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川崎フロンターレ鄭成龍(チョン・ソンリョン)のプレースタイルは?川崎フロンターレの守護神!

今日から2ヶ月くらいはかかるかなーとは思うんですが、全所属選手のプロフィールと、プレースタイルの記事を書いていこうと思ってます。(飽きなければ)

背番号順に書いていくのが一番いいかな?って思ったので、まずはわれらが正GK!ソンリョン

鄭成龍(チョン・ソンリョン)のプロフィール

鄭成龍(チョン・ソンリョン)って書くんですね、漢字では。スタジアムで見た事はあるけど、改めて見ると鄭は難しい字だなぁ。

鄭成龍(チョン・ソンリョン(JUNG Sung Ryong))

1985年1月4日に、大韓民国・済州特別自治道済州市で産まれたプロサッカー選手

ポジションはゴールキーパー。身長191センチ、体重90キロ。血液型A型。利き足は右足。

浦和レッズとのACLでの暴行試合でJリーグサポーターの中では悪名高いあの済州市出身なんですね。

プロ入り前

京畿道城南で生まれて、小学5年生のときにサッカーを始め、中学2年生でゴールキーパーに転向。

高校は済州島にある西帰浦高校に進学し頭角をあらわします。韓国はいまだに四強制度(学生時代に全国大会でベスト4に入った選手しか上のカテゴリーに行けない。今はちょっと緩和されてるらしい。例外はユース代表)&ドラフト制度があるから、日本での中村憲剛みたいにプロに入ってから伸びて、MVPみたいなことになりにくいんですよね。

パク・チソンはドラフト制度でプロに入れなかったんですっけ?高校時代優勝したけど、体小さいから、ドラフトからもれて、大学行ってもプロには進めずに、パク・チソンの大学の指導者と京都の関係者が知り合いだったからなんとか日本でプロに…ってなりましたが、もしかしたらパク・チソンはプロになれずに終わっていたかも…。

アジア人選手として初めてUEFAチャンピオンズリーグのトロフィーを手に入れ、そして決勝戦でプレーした選手。4度のプレミアリーグ優勝、UEFAチャンピオンズリーグとFIFAクラブワールドカップでも優勝を経験。UEFAチャンピオンズリーグ9年連続9回の出場はアジア人最多、欧州サッカー連盟主催の国際大会に11回出場もアジア人最多…そんな選手がいなかったかもしれないというね。

もちろん韓国の勝利至上主義で強くなっているのも現実としてあるのですが、4強制度の弊害で見逃す可能性があった朴智星がこれだけすごい選手になったことも、今4強制度がちょっと柔軟になっている1つの要因なんでしょうね。日韓ワールドカップで柔軟になったとも言われていますけど。

今は小中高でリーグ戦もやっていて、トーナメント1回でベスト4にならないとアウトっていうのもそこまでなくて、リーグでのスカウトもあるらしいからまだ違うんだろうけどね。

と、話がソンリョンから離れてしまったので戻します。

プロ入り後

ソンリョンは高校卒業後、ドラフトにかかって2003年にKリーグ・浦項スティーラースに入団しました。最初の3年間は韓国代表の 金秉址(キム・ビョンジ)に阻まれて公式戦出場はゼロでおわり…金秉址が移籍した2006年からは出場機会を得て、申和容(シン・ファヨン)とポジションを争いをするようになりました。

浦項がリーグ優勝した2007年シーズンにはチョン・ソンリョンは韓国代表にも呼ばれるようになっていましたし、負傷していたのでリーグ戦自体への出場数は多くなかったけど、プレーオフでは5試合すべてにフル出場して優勝に貢献しましたね。

2008年に城南一和天馬(現在チーム名は城南FC)に移籍。兵役でチームを離れた金龍大(キム・デヨン、現在蔚山現代のGKで2018年のACLでも対戦しています)の後釜として加入して、正GKとして安定したプレーを続けました。移籍3年目の2010年にはACL優勝

その翌年の2011年に水原三星ブルーウィングスへ完全移籍し、ここでも正GKの座を守り5年間プレーしACLにも3度出場しました。

そして、2016年に川崎フロンターレに来ると、守備力の向上に大きく貢献し、2017年悲願のJリーグ制覇をかなえてくれた選手の一人!ソンリョンがいなければ川崎フロンターレは優勝してない!と言い切れるメンバー。

韓国代表での成績

クラブだけではなく、韓国代表としても活躍し、2度のワールドカップ出場、2度のオリンピック出場

2010年の南アフリカワールドカップでは決勝トーナメント進出に貢献、オーバーエイジで参加したロンドン五輪では、韓国代表史上初の銅メダル獲得に貢献(日本が破れて4位)しました。

改めて経歴振り返ると…すごいGKだな。改めて振り返るとサッカー選手、ゴールキーパーとしての経験値がすごすぎる。こういう機会でもないとプロフィールなんてよまないからなんか新鮮ですが、ソンリョンがゴールマウスを守ってくれてるのは本当に心強いですよねー。

