さて、川崎フロンターレの経営情報をまとめていきます。
最近、株式売買をよくやっているんですが、こういう会社があったら安定していていいよなーって思う企業ですよね。川崎フロンターレって。
前回この記事を書いたときにかなりの反応がありました。
去年までの経営情報分析はこちら⇒川崎フロンターレは超優良企業!経理マン目線で、個別経営情報を紐解く!
2018年の数値も出ましたので、資料を更新してみます。
データはこちら ⇒ https://www.jleague.jp/docs/aboutj/club-h30kaiji_1.pdf
この記事の目次はこちら
川崎フロンターレ2015-18年の財政状態・経営成績
相変わらずすべての年度で黒字。
川崎は2005年からずっと黒字なんですよねー。そして、2018年は過去最高収益更新。
川崎フロンターレは経営がやっぱりうまいんだろうなー。
かなり企業として成長しています。
2017年
営業収益5,123百万円(前年比120.4%)、経常利益394百万円(前年比119.0%)
2018年
営業収益6,074百万円(前年比118.6%)、経常利益475百万円(前年比120.8%)
ここ5年は増収増益ですからねー。素晴らしい限り。
資産を見ても2016年から2017年までは資産が276百万円増加だったのが、2017年から2018年は599百万円増加と、増加した資産も倍増。負債が2億近く増えていますが…これは借入でもしたのかな?
流動負債が1,145百万円、固定負債が147百万円という内訳なので、短期的なものが増えている感じですね。短期借入金なのか、未払金(給料等?税金等の支払い?)が増えたのか…何が増えたんでしょうね?
さすがにそこまで詳しいものは出てないので、ちょっと想像するしかないんですが…。
川崎フロンターレの営業収益、経常利益のグラフ
ここ5年間で、営業収益も、経常利益も増収増益。
このグラフを観ていただけると一発ですが、この5年川崎フロンターレは増収増益です。
2016年で初めて、営業収益が4,000百万円を超えましたが、2018年はなんと、6,000百万円越えというすばらしさ。
J1平均収益との比較は今回は割愛します。
2018年の財務諸表分析のまとめ
柏レイソルと、湘南ベルマーレ、ジュビロ磐田の3チームはまだ決算前ですので数値がないのですが…ヴィッセル神戸が圧倒的に利益プラスなんですよね。3チームがヴィッセル神戸を抜くことはないと思います。
営業収益9,666百万円、経常利益1,682百万円。圧倒的ですね。
経常利益で2番目は鹿嶋アントラーズで、営業収益7,330百万円、経常利益587百万円。
そして、3番目が川崎フロンターレで、営業収益6,074百万円、経常利益475百万円となっています。
営業収益でいうと、川崎フロンターレより浦和レッズのほうが上(営業収益7,549百万円)ですが、経常利益は32百万円なので、川崎フロンターレのほうが圧倒的にうえなんですよね。
J1で経常利益が出ているチームは9チーム、経常損失が出ているチームは6チーム。
3チームの損益はまだわかりませんが、現状最も損失が多いチームはサガン鳥栖の▲580百万円。
これは結構つらいですね…。降格チームでも長崎はプラスで終っていますが、柏レイソルや入れ替え戦まで行ったジュビロ磐田がどこまで損失出しているかは気になりますねー。
DAZNマネーで川崎フロンターレの黒字経営は続く
DAZNマネーは2017年も2018年も連覇したので…最低でも2020年までは分配して入ってきます。
そのうえで、今年も調子はいいので…最悪4位までに入れば、DAZNマネーでまたプラスになりますかね。
川崎フロンターレは安定して収益を得ている会社ではありますが、そのうえで優勝賞金や、DAZNでの分配金などプラスに働くことが多い印象。
ただ問題としては2017年は入場料収入が1,000百万円を超えていたのに、2018年は975百万円とちょっと減っているのが心配ですね。黒字決算とはいえ、入場料収入は今のキャパシティでは頭打ちなので…スタジアムを改修して大きくするしかないんだよなぁ…。
安定した企業ではありますが、ここからDAZNマネー以外の収入源を増やさないと、選手への給料は結果出した分だけ上がるでしょうから、弱くなった時にどうやって回っていくのか…というところは心配ではあります。
というわけでまた自己満足のブログとなりましたw
去年までの経営情報分析はこちら⇒川崎フロンターレは超優良企業!経理マン目線で、個別経営情報を紐解く!
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