アンジェ・ポステコグルー監督が横浜Fマリノスからセルティックにいったことで、いろいろな噂が出ていますね。
6月8日の英紙『デイリー・レコード』の飛ばし記事では5人の日本人選手を補強候補として挙げていましたが…それよりは確度あがってるんですかね?
『デイリー・レコード』紙がピックアップした日本人選手は横浜FマリノスのDF小池龍太、MF樺山諒乃介、川崎フロンターレのMF三笘薫、MF田中碧、ヴィッセル神戸のDF菊池流帆という顔ぶれでした。
この記事の目次はこちら
川崎フロンターレから海外移籍を目指して現在、移籍交渉中の田中碧。
すでに報道されているドイツ2部のデュッセルドルフに続いて、セルティック移籍という噂も出てきましたね。
イギリス紙『デイリー・レコルド』は6月20日にスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)のセルティックへ移籍する可能性があると報じると、6月21日に英メディア『Football Fan Cast』は田中碧の必要性を具体的に伝えました。
ポステコグルーがセルティックの指揮を執ることになり、オーストラリアのスター選手獲得なるか?という話と、オナイウ阿道の名前とともに、田中碧の名前も候補に。
だけどこれは正直飛ばし記事かなーとも思っているんですよねー。
EU加盟国および、もとイギリス主導で結成された自由貿易連合であるEFTA加盟国(アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイス)の国籍を持つ選手は登録に制限がないですし、イギリス(イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランド)、およびアイルランド国籍の選手は国内選手扱いとなるんですが…それ以外の地域の選手には高いハードルがあります。
それ以外の地域の選手は何名でも登録が可能なんですけど、22歳以上の選手を獲得する場合、労働ビザの許可条件がFIFAランキングが21位から30位以内であれば国際Aマッチの公式戦は60%以上出場が条件となります。
これからならまだしも、国際Aマッチ60%の出場はしていないですよね…田中碧(それとも今年23歳で22歳以前のAマッチは考慮されないとかなんですかね?)。
ちなみに特例はあって、移籍先のクラブは、選手の経験と市場価値を考慮して推薦状を発行するよう、特例委員会(Exceptions Panel)に要請することができるんですよね。
特例委員会では、選手の市場価値、現在の所属クラブでのフォーマンス等が考慮されますが、最終的には特例委員会の裁量によって推薦状の発行の可否が決定されるとされています。
田中碧のプレーのパフォーマンス、市場価値によってセルティック移籍がOKになる例はなくはないです。
ちなみに、板倉滉はワークパーミット(労働許可証)が下りなくて、フローニンゲンに行ってプレーしていますが、今もしマンチェスターシティが推薦状書けば、市場価値はかなり上がっているので通りそうですよね。
FAが定めている条件
■出身国の過去2年間のFIFAランキングが平均50位以上であること
■過去2年間に行われたフル代表の公式戦出場率が以下を満たすこと(21歳以下の場合、過去1年間)
FIFAランク1位〜10位:30%以上
FIFAランク11位〜20位:45%以上
FIFAランク21位〜30位:60%以上
FIFAランク31位〜50位:75%以上
セルティックについて現地メディアは「現在クオリティを欠くポジション(センターハーフ)」と報道しており、田中碧は最適だということを言っています。
スコット・ブラウンがアバディーンに移籍、オリヴィエ・エンチャムの退団も時間の問題といわれており、リアム・ショーは獲得したものの経験値が足りない。
イスマイラ・ソロの相方は誰がやるのか?それが田中碧だ!という感じの報道でした。
ちなみにFAでは練習も仕事なので、ワークパーミットがおりないなら練習参加すらNGですので、実現可能性は低いんじゃないかなーというのがこの移籍報道に対する感想ですが…もしもセルティックに移籍が決まるようなら嬉しい限りですね!
もちろんドイツ2部での田中碧も見たいけど、スコットランド1部、名門セルティックで活躍する田中碧っていうのはみたいに決まってる!!
しかもボランチがあんまり強くなくてポジション狙えるなら余計に見たい!!たんなる飛ばしニュースじゃないことを願っています。