ロシアワールドカップへの日本代表の始動は5月20日。
ハリルホジッチ監督が会見で
「5月20日にはスタートする。そこまでにはできるだけ多くの情報を持っておきたい」
と明かしたように…日本代表がロシアワールドカップに向けて準備できる期間は、あと2ヶ月。
それまでにメンバー選考の23人に入り込めるだけの結果を出さないといけません。ここにフロンターレから何人入るんでしょうね?
よくよく考えるとJ1の18チームだけではなく、J2、J3も併せたら50チーム以上ある中から、10人~15人ぐらいの国内組のパイを争うわけで。そう考えると3人も呼ばれてる時点で結構すごいんだろうな。
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大島僚太はどうしてもハリルホジッチ監督が欲しい選手
日本代表に呼ばれるたびに怪我する体質だったわれらがエース小林悠の体質を引き継いだんじゃないか?ってぐらい代表に呼ばれると怪我しちゃう大島僚太。
それでも呼ばれる大島僚太。よっぽどハリルホジッチ監督は大島僚太を試したいんだろうね。ボランチのピースとして、長谷部誠の相方を大島僚太にやらせたいんだと思います。
今日のマリ戦の先発は、ダブルボランチの一角として先発が濃厚らしいです。
大島僚太は淡々と
「フロンターレでも相手にブロックを敷かれる前に速く攻撃をするチャンスを自分自身も狙っていた。そこを出せれば」
って言っていましたね。
寡黙な選手で自分からがつがつ絡んで行くタイプではないと思いますが、サッカーをプレイしているときは明らかに別人みたいになるイメージ。守備は川崎フロンターレで一番うまいと思っています。というか別格。静かにボールをカットしちゃう選手。
過去に代表で2度先発しながら、いずれも本領を発揮できていません。
代表デビュー戦の2016年9月のW杯アジア最終予選UAE戦は、中盤でのボールロストとPKを与えて2失点に絡み…次戦でベンチ外。
代表復帰した2017年12月のE―1選手権でも第2戦の中国戦で前半途中に左太腿肉離れで交代し離脱。
それでもハリルホジッチ監督は
「大島は追跡を始めた当初より、かなり発展している」
と言い切り、信頼がうかがえます。
大島僚太自身も
「ロシアで国を懸けて本気の場で戦うところに出てみたい」
と言っていましたね。
フロンターレサポーターにとっては大島僚太がすごいのなんて当たり前の話なんで、何とも思わないようになっているプレーでも大島僚太基準と、他の選手の基準は違いますもんね…。
ワールドカップに出てほしいなぁ。そうしたらどのぐらい成長するのか…。大島僚太の成長を楽しみにしたいですね。
小林悠は先発はなさそう…短い時間で結果を出せるか?
小林悠も虎視眈々と狙っていますよね。
「そうですね。監督の求めていることも理解しているつもりですし、今回センターFWということで、ケンユウとかサコみたいに自分は大きくないですけど、俊敏性だったり背後を狙う自分の良さを出していけたらなと思います」
「やっぱり動き出しの部分では自分の良さは出せると思いますし、タイプはぜんぜん違うと思うので。もし拮抗した試合とかで、なかなか難しい試合の時とかに自分が出て、一発があるぞというところを見せられれば可能性は高くなると思う。結果にこだわりたいと思います」
って言っていましたね。
大島僚太とうまく絡めれば得点の匂いはすると思うんだけどなー。小林悠にボールが出せる選手がいれば…って思っちゃうけど、大島僚太と、小林悠の2人だけの関係で崩すところを代表でみたい!
