「このクラブはアジアを獲れないのか…」って思っていた11回目の挑戦。ついに決勝の扉をこじ開けました。タイトル獲れないとどこかで覚悟していた2016年までの川崎フロンターレみたいな雰囲気を、ついにこじ開けてくれたなー。
相手はあのC・ロナウド率いるアル・ナスル。しかも川崎フロンターレは中2日の過密日程、サウジアラビアのアウェイ。そんな“全部乗せ”の厳しい条件を跳ねのけて、3-2での勝利。ACL決勝進出…。信じていたけど、信じられない気持ちです。
ゴールラッシュの裏にあった若手の覚醒、守備陣の気迫、そして交代策の妙。フロサポとして、こんな試合を見られたことがただただ誇らしい。そして次はいよいよ決勝。ラスト1勝で、クラブ初のアジアタイトルが手に届きますね。
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ACL決勝進出!川崎フロンターレが世界を驚かせた90分
試合の立ち上がりから主導権を奪った川崎Fのゲームプラン
川崎フロンターレが、世界が注目するクリスティアーノ・ロナウド率いるアル・ナスルを撃破したこの一戦。サウジアラビアの地で、開始からいきなり主導権を握ったフロンターレの姿に、DAZN越しにも「勝てるかもしれない」という空気が伝わってきました。
立ち上がりこそ相手に決定機を作られたものの…そこで集中を切らさず、GK山口瑠伊のビッグセーブでしっかり流れを断ち切ったのが大きかったですね。最後までルイはすごかった。
前半10分、相手のプレスを上手くいなしながら、自分たちのリズムでボールを動かしていくと、マルちゃんの崩しから伊藤達哉のスーパーゴールが炸裂。完全アウェイの空気を切り裂くような一撃でした。
驚いたのはその後の展開…。アビスパ福岡時代の1-0守りきりっていう長谷部監督はもういないね。川崎フロンターレの長谷部監督は相手より1点でも多くとる!っていう監督になってるね…。
守る展開に入りそうなところを、フロンターレは中盤で人数をかけてしっかり相手を制圧し、追加点を狙う姿勢を見せ続けたのが大きかった。ターンオーバー(ってかくと長谷部さんが起こるけど)しているメンバー構成ながらも、それを感じさせない連動した守備とビルドアップは、これまで内弁慶とさんざん言われていたJリーグの中だけで強い川崎じゃなくて、アジアの強豪になった気がしましたね。
ロナウド、マネに屈しなかったのは素晴らしい。世界のスターを封じた守備陣の奮闘
この試合の主役は、派手なゴールを決めた選手たちだけじゃないですね。C・ロナウド、マネ、ブロゾビッチといったワールドクラスの攻撃陣を相手に、最終ラインの選手たちが最後まで集中を切らさずに対応し続けたことこそ、勝利の土台でした。
特筆すべきは、やはり高井幸大。まだ19歳のセンターバックが、ACL準決勝という大舞台で、しかもあのロナウドを相手に堂々とマークについて、空中戦で最初こそ負けたものの、地上戦でも一歩も引かず、時に身体をぶつけ、時に読みで先回りし、完全にロナウドの自由を奪っていました。完封していました。
さらに丸山祐市との連携も絶妙。経験豊富な丸山がコーチングで若手を支えつつ、自らもギリギリのクリアを繰り返す。丸山は相手の2ゴールとも自身の体に当ててコース変わって入ってしまいましたが…それも守れているからこそ。素晴らしい守備でした。
サイドバックに入ったファン・ウェルメスケルケン際や、途中から入った佐々木旭の走力も含め、ディフェンスライン全体が統率されていましたね。
何より、「名前でプレーしていない」という長谷部監督のコメントの通り、相手も単なる1サッカー選手としてリスペクトしすぎていなかったのが大きかった。大谷翔平じゃないけど、憧れるのをやめていましたね。
スターにビビるどころか、自分たちの距離感と間合いで押し返して堂々と戦っていました!!
