肌の色は全く関係ないけど、アリウ・シセ(セネガル代表)は今大会最年少監督で、唯一の黒人監督なんだね。黒人監督って話題にしちゃうのはよくないけどね。
シセ自身も
「私は確かに、今大会において唯一の黒人監督だ」
「だが、サッカーは万国共通のスポーツで、肌の色は重要ではない」
「黒人の監督がいるのは素晴らしいことだが、サッカーに限らず、質の高い監督はたくさんいる。私たちはアフリカや世界のサッカー界で地位を築くことを目指す、新しい世代だ」
と語っていますね。肌の色よりも、その若さで熟練した戦術を操っているのがすごい。
セネガルのアリウ・シセ監督は、まだ42歳。最年少監督です。
シセ監督についてまとめていきます。
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アリウ・シセ(セネガル代表)のプロフィール
アリウ・シセは、現役時代、「テランガのライオン」の愛称で知られるセネガル代表チームの選手で、日本と韓国が共催した2002年のFIFAワールドカップで、セネガル代表チームのキャプテンを務める。
セネガルはワールドカップ初出場でしかもデンマーク、フランス、ウルグアイと同じAグループに入り、勝ち上がりが厳しいとされていましたが、デンマークとウルグアイに引き分け、前回優勝チームのフランスに勝利して決勝トーナメントへ進出。
決勝トーナメント1回戦ではスウェーデンにゴールデンゴールで競り勝ったものの、準々決勝のトルコ戦では逆にイルハンにゴールデンゴールを入れられて敗退しました。
つまり・・・日韓ワールドカップでは、日本がベスト16でトルコに敗退、ベスト8でセネガルに負けてるんですよね。なんかそう考えると、日本も6大会で続けてるから歴史ができてきてるなぁ。
アリウ・シセ(Aliou Cissé)
1976年3月24日(42歳)
出身地 ジガンショール
身長 180cm
現役時代のポジション MF(ボランチ)/DF(センターバック)
利き足 右足
アリウ・シセ選手歴
1994-1997 リール(フランス)
1997-1998 スダン(フランス)
1998-2001 パリ・サンジェルマン(フランス)
2001-2002 モンペリエ(フランス)
2002-2004 バーミンガム・シティ(イングランド)
2004-2006 ポーツマス(イングランド)
2006-2008 スダン(フランス)
2008-2009 ニーム(フランス)
アリウ・シセ代表歴
1999-2005 セネガル
アリウ・シセ監督歴
2012-2013 セネガル U-23(アシスタント)
2013-2015 セネガル U-23
2015- セネガル
セネガル代表 日本戦スタメン
【セネガル代表 スターティングメンバー】
GK
16 ハディム・エンディアエ(オロヤ/ギニア)
DF
3 カリドゥ・クリバリ(ナポリ/イタリア)
4 カラ・ムボジ(アンデルレヒト/ベルギー)
12 ユスフ・サバリ(ボルドー/フランス)
22 ムサ・ワゲ(オイペン/ベルギー)
MF
5 イドリッサ・ゲイェ(エヴァートン/イングランド)
13 アルフレッド・エンディアイェ(ウォルバーハンプトン/イングランド)
17 バドゥ・エンディアイェ(ストーク・シティ/イングランド)
FW
10 サディオ・マネ(リヴァプール/イングランド)
18 イスマイラ・サール(レンヌ/フランス)
19 ムベイェ・ニアン(トリノ/イタリア)
アリウ・シセ(セネガル代表)の戦術
シセ監督率いるセネガルは
「我々は計画を明かすことをしません。試合になったらどんな先発かわかる」
「23人全員に先発の可能性があり、4-3-3も4-4-2もありえる」
と手の内は一切漏らさずに来ましたが、4-3-3で行くみたいですね。
ハリルホジッチ監督が説いていた、デュエルというところの強さでは大会屈指で局面の1対1はコロンビアより厳しいと思います。特に日本のFW、MFたちはかなり疲弊することになりそうです。
さらに、セットプレーではターゲットマンの平均身長が190cm近くということで、日本のDF陣はかなり苦しむことになりそう。身長的に高さもあり、黒人特有のバネもあり、しかも速さもある…っていうきつい展開になりそう。
第2のフランスと言われるセネガル。シセ監督の戦術も規律に忠実です。
組織的な守備に加え、個々の身体能力の高さがあるチームを規律を持って率いているシセ監督。2002年のワールドカップのキャプテンという母国内での知名度、カリスマ性はトップクラスの選手・監督。
その選手が代表監督になって、規律正しく戦術を伝えていくのはセネガル代表にとってはかなりプラスだよなぁ。
しかも…
2012-2013 セネガル U-23(アシスタント)
2013-2015 セネガル U-23
2015- セネガル
と監督をやっているので、6年以上シセ監督の指導を受けていることになります。一貫性があるっていうのは代表チームにとって本当に大事なこと(ここでまた田嶋幸三批判したくなってくるけど)。
熱いモチベーターであるだけでなく、非常に研究熱心で相手をスカウティングしてくる監督ですから、日本に対しても厳しくスカウティングしてくれてると思うんですよね。その上で本気で来るセネガルに対して、対戦できる日本代表はラッキーですよね。
日本代表の現在地を知るためにも、この試合をしっかりと戦って日本のサッカーブームをもっともっと熱くしていってもらいたいです。楽しみです!!