さぁ、キリンチャレンジカップと、キリンカップサッカーの代表が発表されました!
そもそもこの違いってなんだっけ?ということで改めてまとめておきます。
この記事の目次はこちら
キリンカップサッカーとキリンチャレンジカップの違い
キリンカップサッカーは、日本で4月から6月ごろに開催されているサッカーの国際親善大会で、元ジャパンカップと呼ばれていた大会です。こちらの歴史はめちゃくちゃ古い!
キリンチャレンジカップは、サッカーの日本代表や日本女子代表が行なう国際親善試合で、日本サッカー協会が主催する試合の名称のこと。
キリンカップは2カ国の代表を招待して、日本対A国、日本対B国のほかに、A国対B国という試合も行われ、3カ国の中で優勝を競うという形になります。
キリンチャレンジカップは基本的に単体の国際Aマッチ。
キリンチャレンジカップは必ずしもA代表だけでなく、U23代表、なでしこの代表の場合もあります。
同じキリングループがスポンサードしている大会なのに、なんで2つあるのか…というと、日本代表サッカーをスポンサードしてきたキリングループの歴史が見えてきます。
キリンカップサッカー=日本代表サッカーの歴史のすべて
キリンがサッカー日本代表支援をはじめたのは、1978年のこと。社会貢献の一環として支援をはじめたのがきっかけ。
キリン本社と日本サッカー協会が近所にあったことから支援が始まったのがきっかけで…まだ日本サッカーが全然実力がなかったころから、日本代表強化のために始まった「ジャパンカップ1978」。当時は今のように各国代表との試合ではなく、アジアの国の代表に加えて世界の強豪チームが参加する大会でした。
- 日本代表
- 日本選抜
- タイ代表
- 韓国代表
- コベントリー・シティ(イングランド)
- 1FCケルン(西ドイツ)
- ボルシア・メンヘングラッドバッハ(西ドイツ)
- パルメイラス(ブラジル)
この時、二宮寛監督率いる日本代表(A代表)、渡辺正監督率いる日本選抜(学生代表)の2チームが参加しています。
ジャパンカップ1978はグループリーグを戦った後、グループ上位2位がノックアウト方式を行って順位を決めるスタイルを採用。日本のサッカーファンが初めて本場を味わう大会になりました。
初年度の大会は、15試合で集まった観客は約16万人と当時人気のなかったサッカーとしては異例の人数を集めた大会。だけど今のようにスタジアムが満員になることはなく1980年代もサッカー冬の時代は続きます。
その中でもスポンサードは続き、1980年に“ジャパンカップキリンワールドサッカー”に変更、さらにその5年後の1985年に現在の“キリンカップサッカー“に名称を変更すると、1990年代についに冬の時代が終わります。
1991年に日本代表が初優勝すると、「キリンカップサッカー」は1992年に国際Aマッチとなり、クラブチームではなく、国(地域)を代表するチーム同士の対戦となり、世界的な注目度を集めると日本サッカーのプロリーグ化や、1998年の日本代表のワールドカップ初出場など、どんどん日本サッカーの歴史が動き始めます。
日本サッカーの歴史をすべて見てきたといっても過言ではないのがキリンカップサッカーなんですよね。
キリンチャレンジカップはキリンチャレンジ+キリンビバレッジサッカーの合体
キリンカップサッカーと違いキリンチャレンジカップは、1998年にキリンビールとキリンビバレッジが日本代表チームのオフィシャルスポンサーとなったことから、これまでのキリンカップサッカーとは別にキリングループの冠スポンサーをつけた国際親善試合、”キリンチャレンジ(キリンビール協賛試合)“と”キリンビバレッジサッカー(キリンビバレッジ協賛試合)”が誕生したところに始まります。
キリンビールとキリンビバレッジが協賛する試合をそれぞれ“キリンチャレンジ”、“キリンビバレッジ・サッカー”として開催していましたが、これらをひとつに束ね、全ての試合を2001年以降“キリンチャレンジカップ”として開催するようになったんですよね。
キリンチャレンジカップは、2000年からサッカー日本代表だけではなく、U-23日本代表・なでしこジャパンの国際親善試合もカバーするようになり、日本サッカーの歴史を作ってきました。
その結果、「キリンカップサッカー」と「キリンチャレンジカップ」の試合が増えたことで、日本各地で国際試合が観られるようになり、日本のチーム力強化を担ってきた大会となりました。
2022年6月のキリンチャレンジカップ、キリンカップサッカーの代表発表
サッカー日本代表のメンバーが発表されましたね。
川崎フロンターレからは谷口彰悟、山根視来。
川崎フロンターレ関連でいうと川島永嗣、シュミット・ダニエル、板倉滉、三笘薫、守田英正、田中碧、久保建英。
旗手怜央は選ばれずでしたね…。残念。橘田あたりは選ばれてもおかしくないかなーと思っていましたが…。
鹿島アントラーズから上田綺世が選ばれたのは当然だと思っているけど…鈴木優磨は結局呼ばないのね。まぁ、嫌いな人多いから仕方ないのかな…。
あとは横浜F・マリノスから全然選ばれないのはなんだかなぁ…。高丘とかそろそろ呼んでよ…。十分スーパーでしょ…。森保さんが東口、西川のことがキライなんだろうな…と納得していましたが、高丘は呼ばれない理由何なんだろうね…。もちろんフロサポだから川島永嗣が呼ばれるのは嬉しいんだけどさ。
パラグアイ代表、ブラジル代表、ガーナ代表、チリorチュニジア代表との試合で、どれだけ川崎フロンターレのメンバーが出るかわかりませんが、楽しみですね。