経営に苦しんでいるサガン鳥栖が、LIGHTzとテクノロジーリーディングパートナー契約を結びました。
人工知能(AI)を活用した試合分析のシステム開発を進めて鳥栖らしいサッカーを言語化するとのこと!
これは面白そうですね!!
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LIGHTz(ライツ)とサガン鳥栖が提携!
フェンシング日本代表などにAIを活用した業務支援を行っている「LIGHTz(ライツ)」(茨城県)と提携。
なんで茨城県の会社が…って思いますが、LIGHTzは佐賀県産業化スマートセンターの協賛企業ですよね。
だから佐賀県とも関係はあったんですよね。
AI技術『ORGENIUS』を利用した「先駆者の知を次世代につなぐ」支援を基にレジェンド(熟達者)思考の継承、並びに次世代プレーヤーの育成モデルの形成、またそれらを通じた「気づき、学び、成長」のサイクルがもたらす地域活性化の実現を目指しています。
とのこと。
鳥栖の戦術「サガン鳥栖モデル」の言語化
川崎フロンターレがあんまり得意ではないハードワークを重んじたり、攻守の切り替えを速くしたりする鳥栖の戦術「サガン鳥栖モデル」。
それをアルゴリズム化し、実際のプレーと照らし合わせることで選手の評価や育成に役立てていきます。
2019年の秋に開発を開始し、今年、鳥栖が行ったJリーグ公式戦2試合などでの選手の動きを解析し、パスの方向や回数など細かい部分まで数値化しています。
選手のプレー時の思考をAIが推察して言語化することで戦術との一致度が分かる仕組みで、ライツやクラブによると他にはない独自のシステムだそうな。
これは各クラブにも導入したら面白いだろうけど…サガン鳥栖のモデルが成功したら、各クラブもいろんなところからAIの技術を応用し始めるかもしれませんね。
鳥栖の竹原稔社長
今まで抽象的だった鳥栖モデルを言語化し、次世代選手や指導者の育成に力を入れたい
LIGHTzとサッカーの提携
フェンシング日本代表との連携が注目されますが、「サッカー×AI」分析プラットフォーム【ORGENIUS ATHLETE(オルジニアス アスリート)】がうまく運用されると今後も依頼は増えそう。
〇試合中の選手の動きやコンビネーションの特徴を図形形状として分析する「数値処理」システム
〇その動きの特徴に対して文章でコメントをつける「言語処理」システムを組み合わせた分析プラットフォーム
AIの弱点である “計算のプロセスがブラックボックスになってしまうことを克服した「ホワイトボックス型AI(説明できるAI)」
とのこと。
LIGHTzは2017年に、サッカーのジュニアスクール運営、指導者支援、海外へのフットボール留学支援を事業とする株式会社LEGROと、LEGROの持つ選手育成メソドロジー 「セクタービジョン」 とLIGHTzが開発するAIソフトウェアを連携させたサッカーのゲーム分析、選手育成ソリューション 【 FINED(ファインド)】 を共同開発しています。
鎌倉のサッカースクールですね。
日本の持つAI技術が、世界に対抗できるサッカーチームを作り上げることができるか?
楽しみに注目していきたいと思います!