三國(みくに)ケネディエブスがアビスパ福岡に内定しました!
以前、TV番組のミライ☆モンスターで観てから気になっていた選手の一人。
将来の日本代表候補、っていう触れ込みでしたが…しっかりとプロに加入したのはさすがですね。
当時、青森山田の1年生でしたが、FWからCBにコンバートしてプロ入りですか…
将来の日本代表としてCBに192cmのハーフのDFが入るのは素晴らしいことですね!!
⇒カタールW杯の主役は川崎フロンターレ。日本代表”主力”に大島僚太、守田英正、三好康児、板倉滉、三笘薫、旗手怜央、知念慶を!
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三國(みくに)ケネディエブスのプロフィール
ナイジェリア人の父と日本人の母を両親にもつ大型ハーフDF(主にCB)。
高校2年までFWとして活躍。
名前:三國(みくに)ケネディエブス
生年月日:2000年6月23日
出身:東京都東村山市
高校:青森山田高校
身長/体重:192cm/80kg(高校1年時は190cm/63kgでした!体格すごい良くなってる!)
ポジション:DF(FWからコンバート)
中学校から、青森山田中学に加入し、全国大会2連覇に貢献。中学校3年生時には、大会得点王を獲得したFWでした。
日本代表歴は、
2018年:U-18日本代表
2016年:U-16日本代表候補
2015年:U-15日本代表
と各年度で代表に選ばれている将来有望な選手の一人。
三國ケネディエブスの小学校時代から、相当有名な選手でした。そして、身長の大きさも、小学生離れしていたというエピソードが。小学校6年生にして身長178cmあったそうで、バスを降りようとして小学生料金支払ったら止められたっていう逸話もあるそうな…
さらに現在FC東京に所属している久保建英くんとは、小さい頃からなかよしでLINEを送り合う間柄なんですよね。
二人でいるところとか観てみたいなw
三國(みくに)ケネディエブスがアビスパ福岡に内定
そんな来年度のアビスパ福岡への入団が内定しました!!
192㎝の超大型CB。日本の宝になりえる存在。
高校2年生の途中からCBとして出始めて、完全コンバートは高校3年生だったにもかかわらず、高校3年生の2018年6月のU-18日本代表ポルトガル遠征にも選出されています。
はじめてのCBとしての選出に
「ポルトガル代表やノルウェー代表とかと試合をする。海外の選手に負けないような体作りをしていきたい。(チームメートも)自分よりも経験豊富なCBが来るので、その人から盗みつつ成長したいなと思います」
と言っていました。才能、体格が優れているだけでなく転向1年での伸びしろがとにかくすごかった証拠です。U-15、U-16代表候補では、アタッカーとして選出されていたことから、FWとしてもひどかったわけではないんですが…
ワールドカップで大活躍し、真野恵里菜と結婚した日本代表MF柴崎岳を含む数々の名選手を育て上げた青森山田高の黒田剛監督も
「(CBとして)相当伸びた。足も速い。素材だけなら日本代表」
と太鼓判を押す逸材DFです。
アビスパ福岡を通じて三國(みくに)ケネディエブスは、
「プロのキャリアをアビスパ福岡でスタート出来ることを光栄に思います。
ここまで来れたのは決して自分だけの力ではなく、監督、コーチ、そして背中を押してくれた親のおかげです。
アビスパ福岡に合流するまで自分を磨き、即戦力となれるように頑張ります。」
とコメントしています。
DFながらコンバートされてまだ短いので…守備力を鍛え上げるという意味では、J2でもトップクラスの守備力を誇るアビスパ福岡に加入したのは良いと思いますね。
これで攻撃的すぎるチームに入ってしまうと、憧れ、目標とする選手がいない状態になって、成長が頭打ちになってしまう…っていうこともありえますからね。
彼の将来のためにも、日本代表の将来のためにも、いい選択をしたと思います。
三國ケネディエブスはなぜFWからコンバートしたか
三國ケネディエブスはまだまだ守備の動きを完璧に仕上げてはいません。
身体能力の高さを活かした守備に光るものはありつつも、ずっとDFでやってきた選手と比べるとまだまだな部分も多く、持って生まれたポテンシャルだけで戦っている印象です。
ですが、それでも将来性という意味では、たくさんの選手を見てきた青森山田の才能だけなら194センチの高さを生かした守りでポテンシャルを余すことなく発揮。自身の可能性を広げるべく、大きな一歩を踏み出した。
プレミアリーグの前哨戦とも呼べるサニックス杯で大会初制覇を成し遂げた際も、新3年生だった三國ケネディエブスはベストイレブンに入りました。
破壊力満点のヘディングで最終ラインに君臨し、対空戦で負ける場面はほぼなく、チームの無失点勝利と初優勝に貢献。
中学生時代には、全国の得点王になり、世代別のFW代表として選ばれていた選手が、高校2年時には、伸び悩みCBに起用されて、3年でまた輝いて高卒プロ入りってすごいよね。
リアル「アオアシ」みたい。アシトはSBだけど。FWとしては頭打ちでもDFとしてはもっともっと成長するはず!
