川崎フロンターレ出身の田中碧が、初出場初ゴールをきめました。
川崎フロンターレのユース(アカデミー)出身の選手の中で川崎フロンターレのレギュラーとなった選手はまだ1人もいません。
その日が来るのを待遠しく思っているんですが…。
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田中碧(たなかあお)の下克上!
田中碧はプロ初出場で、初ゴール。
中村憲剛をして「もってる」と言わしめる田中碧ですが、こんなところで満足してはいませんよね。
田中碧は、
「成長して、もっと長くピッチに立ちたいです。(大島)僚太くんや守田くんら代表クラスのボランチの壁を越えたいですし、小さい頃から憧れている(中村)憲剛さんも、ひとりのサッカー選手として越えたいです」
と大島僚太、守田英正といった日本代表クラスのボランチを追い抜こうと虎視眈々と狙っています。
⇒田中碧は川崎フロンターレユースから昇格した2018年最年少選手。ルヴァンカップ要員か?twitter、インスタは?
川崎フロンターレユース出身としての矜持
川崎フロンターレはユース出身の選手が活躍できていないチームです。
正確に言えば…川崎フロンターレのユース出身で川崎フロンターレ以外のチームでレギュラーとなっている選手はいるんですけどね。
川崎フロンターレのトップチームに、ユース(アカデミー)から上がってきて、川崎フロンターレでレギュラーを獲得した選手は1人もいません。
だからこそ、田中碧がレギュラーを取る日を見てみたい。
というか、三好康児、板倉滉が帰ってきてレギュラーを取ってほしいとは思っているけどね…。
田中碧は
「今のチームには大卒の選手がたくさんいますが、そのなかでユース出身の選手も増えてくればもっと良くなると思います。小さい頃から見てきたチームで、小さい頃から所属していた選手が活躍する。そうなるよう頑張りたいです」
って語っていますね。
川崎フロンターレユース(アカデミー)出身の主な選手
現在川崎フロンターレに所属しているのは3名。
安藤駿介(GK)
脇坂泰斗(MF)
田中碧(MF)
さらにレンタル中の2人が川崎フロンターレ所属といえそうです。
三好康児(コンサドーレ札幌・MF)
板倉滉(ベガルタ仙台・MF)
川崎フロンターレユース(アカデミー)からJクラブを経験している選手は30名弱ですかね?
Wikipedia情報ですが…。
ほかのチームでレギュラーを獲得したことがある選手っていうのも少ないんだよなぁ。
メジャーな選手でいうと…
都倉賢(コンサドーレ札幌)
永木亮太(鹿島アントラーズ)
高山薫(湘南ベルマーレ)
仲川輝人(横浜Fマリノス)
木村祐志(水戸ホーリーホック)
ぐらいかな?
あ、久保建英(横浜Fマリノス)も川崎フロンターレユース出身(これは言い続けるw)。
久保選手(君っていうのは本人の希望によりやめます)は川崎フロンターレが育てた!と言い続ける。
あとはちょっと意外なところで、ハーフナー・ニッキ(SVホルン)とかも川崎フロンターレユース出身。
これから川崎フロンターレ加入が決まっているユース出身選手としては、三笘薫、宮代大聖の2人ぐらい。
最近でもトップチームに上がることなく、ドイツに挑戦した村田聖樹や、ファジアーノ岡山に言ったデューク・カルロスなど川崎フロンターレのトップチームに昇格しなかった選手も多いんですよね。
現在ガンバ大阪の、高宇洋もU15まで川﨑フロンターレユース所属で、U18には上がらずに市立船橋に進んだんですよね。
トップチームとユースのつながりがうまくいっていないっていうのが、過去の昇格状況でもわかりますよね…。
⇒板倉滉vs三好康児。川崎フロンターレ後援会最高傑作vs川崎フロンターレユース最高傑作。
川崎フロンターレはなぜユース出身が活躍できないのか?
川崎フロンターレで現在レギュラーを取っているメンバーは外国籍選手を除いて9名。
そのメンバーをユース出身、高卒、大卒で振り分けると…
DF
車屋紳太郎(筑波大卒)
谷口彰悟(筑波大卒)
奈良竜樹(コンサドーレ札幌ユース)
MF
大島僚太(静岡学園高校卒)
守田英正(流通経済大卒)
中村憲剛(中央大卒)
家長昭博(ガンバ大阪ユース)
阿部浩之(大阪桐蔭高校卒)
FW
小林悠(拓殖大卒)
と5名が大卒、2名が高卒、ユース出身も2名。
ちなみに大卒メンバーは川崎フロンターレに直接入団している選手ばかりで、高卒メンバーは1人ずつ直接入団と、他チームでプロになった人がいて、ユース出身者は川崎フロンターレ以外のユース出身者のみ。
この割合が川﨑フロンターレの現在地を表していますよね。
川﨑フロンターレにとって
下部組織(ユース)出身<<高卒<<大卒
になっているんですよね。
これは実は将来の自分達の首を絞める事態になりそうなことなんですよねー。
⇒川崎フロンターレに欠かせない生え抜き大卒Jリーガー。なぜ川崎で大卒が活躍するのか?ポジティブな要因と、ネガティブな要因。
下部組織出身のメンバーがレギュラーの1/3ぐらいが理想
ユースが強いチームというのでイメージされるのはサンフレッチェ広島、柏レイソル、ガンバ大阪、セレッソ大阪、過去でいうと大分トリニータとかですかね?東京ヴェルディとかもそうですかねー。
本来はレギュラーの1/3ぐらいが下部組織出身であるべきだと思うんですよね。一時期のレイソルみたいなバランスが理想。
下部組織と、トップチームの方向性が一緒でなければそういう状況にはなりえないと思うので…そう考えると下部組織から上がってきた選手が、トップチームで活躍しているチームというのは、クラブとしての方向性が一貫している証明だと思うんですよね。
川崎フロンターレはそれが全く一貫性がないから、トップチームにあがってくる選手が少ないんだよなぁ。特にDFなんて全然上がってこないですもんね…。
板倉滉をDFと考えれば上がってきていることになりますが、ボランチと考えるとDFで川崎フロンターレのトップチームにあがってきた選手でレギュラー獲れそうな選手はいませんからね…。
川崎フロンターレといえば攻撃だとは思うんですが、ユースでもプレミアとかを戦っているのに、DFが育たないのはやっぱり厳しいよなぁ・・・。
柏レイソルユースみたいに、DFがガンガン育つっていう状況になったら最高なんだけどね。
だからこそ、田中碧がレギュラーをつかむことが大きなターニングポイントなると思っています。彼が取れば、門戸が広がる。下部組織から出てきた選手が定着することで、下部組織にいるメンバーのモチベーションも保つことができると思うんですよねー。
そのための第一歩として、田中碧が活躍し続ける状況が必要だと思います。
大島僚太、守田英正の壁はかなり高いけど、それを超えられるように頑張ってもらいたいと思います!!頑張れ!川崎フロンターレユースの星!!
⇒川崎vs札幌7-0圧勝!下田北斗初ゴール、田中碧初出場初得点!7得点全員違うお祭り騒ぎ!