9月20日の天皇杯4回戦で、
J1大宮アルディージャと対戦する筑波大学が17日、公開練習を行いました。
このブログでは、筑波大学を率いる小井土正亮監督と、
ガンバ大阪の長谷川健太監督とのつながりの歴史を書いていきたいと思います。
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天皇杯で快進撃を続ける筑波大学サッカー部
第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会において、
1回戦でJ3の「Y.S.C.C.横浜」を2-1、
2回戦でJ1のベガルタ仙台を3-2、
3回戦でJ2のアビスパ福岡を2-1で、
それぞれ撃破。
16日に関東大学リーグの法政大学戦が行われた翌日なので、
レギュラー組はリカバリーだけでした。
しかも法政大学に敗戦しましたからね。
後期日程敗戦スタート。
それでも小井土監督は
「絶好調という訳ではないが、チームの底上げができて新しい力で試合ができると思う。
相手がどこでも普段通りのプレーができて、選手が普段通りの力を発揮できている」
と自信を見せていました。
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小井土正亮監督のプロフィール
小井土正亮さんは、1978年に岐阜県で生まれ、
地元の各務原高校でエースとして活躍。
東海地区では名の知れた選手で、チームを高校選手権とインターハイ初出場にまで導き、
そのインターハイではベスト8にまでチームを進ませた立役者。
視野が広く、冷静沈着なプレーが特徴的で、筑波大学に進学。
大学卒業と同時に、水戸ホーリーホック入団と筑波大大学院に進学。
プロ生活こそ1年で終わったが、大学院3年目で運命の出会いがありました。
小井土正亮監督の憧れの人は長谷川健太監督
長谷川健太監督と小井土監督の出会いはS級ライセンスの講座。
長谷川健太がサッカー指導者のS級ライセンスを取得するために筑波大学で研修を受けたときに、
その補助スタッフを務めたのが、小井土監督。
そのS級ライセンスのスタッフをしていた小井土監督の実力を見抜いた長谷川健太監督は、
『いつか一緒に仕事をしような』
って言ってくれたそうで…。
なんと、その翌々年には、
『エスパルスの監督に就任するからコーチとして来い』
って言って本当に誘ってくれたんですよね。
口約束だけじゃないところが長谷川健太らしいなー。
小井土監督は大学院修了後、
柏レイソルでテクニカルスタッフを務めていたし、
契約も残っていたんですが、長谷川健太監督のラブコールを優先しました。
清水で出会った選手たちは、
澤登正朗や齊藤俊秀、伊東輝悦などの、
大ベテランの選手から、
岡崎慎司、枝村匠馬、岩下敬輔といった、
その後日本代表クラスになる選手たち。
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長谷川健太監督の解任で自身の夢、大学教員になるために再度筑波大学大学院へ
清水エスパルスでの2010年シーズン後に、
長谷川健太監督辞任をもってアシスタントコーチの座を退くと、
「大学の職員になって、出来れば大学でサッカーの指導者をやりたい」
という、夢に向けて筑波大大学院に再入学。
そして、勉強に励んでいたんですが、
大学院3年目の再び長谷川健太からの電話で人生が変わります。
「今度、G大阪で監督をすることになった。来てくれないか」
Jリーグ・クラブの仕事から離れ、大学教員への道を歩き始めていた小井土監督でしたが、
「健太さんはクラブから『1人なら連れて来ても構わない』と言われていたようで、
その1人に自分を指名してくれたんです。
しかもちょうどG大阪がJ2に落ちて、
1年でJ1復帰をしなければいけない大変な状況での監督就任。
重大な局面で健太さんは僕を必要としてくれた。
これは行かなければいけないと思ったんです」
って語っていました。
そして、ガンバ大阪のスタッフになると同時に、
自身の夢がかないます。
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ガンバ大阪で過ごしたのは1年のみ
ガンバ大阪のコーチに就任したばかりの2013年春、
筑波大学の教員としての採用試験に合格したとの通知が届きました。
「来年度の筑波大の教員採用に通りました」と、
長谷川健太監督に伝えると、
「小井土が大学の先生になりたいことは知っていたし、
ましてや母校でもある筑波大に決まったのなら行ってこい」
って送り出してくれることを快諾。
だからこそ、J2のガンバ大阪を昇格させてからじゃなければ、
って思って戦った2013年のJ2はダントツの優勝。
そして、2014年にガンバ大阪が3冠を取ったときには、
小井土監督は筑波大学でコーチをしていたんですよね。
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天皇杯で長谷川健太率いるガンバ大阪と闘うには決勝しかない
長谷川健太監督がガンバ大阪を率いるのは、今年で最後。
来年はJのチームの監督をやるのか、休むのかわかりませんが、
そう語っていた小井土監督。
その夢はかなうんでしょうか?
まぁ、フロンターレが清水エスパルスに勝ったら、
次の対戦は、ガンバ大阪vs柏レイソルの勝者ですからね…
(っていうかどっちにしろ強い相手だな)
フロンターレがその部分の空気を読まずに勝っちゃいたいね。
ただ小井土監督は、
「選手一人一人の顔が見えるサッカー。
皆一緒でなく、その選手だからできることを存分に発揮できるチームにしたい。
もう一つは、ゲームの中で自分たちで流れを変えられる、
自分たちで話し合ってより良い選択ができる自立したチームにしたい。
Jリーグとの試合の中で成長している部分だと思う」
ということで強い筑波大学で勝ってほしいな。
大宮アルディージャ戦については
「普段通りにできるかがカギ。相手をリスペクトし過ぎず、自分たちを過信し過ぎず、
やるべきことをやるというのに尽きる。
大宮は下位で苦しんでいるが、J1だし力はある。
どういうメンバーでくるかわからないが、当日メンバーを見て、ピッチに立ってからが勝負」
と言っていましたね。
天皇杯は、川崎フロンターレが清水エスパルスに勝つかどうかと、
筑波大学が大宮アルディージャに勝てるかと、
三苫君に注目したいですね。
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