日本代表、セットプレーの守備の約束事を守れず…。練習で口酸っぱく言っても本番ではできないのが普通。

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昨日のキンテーロのFKでもゴールシーンですが、

単純に川島永嗣がパンチングして終わりだったんじゃ…

っていう意見も結構あったし、

「やっぱり川島永嗣ではダメだ」

「中村航輔なら止めてた」

「日本の守備はセットプレーに弱い」

という声がツイッター上では散見されました。

それでも川島永嗣が、

あまりに反応できていないような気がして、

気になっていたんですが…

原因は守備での約束事が果たされていなかったことみたいですね。

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FKの9.15ｍの間の心理的駆け引き

１対１で行われるPKとは違い

FKでは、キッカーとGKの間に守備陣で作られる壁があります。

その壁は、キッカーとの距離9.15ｍ。

その上を通すか、横を通すか、下を通すか。

または壁を無視して、横に出すか、

上に頬ってフィニッシャーに任せるか、

トリックプレーをするか…

一瞬の駆け引きで行われる心理戦と、

そこから生まれるスペクタクルにサッカーファンは興奮しますよね。

ちなみになぜ9.15mという中途半端な距離かと言うと、

サッカー発祥の地がイギリスで、

メートルで図らずに、ヤードで図るからです。

9.15ｍは１０ヤード。

ちなみにペナルティーマークから、ゴールまでは１１ｍです。

前半３７分キンテーロのFKは壁の下を抜ける

誰もが「え、あれ止められないの？」って思うようなゴールでしたが…

そこにはからくりがありましたね。

同点弾となったキンテーロの壁の下を射抜いた直接FK。

キンテーロ

ああいうボールの処理は難しいとは思うんですが、

それ以上にあのシーンは、GKとDF（壁）との間の、

コミュニケーション不足がありました。

相手のキックがうまかったのも間違いないし、

あのタイミングで壁の下を抜けるキンテーロの才能爆発！

って感じでしたが、日本では、川島永嗣ダメだ、になるのは、

ちょっと可愛そう。

クリスティアーノ・ロナウドみたいな豪快なのは、

「止められなくて仕方ない」

なのにねｗ

あれは、かなりの駆け引きがあって…

シュートスピードだけではなく、

相手のタイミングを外すのが相当うまかったんだと思います。

バルデラマも「すごいゴラッソだ！」ってつぶやいていましたからね。

守られなかった練習での壁の約束事

まぁ、終わってしまったことはさておき、

第２戦、第３戦と、今回のFKでの壁の作り方の失敗を、

修正していってもらいたいんですよね。

川島永嗣は、

「壁の下を超えた時点でかなり厳しいなと思ったので。

何とかゴールラインギリギリのところで取れればなと思っていたんですけど、ちょっと難しかったですね」

と語っていましたが、昌子源のコメントが川島永嗣が壁の下のボールに反応できなかった原因を端的に表していると言えます。

「ミーティングでボールの質を見て、できるだけつま先立ちでギリギリ高く、（でも）飛ばんでいいって言っていたら、みんなハイジャンプをやった。ミーティングであんだけ言われていて注意して、壁に入る人は最後までボールの質を見て、蹴られた瞬間まで頑張ってみたいなという感じだった。非常にもったいない失点だった」

飛ばなくていい

ってミーティングで話し合っていて、

壁が飛んだっていうのは大きな問題。

コロンビアのFKの映像はしっかりと確認済みで、

スタッフからは飛ばないように、

壁の下は抜かれないようにしっかりとつま先を伸ばして！

って言われていたのね。

それでも壁の下を抜けるというのは・・・

これが田嶋幸三会長が言うコミュニケーション不足なんじゃないの？

ってレベルですよね。

まぁ、ワールドカップのような大舞台で、

練習していた対策が全てできるんだったら、