試合1-1なのはいいし、決められないところがたくさんあったというのもいい。それよりも完全に意思疎通ができてなかったのは、今後に向けてどうにかしてもらいたいなぁ…。
試合結果だけ見て不満を持つ人もいるのかもしれないけど、勝ち点1を取るのも大事だからね。
それに前半45分は王様・大島僚太の独壇場!って感じだったし、谷口彰悟から山根視来のゴールなんて、DF同士だよ?っていうゴールで本当に見ていて楽しい試合だったんですが…後半追いつかれたことより、ボールを外に出すことができなかったのがとても不安になりましたね…。
意思疎通ができなかった、と一言で書いてしまいますが、クローズするべきところをクローズできないということですからね…。心配…。
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川崎フロンターレvsジュビロ磐田1-1。
勝ち点1を取れたことはチームとしても大きいと思いますし、次は無失点に抑えてもらいたいけど…なかなかドキドキする試合でした。
勝ち点1を取った試合というか、勝ち点2を落とした試合でしたね。悔しい試合。
前節の北海道コンサドーレ札幌戦は逆転で大勝を飾ったとはいえ、天皇杯では東京ヴェルディに0-1で敗戦する(しかも等々力で!)という大きな負けを経験した川崎フロンターレ。
前半はそんな勢いに乗れない展開を感じさせない大島僚太の王様っぷりを見ることができたので楽しかったんですが…後半は厳しい試合展開になりましたね。
チャナティップのシュートがゴールに入らなかったのも、ジャーメイン良のシュートがゴールに入らなかったのも含めて、どちらに転んでもおかしくない試合でしたが…そういう意味では勝ち点1を分け合ったのは良かったのかもね…。
これで川崎フロンターレは、大勝した横浜F・マリノスとの差が3ポイントに広がり、得失点差も大きく広がりました…。きびしくなってきたね…。ただまだ半分しか終わってないからここからですけどね。それよりも意思疎通ができていないところが怖かったです。
こういう試合で勝ち点を落とすのは厳しい。
意思疎通ができないシーンが目立ったこの試合。交代したいベンチと交代選手を入れるために外に蹴りだそうとしたGK、縦パスを入れてしまう選手…と交代に時間がかかったところが本当にドキドキしましたね。
クローズをする、クローズをしないというところもあるし、試合をどういう風に持っていきたいかというのを表すのが、鬼木さんからの交代策だと思っているので…その鬼木さんからのメッセージを全員が共有できていないのは怖いです。チームとしてバラバラになりかねないところだった。そこだけ本当に怖い。
もちろん勝ち点1しか取れなかったことに対して、谷口彰悟は試合後に、
2点目を取れたら良かったけど、それ以上に1-0で終わらせられる試合だった。集中力が足りなかった。まだまだ勝利に対する気持ち、迫力は上げていかないといけない。
とクローズできなかったことを悔やんでいましたし、小林悠も
こういう試合を勝たないと優勝は…。
と言っていたみたいですね…。その通り。
優勝した2020年、2021年はこういう試合を勝ち点3取れてたんだよな…。2017年の終盤や、2018年の1位に立つまでは間違いなくこういう試合で勝ち点3を取っていたし、勝ち点1で終わった年は2019年のようにリーグタイトルを逃していた印象。
ただ、悲観ばっかりではなく、小林悠のようにその経験を知っている選手がいるというのは大きいと思うんですよね。谷口彰悟も、チョン・ソンリョンもそう。ノボリが帰ってくればまたプラスに働くだろうし、ジェジエウが帰ってきたら間違いなくもっともっとレベルがアップするはず。
この経験値がある、というのはほかのチームにない武器ですからね。
2017年、2018年のギリギリのところでの優勝、2019年の悔しい思い、2020年、2021年の圧倒的な優勝…そして、今年のなかなかうまくいかないもののまだ2位に居る状況…こういう上位でい続けて結果を出してきたチームはここ数年は川崎フロンターレしかないのでね。この部分は間違いなく大きな武器。
次こそは…とは思いつつ、怖い試合になりましたね。