川崎フロンターレのレギュラー陣は大卒メンバーばかり…というのが2018年までの実情でした。
川崎フロンターレユース出身のレギュラー選手はいまだゼロでしたが…ついに田中碧と、脇坂泰斗が出てきてくれたおかげで歴史は塗り替えられるかもしれません。
⇒川崎フロンターレに欠かせない生え抜き大卒Jリーガー。なぜ川崎で大卒が活躍するのか?ポジティブな要因と、ネガティブな要因。
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川崎フロンターレユース出身選手のトップチーム出場記録
史上初めてトップチームに昇格したのが、GK鈴木洋平とDF藤木亮以。
攻撃的なチームから考えると意外ですが、初昇格したのはGKとDFだったんですよね。
彼らは川崎フロンターレでは1度も試合に出場していません。
川崎フロンターレのトップチームの出場記録で振り返ると…
都倉賢(現・セレッソ大阪)がリーグ戦6試合。
木村祐志(現・水戸ホーリーホック)がリーグ戦7試合。
安藤駿介がリーグ戦5試合。
三好康児(現・横浜Fマリノス(レンタル))がリーグ戦31試合5得点。
板倉滉(現・フローニンゲン)がリーグ戦7試合。
脇坂泰斗がリーグ戦2試合。
田中碧がリーグ戦12試合1得点。
ここまで見ると、三好康児がダントツですが…田中碧が三好に猛追している印象です。
三好以来、リーグ戦2桁出場を果たした選手となりました。
田中碧は先発出場数で、三好康児にあと1試合
さらに田中碧は、リーグ戦12試合のうち先発出場が9試合。
三好康児は、リーグ戦31試合出場のうち先発出場は10試合。
大島僚太や、守田英正の怪我という状況はありつつ、それ以外にもボランチができる選手がたくさんいる川崎フロンターレというチームにおいて、若い田中碧が先発に選ばれて、しかも圧倒的な守備力を見せつけて、レギュラーポジションを獲得しているのが素晴らしい。
もちろん大島僚太や、守田英正が万全の状態で、かつ、過密日程でなければ田中碧が先発を獲得できるのか?というとまだ疑問符がとれませんが・・・それでも川崎フロンターレユース出身選手で初めて、トップチームのレギュラーポジションをとれる選手が出てきたかもしれません。
それに田中碧は大島僚太や、守田英正がA代表に選ばれて抜けることがあれば、間違いなく先発出場すると思いますしねー。
⇒田中碧(たなかあお)が川崎フロンターレユース出身初のレギュラーなるか?アカデミーから戦力になってほしい。
大卒選手<ユース出身選手となる日も来るか?
川崎フロンターレといえば大卒選手、っていうのが今までの歴史でしたが…ユース出身選手がレギュラーを取るチームは世代交代につよい印象があるので…川崎フロンターレもそうなってほしい。
俺の大好きな漫画アオアシの1巻で福田監督が
「次世代を育てられないチームに未来はない」
「日本サッカーの未来は育成にあるんだ」
って言っていましたが…その通りだと思っていて…今川崎フロンターレのスカウトは素晴らしいから、そこまで獲得した選手が失敗していない好循環になっていますが、それでも獲るのはミズモノで、失敗しないとも限らないわけで…
高い金を使って獲ってきた選手が使えなかった場合、チームはどんどん弱くなります。
だからこそ、ユース出身選手がレギュラーをたくさん務めているチームは強いと思います。それにユースから上がってきた選手には本当に愛着もあるし(もちろん大卒から入ってきた選手も、高卒から入ってきた選手も、外国籍選手も、移籍選手も全部好きだけどさ)…そういう循環が回っていくことがチームの未来を創っていくと思います。
だから田中碧がレギュラーを取ることは本当に意味のあること!大島僚太や、守田英正が帰ってきてもレギュラーを譲らない!ぐらいの活躍をしてもらいたいね。
⇒川崎フロンターレユース最高傑作の現在地。三好康児は横浜Fマリノス(レンタル)、板倉滉は海外へ挑戦!