青森山田の黒田剛監督はサニックス杯を終えた後、
「三國はCBで育てていく」
と明言。
「コーディネーション系のトレーニングを入れて、俊敏に動けるようにする。あとはリスタートのところで空中戦の精度をもっと高めさせたい。なので、この1年はとことん鍛えていく」
と体作りのプランを発表していました。
実は三國ケネディエブス自身が言い出したCBへのコンバート
三國ケネディエブス本人もCB専任については
「プロを目指す時にFWでは厳しいなと自分も思っていた。FWへのこだわりはあって、自分は攻撃が好き。でも、将来を考えると何か物足りないなと思っていた。だから、CBをやりたいというのは1年前のサニックス杯終了後に自分から監督に伝えた」
なんとコンバートは自分からの提案だったんです!!
CBは小学校3年生くらいまでやっていたらしいけど、コンバート当初、戦術的な対応を含めたCBとしての動きは「完全な素人」と青森山田の正木コーチが言っていました。
そこは青森山田ですので、日本の高校サッカーを代表するレベルに優秀なCBがいたことで、お手本がしっかりとあったのが良かったんでしょうね。
さらに三國ケネディエブス本人は、主将やOBにも電話などを通じて、ディフェンスラインのアップダウンのタイミングなど動き方について質問攻めにするほどの積極性が会ったのが良かったんだと思います。
一つの手本と観たボアテングの動画を何度も観ていたそうです。
そして、自分で出した、CB転向という大きな決断が誤りではないことを、自身が言いだした1年後のサニックス杯でDFとしてベストイレブン受賞、高卒でアビスパ福岡入りという実績で、証明してみせた三國ケネディエブス。
もちろんまだまだ改善すべき課題も多い選手ですが、プレーの質はどんどん上がるはず。
空中戦については無敵だし、読みも鋭くなってきているんですが…あとはインターセプトされたときの対応とか、試合を通しての集中力、カバーリングとかだろうね。まだまだDFとしての脳になっていない感じ。
ただそれを補って余りあるセンスを感じます。
「FWやっていたのでその分、足下は普通のCBよりもあると思う。自分が持った時は結構チャンスつくろうと思って、色々な場所を見てロングボールやショートパスを意識しています。守備は二階堂やSBとの距離、連係を合わせていて、(現在は)相手のボールを取るのが楽しい。成長できていると思っています」
って楽しそうに言っていたから大丈夫でしょう。
三國ケネディエブスの兄、スティビアエブスは今?
三國ケネディエブス選手のお兄さんスティビアエブスも、青森山田高校の選手だった選手。
現在は順天堂大学の2年生。
三国スティビアエブスのポジションはDF。1998年5月31日生まれ。身長は182cm。体重は70kg。両方共ケネディエブスのほうが大きいんですよね。
ちなみに弟がCBにコンバートされたのに対し、今年5月の関東大学L1部ではDFが本職のスティビアエブスがFWとして起用されて大活躍していました。ややこしいw駒沢大学相手に2得点しています。
お兄さんも順天堂大学を卒業した後のプロ入りを目指しているということなので、二人のプロでの共演が見られるかもしれませんね!!
三國ケネディエブスは東京五輪で輝いてほしい!
三國ケネディエブスがプロに入ることが内定し、1つ目の夢がようやく叶ったところですが…まだまだ期待しています。
高校3年生ですが、あと2年後には東京五輪があります。
三國ケネディエブスが加入するアビスパ福岡からベルギーリーグのシント=トロイデンVVに移籍した冨安健洋を筆頭に東京五輪世代のCBは強い選手がたくさんいる印象ですし、東京五輪の時期にはまだ20歳ぐらいのケネディエブスですが…
こういう大型DFが若いうちから国際大会で活躍するようになれば、東京五輪だけではなく、カタールワールドカップでも大きな戦力となります。
三國ケネディエブスには期待しかしていないので、アビスパ福岡でしっかりと守備の能力を上げてもらって、活躍してもらいましょう!!
そして、サイドバックにはタビナス・ジェファーソンも出てもらいって、過去最高の日本代表の守備陣を築いてもらいたいな!!
⇒カタールW杯の主役は川崎フロンターレ。日本代表”主力”に大島僚太、守田英正、三好康児、板倉滉、三笘薫、旗手怜央、知念慶を!