いやー、ほとんどの人が買えてないんですね、ユニフォーム。さっきも記事書きましたが、川崎フロンターレのユニフォーム2018は10分で売り切れ。っていうか、公式ツイッターのリプ欄見る限り、「21時にパソコンの前にいたのに買えなかった」みたいな人もいるみたい。
これはユーザーファーストできた川崎フロンターレらしくない案件になっちゃいましたね。
⇒川崎フロンターレ2018ユニフォーム完売!たった10分で全部売り切れとかすごすぎる。
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1月21日21時から先行でした
このあと21時よりJリーグオンラインストアで「2018シーズンユニフォーム」の先行販売を実施いたします。先行販売でご注文いただいた方は2018Jリーグホーム開幕戦までにお届けいたします。ご購入ページはこちらから→ https://t.co/nMRvpPMBbr【アズーロ・ネロ】#frontale pic.twitter.com/3dexyQ57ct
— 川崎フロンターレ (@frontale_staff) 2018年1月21日
そして6分ぐらいで全部売り切れたとのこと。このツイッターに対するリプ欄はかなり口が悪い人まで現れているし、再販を望む声がすごいですね。これは再販早晩あるかなー?とも思うんですが、発注するのとか考えると時間がかかるんだろうなぁ。ホーム開幕戦に何枚用意するかわかりませんが…サポーターの声を聴いてもらいたいですよね。
疑問点1 なぜJリーグオンラインストアで売るのか?
ルヴァンカップのチケットにしろ、優勝記念グッズにしろ、まずJリーグオンラインストアで売るのはなんでなんでしょう?これはJリーグオンラインストアで先に売ることで、川崎フロンターレにいくばくかの広告宣伝費等のお金が入っているんだろうけどねー。どのぐらいのお金が入っているんだろう?
Jリーグオンラインストアでいい思いしたことないんだけどな。川崎フロンターレのグッズなのに、なんで川崎フロンターレの公式のグッズオンラインショップで売らないんだろう?まぁ、サーバーの容量とか、そういうのがあるのかもしれませんが、それはJリーグオンラインストアでも一緒で、毎回ローディングが必要だし、更新ボタン押している間に、売り切れてしまうし…
今回のユニフォームについては、おれがかごに入れたものが売り切れたんですけど…。一回かごに入れたものを横から決済されて売り切れるってやっぱり納得は行きませんよね。サイズもあってないけど、2ndでもいいから買おう…なんて躊躇してないで、すぐに買えばよかった。
同じようになった人も多かったみたいで、かごに入れていたものが、圧着の番号決めている間に、売り切れてしまったというサポーターも多かったみたいですね。川崎フロンターレのグッズを売るのに毎回Jリーグオンラインで先行なのを考え直してもらいたい。というか、今度、スタジアムでスタッフに聞いてみようかな。
ジェフ千葉のこと笑えないですね。
⇒ジェフ千葉ユニフォーム2018の再販売の到着が、半年後問題のなぜ。KAMOでも売り切れ…。
疑問点2 なぜ今日からの販売だったのか?
確かに枚数限定にしないと、生産状況の関係でホーム開幕戦に間に合わないってことがあるのはわかります。だから、6,500枚っていうのは「今日売る分には」確かに悪い数ではないんですが…それがそもそも間違えているのではないかなと。今日から販売にするのではなく、もうすこし前からの販売にはできなかったんでしょうか?1月頭からの販売をして、それで枚数が売れたら、2回目を今日からであればよかったんじゃないかなー。
たとえば超人気チームである浦和レッズのユニフォームは、レプリカユニフォームを既に1次先行販売済み(1/15に終了)ですが、すぐに2次先行(1/20~)を行っています。まぁ、それも売り切れているんですけどね。このように、川崎フロンターレも1月の頭に1回目の先行(これが6,500枚で)、2回目の先行(1回目の売れ行きを見て、3,000枚でも5,000枚でも)を今日からにすれば、よかっただけなんですよ。最低限2回でも3回でも先行販売を繰り返すべきだと思うんですよね。
⇒2018レプリカユニフォーム(1st/半袖) 第2次先行予約実施のお知らせ
例えばフェスのチケットの話ですが、ロッキンオンジャパンのチケットの販売は、1月のカウントダウンジャパンから超先行やっています。カウントダウンジャパンで夏のロッキンのチケットを売り、夏のロッキンで、CDJのチケットを売っています。こういう風にユニフォーム販売を分けてくれたらいいのにね。
⇒川崎フロンターレユニフォーム2018発売日決定!星が付きますよ。
疑問点3 なぜ後援会員3万人に対し、6,500枚限定なのか?
