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川崎フロンターレのカブレラ。サッカーチームのマスコットがなぜカブなのか。

最近、川崎フロンターレサポーター友達と飲んでたら、本当にここ1~2年ぐらいで、川崎フロンターレを好きになった友達から、

「なんでうちのマスコットはカブがモチーフなんですか?」

という質問がありました。

「あー、そうか、もうそういう世代がサポーターになっているのか」って、その質問に時代の流れを感じました。

この友達にとっては、カブレラは、最初っから白に水色のカブレラだったんだよなぁ。

ピーカブーでも、ピーカブー(仮)でもなく、カブレラからスタートなのか…。っていうか、経緯を知らなかったら、そりゃ「なんでカブがモチーフなんだろう?」って疑問に思うよなぁ(苦笑)

FC岐阜のギッフィーが、史上初めての植物の公式マスコットだと話題になっていましたが、川崎フロンターレには史上初の野菜の公式マスコットがいるんですよね。

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なんでカブのマスコットなのか?

もともとは、ピーカブーという株式売買をローソンでもでも手軽にできる、という日興コーディアル証券(現SMBC日興証券)の手がける商品のキャラクターでした。

なぜカブなのか?というと株式売買のキャラクターだったから。

デザインを手がけたのは、あのサンリオ。

結構お金がかかったキャラクターだったのです。

川崎フロンターレのスポンサーをやってくれていた、日興コーディアル証券さんの事業マスコット。

それが、なぜかふろん太の相方として、2005年に登場。

ふろん太と一緒に活動をし始めます。

ピーカブー時代。人気が定着していく

2005年の登場時は、「単にふろん太の横を歩いているだけ」だったピーカブー。

プロモーションを仕掛けていた天野部長たちですら、「特技、得意技がないと馬鹿にしていた白い塗り壁オバケ」だと思っていたピーカブーがどんどん人気者になっていきます。

ふろん太の隣にいるのが当たり前になるレベルになり、いてくれるのが当たり前の存在になったピーカブーでしたが、その存在の根幹を揺るがす大事件が起こります。

ピーカブーサービス終了

2008年3月をもってピーカブーのサービス自体がなくなってしまいました。

それに伴い、PRキャラとしての役割も終了…するはずでした。

しかし、サポーターの中で本当に愛されるキャラクターに代わっていた、ピーカブーに対して、川崎フロンターレはなんとか、等々力で変わらずにマスコットとして活動できるようにと交渉をした結果、毎年単年度で日興コーディアル証券と交渉して、使用許可をもらい続けるという状況になりました。

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さよなら、ピーカブー…

事業は2008年には終了したのですが、その後もピーカブーは川崎フロンターレの一員として、2014年までスタジアムでふろん太の横にい続けます。

しかし、これは権利を持っている日興コーディアル証券と、川崎フロンターレが交渉して、1年ごとに使用許可をもらい続けていた、いつ終わってもおかしくない契約だったのです。

そして、2014年春に、ついにピーカブーの活動終了のお知らせが、川崎フロンターレの公式ページに…これには、川崎フロンターレのサポーターも、嘆き悲しんだ人が多いと思います。

マスコット大好きな俺も、その一人…本当にショックでした。

ピーカブーの最後、っていう試合には、本当に泣きそうになりました…。

が、その2か月後、いい意味での裏切りの展開が待っていました。

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ピーカブー(仮)から、カブレラ爆誕!!

当時の武田信平社長によると、

権利スパゲティーのように絡んでいた」

と表現されるように、

キャラクターの権利を買い取るのに奔走してくれた川崎フロンターレのスタッフには本当に感謝しかありません。

日興コーディアル証券、デザインしたサンリオ、そして広告代理店。

すべてが絡み合っていたものを、一つひとつクリアしていったスタッフたち。

その結果、涙に暮れていた川崎フロンターレサポーターは、一転うれし泣きをすることになりました!

キャラクターの権利の買取には、2012年から1年半に及ぶ買取交渉が行われていたそうです。

川崎フロンターレがSMBC日興証券から買い取ることに成功し、改名するとともに、晴れて川崎の正式マスコットの一員とななりました。

そして、公募した中から選ばれた名前は、皆さんがご存知の、カブレラとなったのでした。

Jリーグのマスコットが、スポンサー企業や、各自治体から、レンタルしているのはほかのチームでもありますが10年近くのレンタルから、完全移籍でそのチームに正式に所属するというのはかなり珍しいことだったのではないでしょうか?

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カブレラとなってからの活躍

川崎フロンターレといえば、イベントですが、その川崎フロンターレのメインマスコットでもあるふろん太の日はありません。3/14が誕生日なだけ。

ですが、毎年カブの日はあるんです。

それだけ、愛されている(もちろん買い取った権利の資金を回収しているというのもわかりつつ)キャラクターです。

カブレラがマスクをかぶってプロレスラーっぽくなったり、ハロウィンで衣装を来たり、眼鏡をかけたり、本当に愛すべきキャラクターです。

ただただ、ふろん太の横にいたキャラクターから、川崎フロンターレになくてはならない存在になったカブレラ。

彼がいるからスタジアムに行くのが楽しい、っていうサポーターもいると思うんですよね。

愛されるキャラクターになるには、やっぱり時間が必要で、その時間を共有してきた同士だからピーカブーとともに、みんなで優勝を喜びたいよね。

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