全体が最後まで勝利を目指し戦い抜いた姿勢でした。前半早々に橘田、さらにジェジエウという中盤と守備の要を失ったことで、ゲームプランの修正を迫られましたが、それでもチームは動じませんでした。

監督の「采配は難しくなかった」という言葉の裏には、どんな状況でも戦える準備をしてきた自信がうかがえます。そして、それに応えるように選手たちがプレーで示してくれました。車屋がすぐに守備に入り、山本がボールを動かし、後半にはフレッシュな選手が次々とピッチに送り込まれました。

確かに勝ち点3は逃しましたが、劣勢をはねのけて2度目のゴールを奪ったこの引き分けには、勝利にも匹敵する価値があると感じます。

伊藤・山田・宮城ら交代組のパフォーマンス分析

後半の交代カードが試合の流れを変えたことは間違いありません。特に伊藤達哉のプレーは、限られた時間の中でも違いを生み出していました。サイドからのカットインやスルーパス、さらには守備への切り替えの早さなど、攻守において高いレベルのパフォーマンスを見せてくれました。

宮城天は左サイドでの空中戦やスペースの使い方に長け、あと一歩で得点という場面もありました。さらに山田はゴール前での競り合いやフィニッシュへの意識が強く、若さと勢いを感じる存在でした。

この3人の活躍は、チームの選手層の厚さを感じさせるものであり、今後のローテーションにも希望を与える材料となります。特に中2日での試合が続く過密日程において、こうした「途中から流れを変えられる」選手の存在は極めて重要です。

首位浮上へ向けて、未消化試合の重要性と今後のカギ

今回の引き分けにより、川崎フロンターレは暫定で3位をキープ。町田に勝てていれば2位浮上も視野に入っていただけに悔しさはありますが、未消化の試合を残している点は大きなアドバンテージです。

次節は中2日での連戦となるため、疲労の蓄積とケガ人の状況が懸念されます。ジェジエウや橘田の状態次第では、再び布陣を大きく変えざるを得ない可能性もあるでしょう。しかし、この町田戦で見せた「全員で戦う姿勢」があれば、どんな相手にも互角以上に戦えるはずです。

鍵を握るのは、河原・脇坂を中心とした中盤の構成力、そしてエリソンや山田といった前線の決定力。さらに、山口瑠伊の安定感ある守備も、今後の勝利には欠かせません。

これからの数試合が、優勝争いに残れるかどうかの正念場になります。まずは次節、ホームでの試合でしっかりと勝点3を奪い、弾みをつけていきたいところです。

まとめ

川崎フロンターレにとって、町田戦は非常に意味のある引き分けとなりました。エリソンの先制点、河原の魂の同点弾、交代選手たちの奮闘。そして何より、ケガ人が続出する中で見せたチームの結束力は、今後のJ1優勝争いに向けて大きな収穫です。もちろん、勝ち点3が欲しかった試合ではありますが、この勝点1が終盤戦で活きてくることを願ってやみません。次節、ホームでの試合では勝利を期待しましょう。