中村憲剛の試合後のインタビューを読むと、スカウティングの勝利でしたね。
あとはキーマンでもあるエドゥアルド・ネットのつぶし方がどれだけ素晴らしかったかを、改めて中村憲剛の口からきくとやりたかったことが再認識できてDAZNでもう一度見返したくなりますね。
それに対して名古屋グランパスの風間八宏監督や、玉田圭司が「大きな経験になった」「勉強になった」って言っているのはかなり怖いですね。
残留したら、来シーズンもっと面白いゲームになるかもしれませんね!
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エドゥアルド・ネット対策=名古屋潰し
中村憲剛の試合後のインタビューを読むと、昨日の試合のキーマンは、やっぱり元チームメイトのエドゥアルド・ネットだったんですね。
今の名古屋グランパスの攻撃も守備も作り上げているのはエドゥアルド・ネットだというのを中村憲剛は語っていました。
「彼がボールを触ることから攻撃が始まることは映像を見ていても分かった。だからうちにネットがいたときに、やられて嫌なことをやってやろうと思った。つまりタイトに行こうと。とにかくネットにボールを触らせないように、意図的にポジションを取りました」
まずエドゥアルド・ネットにボールを持たせないために、厳しいプレスや、複数選手で囲むというようなポジショニングを取り、いつもと中村憲剛の位置取りも変わっていたんですよね。
ネットに対してかなりがつがつ行ったことで、イライラさせることができて、後半は悪い時のネットでしたよね。
エドゥアルド・ネットも試合後のインタビューで
Q.ネット選手に対して、川崎Fは強いプレッシャーを掛けていたのではないでしょうか?
「相手の監督が自分の特長を把握していたので、自分でもそう予測していました。今日の自分はゲームを作ることが全然できなかったと感じています。それが現実ですね。そういった中でも自分がやるべきことをやろうとしましたが、ゴールにつながるようなプレーはできませんでした。これからも自分たちには厳しい戦いが続きますが、毎回決勝戦という気持ちで臨みたいと思います。」
と言っていました。
名古屋グランパスに自信がついたら…
風間八宏監督が試合後に川崎フロンターレについては
「自信をもってボールを持っている。そこはすごくウチの選手たちは見習うべき。ただウチの選手たちはゴール前の崩しはいろんなものが見えてきているので、そこは伸ばしていきたい。そういう意味では今後に向けて大きな経験になった試合だった」
って語っていましたね。
風間八宏監督はずっと、『自信』がないとこのサッカーはできない、と言い続けていて、その姿勢をずっと見ていましたが…名古屋グランパスは負け続けていた時期は自信を失っているように見えて、7連勝中は自信満々に見えました。
メンタルのところを試合後の会見でも語っていましたが…ゴールを取ったシーンで選手にいろんなものがみえていたという風間八宏監督らしい言葉で語っていましたが、これが全選手共有し始めたら怖いですよね。
「逆にチャンスになったところ、ゴールをとったところは、選手がいろんなものが見えるようになってきたと思う」
「その数をもっと増やすために、もっと安定した試合ができるようになるために、一人ずつの意識や自信をつけていきたい」
このサッカーは11人が同じイメージを共有できるかどうか、自信をもってパスを回せるかっていうのは、大きいので…同じイメージを共有できるようになったら怖いですよね…。
玉田圭司も
「すごい勉強になった」
「前の試合とかその前とかも、ある程度ごまかせていた部分があると思う。自分たちがもっともっとやらないといけないという勉強になった」
って言っていましたし、来シーズンもJ1に名古屋グランパスが残留すればいちばん怖いチームで、一番楽しいゲームになるのかもなー。
ワクワクする対戦相手がどんどん増えるのは魅力的なJリーグになるために絶対に必要なこと。川崎フロンターレが連覇すれば、来年は絶対的な王者として対戦できるんだけどなぁ…。
来年の名古屋は怖いよ。