川崎フロンターレが2019年に手にした『高さ』。過去10年のFW振り返りと…アウェイで超有効の武器!

レアンドロ・ダミアン

高さは武器、っていうのは間違いないんですが…川崎フロンターレには長らくその高さを武器にできてこなかった歴史があります。

高身長の”本物”レアンドロ・ダミアンが加入したことが新しいサッカーへの進化の予感があってワクワクしますよね…。

レアンドロ・ダミアン

レアンドロ・ダミアン

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川崎フロンターレFWの10年を振り返る

川崎フロンターレの過去の10年のFW陣を振り返ると…高身長の選手はほとんどいません。

サッカーがパスサッカーで、足元の技術を求めるサッカーだから、高身長の選手がフィットしなかったのもあるんだけど…

活躍した選手がジュニーニョや、小林悠、大久保嘉人といった身長の低い選手ばかり。

過去のFW陣を見ても180cmを超えている選手もほとんどいないし、185cmを超えている選手って誰がいるんだろう?ってレベルでいませんよね…

ちなみに下のリストの身長は、その年の選手名鑑から拾っています。なので前の年度と身長が違う選手がいる場合は、そういう理由からです。また背番号順に並べていますから順番が前後したりしています。

太字にしているのはその年の最高身長、赤字は185cmオーバー。

2010年 所属FWと身長

黒津勝 179cm

鄭大世 181cm

ジュニーニョ 174cm

矢島卓郎 182cm

小林悠 175cm

高須英暢 175cm

レナチーニョ 173cm

2011年 所属FWと身長

黒津勝 179cm

矢島卓郎 182cm

ジュニーニョ 174cm

小林悠 177cm

棗佑喜 184cm

谷尾昂也 178cm

2012年 所属FWと身長

黒津勝 179cm

矢島卓郎 182cm

レナト 167cm

小林悠 178cm

小松塁 190cm

谷尾昂也 178cm

2013年 所属FWと身長

矢島卓郎 182cm

レナト 167cm

小林悠 178cm

大久保嘉人 170cm

棗佑喜 184cm

アランピニェイロ 180cm

安柄俊 183cm

2014年 所属FWと身長

森島康仁 188cm

レナト 167cm

小林悠 177cm

大久保嘉人 170cm

安柄俊 183cm

2015年 所属FWと身長

杉本健勇 187cm

小林悠 177cm

大久保嘉人 170cm

船山貴之 170cm

長谷川竜也 164cm

2016年 所属FWと身長

森本貴幸 180cm

小林悠 177cm

大久保嘉人 170cm

大塚翔平 177cm

2017年 所属FWと身長

森本貴幸 180cm

小林悠 177cm

知念慶 177cm

ハイネル 172cm

大塚翔平 177cm

2018年 所属FWと身長

大久保嘉人 170cm

赤﨑秀平 174cm

小林悠 177cm

知念慶 177cm

宮代大聖 178cm

旗手怜央 171cm

2019年 所属FWと身長

レアンドロ・ダミアン 188cm

小林悠 177cm

知念慶 177cm

宮代大聖 178cm

過去10年で185cm以上はたった4人。総得点は…

2012年の小松塁190cm、2014年の森島康仁188cm、2015年の杉本健勇187cm…そして、2019年のレアンドロ・ダミアンの188cm。

この10年では4人しか185cmを超えたFWはいません。

リーグ戦での得点を…過去10年間でまとめると…

2012年の小松塁12試合無得点

2014年の森島康仁12試合2得点

2015年の杉本健勇24試合6得点

ということで185cm以上の選手の総試合数は48試合8得点という…かなり厳しいものですね。

 

そして、やっぱり杉本健勇はまあまあ活躍しているんだよなー。

 

2019年のレアンドロ・ダミアンはどうでしょうか…?

 

さらに言えば…過去を振り返っても

1997年のアレックス 185cm 20試合1得点(J2)

1999年の上村崇士 190cm 8試合2得点(J2)

2001年の盛田剛平 188cm 7試合1得点(J2)

2002年のマーロン 186cm 23試合12得点(J2)

2005年~2008年の都倉賢 2005年186cm、2006年~2008年187cm 6試合無得点(J1)

 

ほとんど活躍していないんですよね…。

複数得点したのは、マーロンぐらい。

都倉以外では1人も複数年在籍したことがないという…事実。

それだけ高身長のFWって活躍できていないんですよね…。

 

レアンドロ・ダミアンの高さは武器になる!

振り返ってきたように…川崎フロンターレでは過去高身長のFWがフィットしてこなかった歴史があります。

というか1年間でやめていく選手(正確にいうと2年目にレンタルで違うチームに行った選手がいたりしますが…)ばっかりで…高身長FWは活躍できていません。

Jリーグの得点王ランキングは、大久保嘉人(170cm)、佐藤寿人(170cm)、中山雅史(178cm)がTOP3ですから…高身長がもとめられていない、フィットしないリーグなのかもしれませんが…高さは単純に武器になると思うんですよね。

昨日のフジゼロックススーパーカップでもレアンドロ・ダミアンの高さは大きな武器になりました。体も強く、ジャンプ力もあり、ポストプレーができる選手。

こういう選手がフィットするとなると…川崎フロンターレのサッカーはがらりと変わるかもしれません。

単純に高さに頼るのは怖い…だけどアウェイでは効果的!

単純に高さに頼るサッカーは、ファウルやタックルでレアンドロ・ダミアンがつぶれる可能性もあるし、逆にファウルをしてカードをもらう…という怖さもあります。

川崎フロンターレのサッカーは高さに頼らない、足元を使ったプレーがメイン。だから高さに頼り始めるとそのパスサッカーが薄れていく、というか、ぶれてくる可能性はあるわけで…そこはかなり危険ですよね。

もちろん技術力の高い速いパスワークがあるからこその連覇だったし、そのサッカーは継続しているけど…研究されてきている部分も多いわけです。

そのため昨年はアウェイで「ピッチに水がまかれず、ボールが走らない悪環境」というようなことも多く報じられていましたし、チームぐるみでパスサッカーを封じられることが多かったんですよね。

(ちなみに昨日のフジゼロックススーパーカップで水をまかれず・・・なんてニュースありましたが、試合開始前にピッチに水まいていましたよ。ちゃんとした報道を!!)

それでもパスサッカーをするために、打開策として高いボールを放り込むことが有利に働くんですが…それが去年までの川崎にはその打開策をとれるパスターゲットとなる選手がいませんでした。

知念慶がポストプレーできるけど…それでもやっぱりレアンドロ・ダミアンのほうが何倍も上。

そこで、今年からは水をまかれない場合でもレアンドロ・ダミアンがいればかなりの打開策になります。そして、レアンドロ・ダミアンがいる場合、小林悠がフリーになる機会も増える!そこが大きいと思っています。

これからどういう風に変わってくるか…楽しみですが、レアンドロ・ダミアン一人が素晴らしい選手っていうわけではなく、小林悠や、知念慶といった選手たちも素晴らしいので、組み合わせ次第によってどんどん面白いサッカーになっていくんだろうなー。

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