すごいことですが、札幌の選手たちはそこまでもらっていないと思っているから、チーム愛がすごい。
去年の年末に、全選手に契約延長を出したコンサドーレ札幌だから、選手が自主的に返納を申し入れるのが一番先になったんだと思っています。
それだけチームと、選手の信頼関係があることが素晴らしい。
C契約の選手とかほとんどお金もらっていないのに、それでも返納に賛同しているっていうのがその証だと思います。
美談として報じることも大事だけど、チームがこれまで選手をいかに大事にしてきたか、っていうことも含めてどんどん報道してほしい。
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北海道コンサドーレ札幌の選手が年俸自主返納申し入れ
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で試合が行われていない中…札幌の全選手が、クラブに年俸総額約1億円の自主返納を申し入れたことがわかりました。
選手の給与返上はスペインリーグの名門・バルセロナなど欧州ではすでに例があるが、日本ではサッカー界のみならずスポーツ界全体で初めて。
これについては実行するしないっていうのはさておき、選手のチーム愛を感じますよね。
野々村芳和社長は、選手の行動に謝意を表しています。
北海道とかクラブのことを気にしてくれていることに感謝。
ありがたい話なんだけど、今すぐにそれを始めようではなくて、クラブとしても何とか経営を立て直す努力をする中で、引き続き選手と話をしながら、お互いに危機を乗り越えられるようにしたい。
で今すぐそれをするわけではなく、まずは建て直し、引き続き話し合いましょう、っていう野々村社長の発言も好きだわ…。
札幌はコスパのいいチームの印象だからそこまでもらっていないはず…
コスパが良いと言われている札幌の選手達ですからね。
例えば、ヴィッセル神戸に行ったら(年俸多く払えそうな印象のあるチームっていうことでヴィッセル神戸の名前出しているだけで、札幌の選手が行ったらいいのにっていうことではないです)、もっと貰えているはずの選手が多いです。
チャナティップなんて、海外でもっともっともらってもおかしくないレベルの選手。
それでも、北海道コンサドーレ札幌のクラブができる限りのリスペクトを選手たちに払い、選手からも同じだけのリスペクトがあることが外から見ててもわかるから、応援したくなるんだよな。
こういう行動が、サポーターの団結力も高めるし、もっともっとこのチームを応援したい、選手が移籍しても応援し続ける、っていうことにつながると思っています。
村井チェアマンも、コロナによる影響で経営が厳しくなるチームのことを考慮して、分配金の再検討を考えていますから、この年俸の話はもしかしたら自主返納しなくてすむかもしれません。
ですが、支えあう姿勢を見せてくれたことが本当にうれしいよね。
野々村社長は自身の給料返納も
野々村社長はまず自らの給料カットの準備をすでに進めているそうです。
本当に頭が下がる…。
クラブをお互いに協力して守っていくことは必要で、この段階で思いを一つにできたことはうれしい。
ミシャさんには伝えた。やるとなったらみんなでどこかのタイミングでやれれば。
と選手の思いとクラブ経営の状況を受け止めつつ、慎重に進めていくそうです。
愛する北海道を守る、愛するクラブを守る。
そんな姿勢がJリーグの形だと思う。
だけど、札幌がやっているんだから、って言ってほかのチームに強いることは間違っているからね。
素晴らしいことをした人たちをほめるのはいいけど同調圧力でほかのチームにもこれをやれっていうのは違うと思っています。
全試合行われたとしても、収容率50%なら5億円はマイナスになるそうな。
そして、チケット収入は年間約8億円の予算組みしていて、スポンサー収入がマイナスになれば…と考えると選手のこの行動も理解できます。
サポーターはこの心意気に感謝して応援していきましょうね。