われらがエース小林悠にはとにかく、結果を求めたいです!得点王&MVPの選手ですからね。期待しちゃいますよね。
岡田監督「外れるのはカズ、三浦カズ」以来の2段階方式
ロシア大会へ向けては5月14日が最大35人の予備登録。ハリルホジッチ監督は5月20日に始動と言っていたので、そこである程度絞るんでしょうね。Jリーグ勢の国内組は5月20日のJ1第15節後に日本代表に合流する見込み。
28人前後を予備登録メンバーとして招集し、ガーナ代表を日産スタジアムに迎えてお行う壮行試合(5月30日)から一夜明けた5月31日に、23人に絞り込むプランを描いているそうです。
6月4日が23人の本登録の期限。
…1998年の岡田監督のあの名言「外れるのはカズ、三浦カズ」以来、20年ぶりの2段階方式となることは確定みたいです。
そして選ばれた23人でオーストリアの事前合宿地インスブルックへ移動することになるそうです。もうここまできたらハリルホジッチ監督がだれを選ぶか楽しみにしたいなーと。
ハリルホジッチ監督がいい流れを作れるか?
マリ戦&ウクライナ戦は2連勝が望まれていますよね。3月で勝利のスパイラルを作って、いい環境と雰囲気を作りたいといっていました。
2017年11月に戦ったブラジルやベルギーといった強豪国を回避したのは、本大会の対戦国対策に重点を置いたこともありつつ、3カ月後に開幕する本大会に向けての“弾み”をつける目的もあるみたいですね。
逆に弾みつかなかったら怖いね…。小林悠も川崎フロンターレでよく「とにかく勝つこと」って言っていますが、勝つことでしか見につかないことってありますからね。
原口元気(デュッセルドルフ)は「勝つことによってついてくる強さがある」って言っていましたし、まずは2連勝ですね。
チームに勝ち癖がついてくれば、雰囲気も得られるものも変わるはず。戦術確認は大事とはいえ、最低限勝つことだけは達成しないといけない目標ですよね。
気持ちよくワールドカップに行きたいものです。
マリ代表はどんなチーム?
ちなみに絶対勝利が必要なマリ代表はどんなチームなんでしょうね?
アフリカ選手権にもワールドカップにも出場できないし、チームは若手を中心に再建中で…どこまでいい選手がいるのかわかりませんが…。
若手はアフリカU-17選手権で2度優勝。その世代との世代交代が進んでいるチームといえそうです。セネガル代表と同じグループで対戦しているそうで、その部分でどっちが強そうかを判断してくれそうですね。
ちなみに怪我で8人を連れて来れられなかったそうなので、本当に負けるわけにはいかなそうです。
いい試合ではなく勝てる試合をしたいですね。
マリ代表メンバー一覧
▼GK
ジギ・ディアラ(スタッド・マリアン)
ママドゥ・サマサ(トロワ/フランス)
アリ・イランゴ(ディナン/フランス)
▼DF
ハマリ・トラオレ(レンヌ/フランス)
シャルル・トラオレ(トロワ/フランス)
バカイェ・ディバシ(アミアン/フランス)
モラ・ワグ(ワトフォード/イングランド)
ママドゥ・フォファナ(アランヤスポル/トルコ)
ファライ・サコ(ヴィトーリア・ギマランエスB/ポルトガル)
アブドゥル・カリム・ダンテ(アンデルレヒトB/ベルギー)
▼MF
ラサナ・クリバリ(アンジェ/フランス)
スレイマン・ディアラ(ランス/フランス)
イブ・ビスマ(リール/フランス)
ディアディエ・サマセク(ザルツブルク/オーストリア)
アマドゥ・ハイダラ(ザルツブルク/オーストリア)
▼FW
ラサナ・エンディアイ(ギダルス)
アダマ・トラオレ(マゼンベ/コンゴ)
アダマ・ニアネ(トロワ/フランス)
アリ・マレ(ロルカ/スペイン)
ヌハ・ディッコ(ハル・シティ/イングランド)
ムサ・ジェネポ(スタンダール・リエージュ/ベルギー)
アブドゥライ・ディアビ(クラブ・ブルッヘ/ベルギー)
ムサ・ドゥンビア(ロストフ/ロシア)
ザルツブルクで南野拓実と同僚のMFディアディエ・サマセクとMFアマドゥ・ハイダラらが選出。
クリスタル・パレスで今季のプレミアリーグ16試合に出場し3得点を挙げているMFバカリ・サコや、今季のプリメイラ・リーガで20得点を記録しているポルト所属のFWモウサ・マレガは負傷のためメンバー外。