サッカーのブログなので、こういうの描くのも何なんですが、凄かったですね…。
台風で、人生初避難所生活(たったの1日の予定ですが…明日家がどうなっているか次第)をしたのでそのことを書いていきます。
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午前10時に、避難勧告が発生
今回の台風で多摩川の氾濫の可能性あるかもな…って思っていましたが、本当に氾濫してしまいましたね。
朝10時には川崎市に土砂災害警戒区域に警戒レベル4の避難勧告と、浸水想定区域に警戒レベル4の避難勧告が出ました。
前日の夜からもしかして…と思っていたのですが、これを見て避難することを決意しました。
近隣の避難所、小学校に行ってみたんですが…
雨が小雨のうちに…ということで、まとめておいた荷物をもって11時には家を出て、避難所に歩いて移動。
近隣の小学校でしたが、そこでは避難してきた受付(住所、氏名、一緒に避難してきた人の情報、被害状況等を書きました)を済ませ、避難所として開放されていた家庭科室へ。
最初、そこまで人がいなくて(5~10世帯ぐらい)、逃げるという判断は早すぎたかな?って思ったんですが、そこから1時間もしないうちにどんどん人が増えてきて…家庭科室では入りきらず、学校が体育館を解放してくれることに。
そして体育館に移動したんですが…そこから1時間ぐらいで体育館はパンパンになってしまい、厳しい避難所生活を覚悟したんですが…市の方も受け入れきれない場合の対策をしっかりと考えてくれていたようで、無料の送迎バスを準備していただき、移動できる方を募り、2つ先の駅にある区役所の2階の市民会館に移動を促す形になりました。
身体が不自由な方や、子どもが小さい方は移動が大変だと思い、1人で避難していた俺はバスに乗ることにしましたが、同じように考えたのか、移動したのは1人で来ていた方や、夫婦でお子さんのいない家庭の方たち、後から来て体育館に入りきらなかった方が中心だったように見えました。
高齢の方や、小さい子供がいる家庭だといったん体育館で、荷解き等をしてしまうと移動しづらいんだろうな…ということを感じましたね。
市民会館にはどんどん人が逃げてくる
区役所の2階の市民会館を開放してくれた市の判断は本当に感謝ですよね。
もっと狭いところから来たので、最初はガラガラじゃん…って思っていましたが…この判断は大正解だったことが分かりました。
避難勧告から、避難指示に切り替わった地域も多かったことから、どんどん人が増えてきて…1000人規模の避難所でしたが、ここもピーク時にはほぼ満杯。座席に座ることができない人は、ロビーや階段にブルーシートや、配られた銀色のブランケットを敷いて、座ったり寝たりしているという…3.11のときによく見た避難所の光景が広がっていました。
それでも、ぎゅうぎゅうの中で不平不満も出ずに、クレームも全くなかったのは素晴らしいなぁと思います。行政の方々が本当にとても良くしてくれていました。
子どもたちの泣く声が響いていても、嫌な顔している人もいなかった印象ですし、お孫さんと一緒に逃げてきたおじいちゃんや、おばあちゃんもいたり、避難所生活になれていない人たちも多い中、ブランケットの配布や、飲料水の配布などがあり、近くのセブンイレブンや、ファミリーマートが営業してくれていたこともあり…避難所とはいえ、不満のすくない生活ができていたからかなと。
本当に、市の方や、コンビニを営業してくれていた方には感謝です…。
避難所生活に必要そうだったもの、チェックしておけばよかったもの
そして、台風がいったん去ったと思われる現在、このブログをかいています。
長い一日ですが…命があってよかった。まず命が一番大事。生きててよかった。
皆さん無事ですか?明日家に帰って…家が、多摩川にほど近い、アパートの1階なので…どうなっているのかを見るのが心配です…。
冠水しているかな…。押入れの上に大事なものは移動してきたけど…。
と心配は尽きませんが、命があるので、家がひどいことになっていても、なんとかリカバリーしていきます。
で、ここからは避難所生活に必要そうだったけど、持ってこれなかったもの、持ってきたけどチェックが足りなかったものを書いていきます。
避難所生活に必要そうだったもの
〇食事(軽食・お菓子・おにぎり等)