交代策が全て的中!長谷部監督の采配が光った後半戦
この試合、もうひとつ忘れてはいけないのが、長谷部監督の采配力。前半で2ゴールを奪ったとはいえ、ハーフタイムで大関と神田の両若手を下げる判断も素晴らしいし、交代全部当たっていました。
後半頭から投入されたエリソンと脇坂泰斗。特にエリソンは左サイドで時間を作り、相手DFを引き付けながらのキープ力と突破力で、明らかに流れを変えた。あの3点目のアシストは、まさにエリソンにしかできないプレー。ダイレクトで決め切った家長も本当に良かった。大ベテランの一振りが、川崎にとってどれだけ頼もしい存在か、改めて思い知らされたゴールでした。
橘田の負傷に即対応した河原の投入も、際から佐々木の交代も、相手のスピードに対応するための先手先手で全部効いていましたね。「長谷部さんカップ戦強すぎない?」ってポストしたらめっちゃいいねおされたけど、本当に名将ですね。
若き力「伊藤・大関・高井の躍動」
ACLで大爆発!伊藤達哉のスーパーゴールがもたらしたインパクト
前半10分、伊藤達哉の右足ボレー素晴らしかったですね。マルシーニョの突破→クロス→こぼれ球という流れで、PA外に転がってきたボールを、迷いなく叩き込むのがすごい。
相手は、ベントというサウジ代表級のGK。あの距離で反応されないコースに一発で突き刺すなんて、ACL準決勝の舞台で普通にできることじゃないよな。ファン・ウェルメスケルケン・際もそうだけど、欧州でプレーしていた選手は相手をリスペクトしすぎてなくて頼もしかったですね。
伊藤はこのゴールだけじゃなく、全体的に攻守に効いてました。マネとのマッチアップではちょっとやられた部分もありましたけど、それ以外は本当に効いてたなー。
大関友翔がACL準決勝で見せた勝負強さ
大関友翔は川崎フロンターレの宝ですね。こんな持ってる選手なかなかいないよ。
ACL準決勝で先発、勝ち越しゴール…。将来有望な選手…っていうイメージから現在最高峰の選手になりましたね。
攻守に効きまくってた伊藤のシュートのこぼれ球を左足で冷静に押し込んだ場面、正直言ってビビりました。なにあの落ち着き?ACL準決勝だよ?相手のGKもすげえんだよ?DF陣もすげえんだよ?でもメンタル強すぎる20歳の大関は落ち着いて流し込んじゃった…。えぐい。
守備でも前線からよくプレスをかけていて、サボらない走りが本当に効いていました。全体の運動量も申し分なかったし、ボールの預けどころとしても安定感あり。チームを勝たせた若手がたくさんいるのは本当に大きいなぁ。
19歳がロナウドを止めた日になりました。高井幸大の進化が止まらない
クリスティアーノ・ロナウド。サッカー界でその名を知らない人はいない。そんなスーパースターを相手に、「勝って当然」みたいな態度でマークについてたのが高井幸大。いや、すごすぎるだろこの19歳。
空中戦で競り勝ったり、バイシクルを仕掛けてくるロナウドを身体で止めたり、何度も相手のシュートコースを限定したり。試合中、何回「高井!」ってポストしたかわからんな。
個人的に一番感動したのは、後半にロナウドがフラストレーションを見せていたシーン。高井がついてるエリアではボールが収まらないし、抜け出しも潰される。結果として、ロナウドが他の選手を使う動きが増えた=完封でしたね。
ACL準決勝で、クリロナ相手に対して普通に守備して勝ち切る…。日本代表は伊達じゃないな…。もう高井に関しては覚悟してます。止められない。
アジア制覇へラスト1勝!決勝・アルアハリ戦への期待と展望
中2日でこの試合運び…コンディション調整と選手層の成熟
準決勝アル・ナスル戦の勝因のひとつに、ターンオーバー(っていうと怒られるけど)によるコンディション管理の巧みさが挙げられますよね。中2日というACLらしからぬ過密日程の中で、先発に名を連ねたのは普段出場機会の少ない若手たち(神田・大関を中心にね)っていうのがすごい。
交代選手もエリソン、ヤスト、家長、河原…ハイパフォーマンスでやり続けてくれました。瀬川はちょっと時間短かったけど。もちろん気温や移動の影響は無視できないし、決勝でもハイパフォーマンスで行けるかはわからないけど、あとひとつ。ここまでこれたのは本当にうれしいし、長谷部監督が見せた起用法を見てると、アルアハリ戦も不安より期待値が上がりますよね。アジアを獲るなら、いましかないですね。
ルイはすごい!勝負を決める守護神の存在感
どんなに若手が頑張っても、どれだけ試合を支配していても、最後に試合を決めるのは“経験”という名の武器。この試合でそれを体現したのがGK山口瑠伊でしたね。
ルイは試合序盤のビッグセーブ、ロナウドのヘディングに反応、マネのシュートにも触ってたし、終盤のFKを足で掻き出したのは感動してしまいました…。本当に川崎フロンターレに来てくれてありがとう。
決勝でもルイが先発だと思いますがソンリョン、あんちゃんを含めて3人のGKで勝ちに行くんだよ!最後まで頼む。
アルアハリとの決勝はどうなる?相手の特徴と川崎Fの勝機
さて、ついに決勝です。11回目の挑戦にしてやっとたどり着いた決勝。相手はまたしてもサウジ勢、アルアハリ。アルヒラルに3-1で勝ってきたクラブ。C・ロナウド率いるアル・ナスルを破っても、まだ“ラスボス”がいるのかとため息が出ちゃうけど…。ここまで来たらやるしかない。優勝しましょう。
アルアハリは守備が固く、個の打開力が高いクラブですが、スター選手はアル・ナスルより少ないでしょうし、組織vs組織なら戦える気がする。勝機は全然あるはず。
現地サポ…いろいろな事情を乗り越えてそこに立っていると思いますが…本当に感動しています。声ずっと聞こえています。ありがとう。なかなか難しいかもだけど、最後までお願いします!!
あとひとつ!!!!なんてすばらしい朝だ!!




