2017年22日7時記事更新。
同時にレンタル移籍の報道が出ている板倉滉については、ベガルタ仙台に行っても頑張ってこい!っていうコメントしている人が多い印象ですが…三好康児については、何で川崎フロンターレから出すんだよ!!っていう言葉が多いイメージです。
これはやっぱり中野島が生んだスーパースター、川崎フロンターレユースの最高傑作だからですかね…。
両方とも愛しているけど、三好に対する愛はちょっと川崎フロンターレサポーターじゃないとわからないレベルでしょうね。
⇒三好康児は中野島の宝!怪我や退場を乗り越え、川崎フロンターレにタイトルを!
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三好康児が北海道コンサドーレ札幌にレンタル移籍?
北海道コンサドーレ札幌が川崎フロンターレのMF三好康児(20)を期限付き移籍で獲得する、という報道は結構前から出ていましたが、続報というか、他のスポーツ新聞でも報道があがるようになりましたね。
スポーツ新聞の報道によると、「すでにオファー済み」で、「本人の意思は確認済み」で、あとはクラブ間の最終調整のみとのこと。
これは、北海道コンサドーレ札幌の三上大勝GM(46)が報道陣に向けて話をしているのでほぼ確定でしょうね。大筋で合意に達していて、あとは発表されるだけって状況みたいですね。
「ボールを持った時に1人で仕掛けられるタイプ。非凡なものがあり、うちにはいない」
三上大勝GMはそう語っており、新戦力加入によるチーム内競争の激化を望んでいるみたいです。
⇒大久保嘉人が川崎フロンターレ復帰した場合の3つのメリットと、2つのデメリット。
三好康児のコメント出している記事も…
正式発表がないだけで、ほぼ確定ですね。
21日、三好は札幌・宮の沢のクラブハウスを訪れて、期限付き移籍での契約に合意したそうです。初めて訪れた雪の札幌で、メディカルチェックも受けて、クラブハウスと事務所を回りって
「雪には驚いたけど、サッカーに十分打ち込める施設」
「このチームで新たにポジションを奪えば、成長につながると思う」
「まずは自分自身、もっと試合に出たいと思ったので」
「監督も代わるので、その中で自分が力をどれだけ発揮できるか試してみたかった」
と明かしていました。
前浦和監督のミハイロ・ペトロヴィッチの存在は大きかったんだろうね。
⇒浦和レッズはACLも、生え抜きゼロで来るのか?生え抜きがいないほうが浦和らしい不思議。
三好康児のレンタルは出場機会を求めて…
本人が出場機会を求めて、っていうのであれば仕方ないことだと思います。もちろんものすごいさみしいですし、子供が大学入学で親元を離れる時の親の気分です…。が、息子の成長を願うならさみしくても応援しないと…みたいな気分。
三好康児の年度別成績
2015年…
川崎フロンターレで3試合(先発なし)。
J3のU22で8試合1得点(先発6試合)。
ナビスコ2試合。
2016年…
リーグ戦15試合4得点(先発4試合)。
ルヴァン4試合、天皇杯5試合。
CS1試合。
2017年…
13試合1得点(先発6試合)。
ルヴァン2試合2得点、天皇杯1試合。
ACL4試合。
大活躍とはいいがたい成績ではありますよね。
まだ20歳とはいえ、プロとして生活している以上もっともっとと活躍を願われている選手であることは間違いありません。それは三好康児自身が一番感じているところでしょうね。ルヴァンカップの準々決勝だったベガルタ仙台戦のゴールのときにも、
「出場機会に恵まれないことで、練習から気持ちの面で劣っていることがありました。出たらやれるのになと思いながらも練習でアピールできていないこともあったので、そこの気持ちの折り合いは難しかった」
と語っていましたしね…。試合に出れるようになれば活躍できる選手だと思いますよね。川崎フロンターレの中盤はかなり厚いので…ここで先発できるようになるまでベンチでくすぶるか、試合に出れるレンタル先で頑張るか…どちらかを選べって言われたら、川崎への愛があったとしても悩むよなぁと。
⇒ルヴァンカップ8年ぶりの決勝だ!ベガルタ仙台撃破!10人でもACLとは違う姿を見せてくれました!
エリート街道を歩んで来た選手が、所属クラブから『今すぐに必要不可欠な戦力ではない』というメッセージを受け取ることになるのがレンタル移籍です。同世代で活躍する選手と比較して、「なぜ自分はだめなのか…」といった挫折感を味わう選手もいるのかもしれないです。
もちろん、レンタルで出すのは、「長期スパンで見ると手放したくない」という底のメッセージは含まれているので「一回りでも二回りでも大きくなって帰ってきてほしい」との願いは含まれているんですけどね。
川崎フロンターレで活躍するため、のレンタルであってほしい
終盤での三好がいたから、川崎フロンターレは悲願の初優勝を遂げることができたんだと思っています。それは選手たちも、監督も、全員が思っていることでしょう。
「周りが感じ取ってくれて、ご飯に連れて行ってくれたり、声を掛けてくれたり、何が足りなくて、何を持っているのかを教えてくれたり。それによって自分の考え方も変わってきた。時間は掛かったけど、この終盤戦は自分の存在が大事だとみんなから言ってもらえていたので、監督もそうですし、悠くん、彰悟さん、憲剛さんにも言ってもらえていたので、それを信じて、それが自分の糧になったんだと思います」
とルヴァンカップのベガルタ戦の後に語っていたとおり、川崎フロンターレには必要不可欠な存在が三好だと思っています。それは、サポーターもみんなが思っていることでしょうね。だからこそ、川崎フロンターレで今一度、勝ち切るために、レンタルでいったん外に出てみる、っていうのは正しいような気がします。
川崎フロンターレのレンタルは、どうしても今までのレンタル移籍していった選手たちのその後のイメージからか「さよならの言い換え」…みたいに思っている人も多いと思いますが…
⇒川崎フロンターレとレンタル移籍。戻ってきて活躍する選手がほぼゼロな印象。
そもそも、ジュビロ磐田で活躍した川辺駿がサンフレッチェ広島に帰ったように、今ガンバ大阪で日本代表としても活躍している倉田秋が、ジェフ千葉にレンタルしていたように…基本的には帰ってきて活躍するための移籍がレンタルです。
だからこそ三好自身のためにも、川崎フロンターレのためにも、行ってきてもらいたいなぁ…というのが今の俺の気持ちですね。これは板倉滉のベガルタ仙台へレンタルか?っていう報道の時にも書いたけど、レンタルで出ていく選手に対しては基本こういう気持ちでいます。
⇒板倉滉にベガルタ仙台がオファー?レンタルで移籍合意?仙台はCBのレギュラーは手薄だよね…。
決めるのは本人ですが、後悔しない選択をしてもらいたいですね。そして、一度残る、出ると決めたら本人のこれからのプロ生活にプラスになる移籍であってほしいと願っています。
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