後援会員は3万人いるわけで。そのメンバーにシーズンチケットを買いますか?買いませんか?っていう営業の電話はかけてくるわけで…その流れで、ユニフォームも売ってしまえばいいと思うんですよね。そこで買う買わないという判断をさせてしまえばいいと思います。
スタートから6,500枚というのがもったいない。受注された分だけ作るのが、受注生産であって、「ここまでの枠」って決めるのは、単なる先行販売であって受注生産ではないんと思いますけどね。
今回のことに対して、買えなかった、というネガティブな印象は、どんどんマイナスになっていって、最後の最後は川崎フロンターレを応援する力みたいなものを失っていくと思います。どうせ買えないし、どうせ見れないし、っていうのは川崎フロンターレにとってもサポーターにとってもマイナスにしか働かないし、後援会3万人なら1万5千枚は最初からつくるべきだとおもうし、1人で2枚、3枚と背番号を変えて買うひともいるんだから、3万人の後援会員に1枚売れればOKみたいな今までのような売り方はしてしまった結果がこの落胆につながるんだとしたら、本当に悲しいことだと思います。
例えばシーズンチケット保有者に先に売るとか、川崎フロンターレの後援会員には先行して売るとか、そういうことをしてほしいけど…お金出している人優先するべきだと思うし、そういうひとが支えてくれているんだと思うんだけどなぁ。今回の件はフロンターレ間違ったんだと思います。
⇒川崎フロンターレのチケットは後援会員が圧倒的にお得!13個の特典あり!
昔からのことわざですが「鉄は熱いうちに打て」
需要と供給の読み違えでの損失はすごいことになりそうです。今回のユニフォームを買えなかった人たちのTLを見る限り、川崎フロンターレもプーマもかなりの機会損失が生まれていそう。
ホームのユニフォームを1,000枚増やしたら、
1つ15,000円+背番号圧着4,000円として19,000円×1,000枚=19,000,000(1千9百万円)の売上。
以前レアルのユニフォームの特集で、
ユニフォームの平均価格49.45ポンドの分配率
- 小売店:18.13ポンド(37%)
- メーカー利益:12.76ポンド(26%)
- 付加価値税:8.24ポンド(17%)
- 製造、出荷コスト:4.79ポンド(10%)
- クラブに支払うライセンス料:2.97ポンド(6%)
- マーケティングコスト:1.39ポンド(3%)
- 配達:1.17ポンド(2%)
っていうのが出ていましたが(引用元はこの記事)、ユニフォームは6%しか儲からないんですね。まぁ、これはリーガエスパニョーラの話で、あっちは1枚8戦円ぐらいで売っているみたいですが。Jリーグのライセンス料がいくらなのかわかりませんが、これと同じだけのライセンス割合だとして…
1,000枚の売りもれがあったとしたら、
19,000,000×6%=1,140,000円の機会損失が出ていますね。
例えば、後援会員の半分ぐらいまでユニフォームを買うとして…
足りないのは9,500枚。
その利益は、
19,000円×9,500枚×6%=10,830,000円の機会損失
1千万円以上の機会損失が生まれているといえます。
購買意欲は減っていく
また、購入意欲は日がたつごとに逓減していきます。
今日100ほしかった気持ちは、開幕までに手に入れられないんだったらいいやと60ぐらいになるとしたら(ここは仮定の数値です)、買えなかった残りの9,500枚のうち3,800枚は売れない可能性が出てきます。その分の約4百万円の利益は川崎フロンターレに入ることなく永久に失われることになります。今売れば1千万、開幕までに届かなければ6百万みたいなことですね。
開幕戦で売っているユニフォームは背番号もネームも入っていないものなので、それでもいいからほしい、っていうひとと、そうじゃない人は必ずいますからね。
開幕に間に合わなくても売るべきだったか?
受注生産と開幕までの日程で板挟みになっていたことは想像に難くないので、「6,500枚までが開幕に間に合うデッドライン」だとして考えますが、ビジネスの鉄則ですが「売れている時に売るのが一番」なわけで受注を取るべきだったと思っています。
仮に6,500枚を超えたものは開幕に間に合わないとわかっていたんだとしたら、「6,500枚を超えたものは開幕には間に合いません。3月半ばに発送します(※仮にこのぐらいとしています)。その点ご了承ください。」と書いておけば、その時に購入をためらうひとと、まぁそれでもいいか、と買うひとの2拓になり、どちらにしろ買いたい人は購入していたと思うんですよね。
区切るのではなく売るけど、とどけるのを遅らせる、という方法でもよかったと思います。今回の件では買いたいけど買えなかったという不満が生まれますが、買いたいときに買えたという満足感があるし、自分で納得して届く日程も納得していたんだとしたら不満に思う人は少なかったと思うんですよね。そのために受注生産という手法があると思うのに。発注すらさせてもらえないという状況は悲しい限りですよね。
これは、ユニフォームを買いたいサポーターも、ユニフォームを売りたいチームも、ユニフォームを作っているプーマさんも誰一人得をしないという悲しい状況が生まれていますよね。
この売り方だと、ネットに強い人、その場にいた人にしか売れなくなるわけで、受注販売であるならば、早めに売り始めてほしい人の手元に必ずユニフォームが届くようにしてもらいたかったです。地域に貢献しているといわれる川崎フロンターレですが、優勝したことで需要が一気に上がってしまい、サポーターファーストではなくなってきてしまっている印象です。
こういうところから、だんだんとサポーターが減っていく始まりにならないといいんですけどね。
⇒川崎フロンターレユニフォーム2018発売日決定!星が付きますよ。
⇒川崎フロンターレ2018ユニフォーム完売!たった10分で全部売り切れとかすごすぎる。