鄭成龍(チ ョン・ソンリョン)のプレースタイル

チョン・ソンリョンのプレースタイルは、まず1対1の対人プレーの強さがあります。ガッツあるプレーも多く、怪我を怖がらずにボールに飛び込んでいくスタイル。
さらにシュートに対する反応はかなり早く、ビッグセーブ=GKのレベルと考えるとJリーグにいるGKの中でもトップクラスだと思います。
ただ…たまにですがハイボールの処理は上手くないような…って思わせる瞬間もありますよね…。
以前韓国でも「自動ドア」と揶揄されていたことはありました。

ですが言葉の壁もあるのに、韓国でも、日本でも、国内リーグを制覇できているというのはそれだけ素晴らしいGKである証拠。ソンリョンがいなければ川崎フロンターレの失点はもっともっと多かったはずなので、DF陣をソンリョンがまとめてくれているのは大きいですよね。

あとは真面目で本当にたくさん練習をしているし、ショートパスも、パントキックも精度が高いから、ソンリョンのキックから攻撃が組み立てられているし、川崎のビルドアップのスタートはソンリョンからはじまっていますよね。

新井章太や、ポールウィリアム、安藤駿介が超えなければいけない壁はまだまだ大きいと思います。素晴らしいGKです。

鄭成龍(チョン・ソンリョン)が川崎フロンターレに来てから

先ほども書きましたが、彼が川崎フロンターレを選んでくれたことで本当にチームは強くなりました。
監督が変わって鬼木達さんになったことが守備力アップにつながり、優勝のきっかけになった…みたいに言われていますが、ソンリョンを含めた守備の精度は風間八宏監督時代も悪くはなかったんですけどね。
その風間監督の望むサッカーで、ボールをGKからつなぐサッカーが求められました。ただ、それもすべてではなかったのが救われたといっていましたね。

『チームはポゼッションサッカーを目指しているから、GKもつなぎに参加してもらいたい。ただ、全部が全部というわけではない。相手が前線からプレスを掛けてきたりして、どうしても苦しいときは、蹴ってもいい

って風間八宏が言ったことがうれしかったとインタビューで語り、

僕はロングキックの技術にも自信があって、風間監督はそこも理解してくれていた。そうした言葉を掛けてくれたこともあって、少し気持ち的には楽になれました」

と言っていました。

自分の能力や売りとしている部分が認められるのはうれしいよなぁ。本当にパンとキックのレベルも高いですもんねー。さらに言えば闘志があるのに、押し殺して…というか外に出さないプレーはすごい。

去年の優勝を決めたゲームも右足でロングキックできない中でも守り切り優勝を決めたのに感動しましたよね。

失点数の圧倒的な減少

ソンリョンがフロンターレに加入してからの2年間で失点数は激減。

リーグ戦の失点数はソンリョンが来る前の3年間…

2013年は51点
2014年は43点
2015年は48点

ソンリョンが来てからの2年間は…

2016年は39点
2017年は32点

それこそソンリョン一人のおかげではないと言われるかもしれませんし、事実、新井章太が先発の試合もありましたからね。すべてがソンリョンのおかげというわけではないのは間違いないですが、ソンリョンの存在がプラスに影響していますよね。

中村憲剛も

「彼(ソンリョン)のおかげで勝てた試合がかなりある。以前から、GKは大事なポジションだということは分かっていましたが、あらためて、その重要性を再認識しました」

と評価をしていました。

プレーの指示は日本語

プレー中は日本語で『上げろ!』『下げろ!』『寄せろ!』『集中!』って叫んでいるそうです。
エドゥアルドには危険なときはポルトガル語で『ラドロン』(相手が迫ってきているぞ)って言っているそうです。エドゥも日本長いから簡単な日本語はわかるらしいですが。

あとは『大丈夫』っていうのもよく言うらしいですね。DF陣のミスを責めるのではなく、大丈夫だから、ゲームに集中しよう、っていうのがソンリョンが素晴らしいゴールキーパーたるゆえんなんでしょうね。

ソンリョンのインタビューを読むと、いつもこの人は生真面目ないい人なんだろうなーって思いますよね。

奥様は2006年ミス・コリアのイ・ミジョンさん

ソンリョンの奥様は2006年度のミス・コリア イ・ミジョンさんで、2歳年下の妻イ・ミジョンさんとは2008年12月、2年の交際を実らせて結婚。浦項時代、友人の友人だったミジョンさんに一目惚したそうで

「髪が長く、清楚な感じの美人で、理想の人でした。紹介してくれと友人に言って。そして、会う度にどんどん好きになっていきました」

というストレートなところもソンリョンのイメージ通り。

川崎フロンターレの移籍に対して、

「いい話だと思う」

と背中を押してくれたイ・ミジョンさんのおかげで2017年のフロンターレのリーグ優勝があるんですよね。

南アフリカワールドカップ中の6月18日に長男を出産したので、大会中、韓国がゴールを決めると、ゆりかごダンスをしたそうです。

長男(今年8歳かな?)、次男(1歳差だそうです)、三男(全員年子だそうです)の家族5人ですって。

ソンリョン まとめ

いやー、想像以上に長くなりました。朴智星の話とかいらなかったな…。でもソンリョンの経歴を改めて調べたことでこれからもたくさんソンリョンを応援したくなりましたし、生真面目で、シュートストップのうまいGKがチームのゴールを守ってくれているっていうのは本当に心強いですよね。

この長さだとまじで大変だな…。

 

次回の予定は2番ですね。