飲料水は命にかかわるからか、出してくれることが多いですが、避難生活1日目では食事はほとんど出てきません。長期化した時に、避難所に食事が運ばれてくることはありますが…1日だけの避難には食事は持ってくる必要があります。これはコンビニがあったので、問題なかったんですが、コンビニが営業していなかったら、厳しい人も多かったんじゃないかなー。
俺はチョコレートと、ウィダー系のゼリー、おにぎり等を持ってきていましたが…コンビニでしっかりとしたものを食べれたのはおおきかった。
〇ブルーシート(クッション性のあるものがいい)
最初の体育館ではマットレスがありましたが、使える人数は限られていましたし、後半に避難されてきた方は地べたに座っていました。
またでかいところに移動してからも床に座っている方等も多かったので…クッション性のあるものは必要かなと。
〇携帯充電用のコンセント・延長コード
USBや、バッテリーは持ってきている人多いんですが、市の方がご厚意でコンセント等を使わせてくれることが多いので、バッテリーを消費する必要がなかったのは良かったのですが…バッテリーと、USB、携帯しか持ってきていない人が、コンセントにさす部分を忘れている方も多かった印象。
〇マスク、消毒シート、制汗シート
これはたくさんの方がいる中で、咳をしている方もいましたし、長時間に及ぶ避難生活で汗臭くなっている方も自分含めていた印象ですし、汚れたときにすぐに手を拭けるシートがあるといいと思いました。インフルエンザが流行っていることもあり…マスクは必須でしたね。
チェックしておくべきだったもの
PCや、デジカメ、貴重品に加えて、家が流されたときの為に2日分ぐらいの洋服、数日分のお金、実印等をまとめたカバンと、毎年作っている避難用バッグをもって出てきたんですが…避難用バックの中身をちゃんとチェックしておくべきでした。
避難用バックには、
〇電池(単2、単3、単4)
〇冷えピタ
〇カロリーメイト
〇軍手
〇懐中電灯
〇携帯ラジオ
〇スリッパ
〇耳栓
〇アイマスク
〇ホッカイロ
〇風邪薬、胃薬、ばんそうこう
〇ゴミ袋
〇ティッシュ
〇タオル、バスタオル
〇はさみ
〇塩、しょうゆ
〇コンパクトにしまえるポーチ
を入れているんですが…全然チェックしていなかったことで、懐中電灯や、はさみがさびていたり、ラジオが壊れていたりと使えないものが多かった…。
被害が少なかったからよかったけど、何日も、って考えると防災グッズはもう少し考えないといけないなと改めて感じました。
多摩川氾濫・地震・浸水…
住んでいる地域ではないですが、世田谷のあたりで多摩川が氾濫してしまいましたね。
ちなみに、台風19号の接近に伴う大雨で、午後9時現在、東京、埼玉、神奈川、宮城、栃木、福島、長野、静岡の8都県で氾濫が確認されているそうです。
皆さんの住んでいる地域は大丈夫でしたか?
それに武蔵小杉のあたりで、駅前が冠水していたり、稲田堤のあたりでも冠水が発生していたりと、多摩川の氾濫に関連しているだけではなく、排水が間に合わなかったことによる浸水も多く発生してしまいました。
まずは命をだいじに、ということで、俺の友達で川崎付近に住んでいる人は、みんな避難所に移動していて…台風15号での千葉での被害を見て、今回の行動は迅速になり、その結果、命を守るということを優先する方が多くて、被害の減少につながったんじゃないかなと思います。
本当に良かったと思いますが…雨が収まってきたからといって安心しないようにして下さいね。
水位は下がっていない、吹き返しも危ない
だんだんと避難指示や避難勧告がなくなってきていますが…全部なくなっているわけではないですし、北上していて今も災害されている地域の方もいますから、安心できるのはまだ時間がかかりそう。
さらに、首都圏でも、雨治まってきたし、風もおさまっているから…避難所で夜過ごしたくないし、っていう方が帰っていく方も多いみたいですが…それも結構危険だと思います。夜間に帰宅しない方がいいですよ。明るくなってからがおすすめです。
道に何が落ちているかわからないし、夜はあぶないよ…。
あと、台風は風がやんだ後の吹き返しが一番危ないです。沖縄県の友達が言っていました。
雨風おさまったから、家周りや車庫を点検してこよう…みたいなときに怪我する人が多いんだよって。
きっとね、ダメになってしまっているんであれば、今見ても明日見ても結果は変わらないよ。今暗いうちに見て、吹き返しで怪我するのは馬鹿らしいよ!
とりあえず、これから安心しての二次災害が少ないことを祈りつつ…オードリーのオールナイトニッポンでも聞きながら避難所で寝るとします!
長い一日、まだ終わってないけど、生きててよかった!!