川崎フロンターレは五輪代表も含めて日本代表レベルの5人がいないマイナス5人マッチでしたが、それでもJ1リーグ無敗をキープ。
鬼木達監督101勝目、開幕21戦無敗(半分以上になりましたね)、2シーズンに渡れば26戦無敗という、外から見ればあり得ない強さですが…毎試合見ているサポーターからすれば、足りないところもありつつ、どんどん修正しながら強くなっていく面白いサッカーを見ていますよね。
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川崎フロンターレマイナス5人マッチも2-0快勝!
横浜FCと川崎フロンターレの11日ぶりの「神奈川ダービー第2幕」は、両チームともレギュラーメンバーが足りず、リーグ戦初先発の選手がいる状況での試合となりました。
ホームの横浜FCは新型コロナウイルスの陽性判定を受けた4人と濃厚接触者1人、契約上、レンタル元の川崎F戦に出場できないマギーニョを除いたチームを作り、川崎フロンターレは日本代表に谷口彰悟と山根視来、U-24日本代表に三笘薫、旗手怜央、田中碧がいない状況での試合になるというすごい状況の試合。
そんな中でも、イサカ・ゼイン初先発おめでとう!!神谷凱士プロ初出場おめでとうございます。
長谷川竜也のオフサイドで取り消された得点も素晴らしかったけど、そのあと、小林悠の前にボールが転がってきた得点と、長谷川竜也のシュート性のクロスから小林悠の得点で2-0は完璧でしたね。
枠内への被シュートは0、前半は相手の枠内どころか横浜FC全体でシュート0に抑えたのも素晴らしい。
主力を欠いていても、家長昭博、脇坂泰斗、ジョアン・シミッチがテンポを作れるんだよなー。
本当に素晴らしいし、川崎フロンターレは強い!!
勝利に貢献した長谷川竜也は、
全員が『代表組がいないから勝てない』と言われないようにと心の底では燃えていたと思う。苦しい時間もあったけどこうやって勝ち切れることができて層の厚さを見せられたと思います。
と語るように、所属するすべての選手で強いということを見せつけて、勝てたのは本当に大きいですね。
脇坂泰斗天才パス、長谷川竜也のシュート性のアシスト
ちょっと2点目は素晴らしすぎましたね。
GKチョン・ソンリョンがバックパスをダイレクトで前方へフィードすると、横浜FCの中塩大貴がフリーだったもののヘッドで横に流してしまい、脇坂泰斗の正面に転がります。
胸トラップした直後に右足を振り抜くと、アウトサイドにかかったサイドチェンジが相手守備陣の間を通り、逆サイドを駆け上がった長谷川竜也の足下にピタリのスーパーフィード。
最後は左足でのシュート性のクロスを再度に走りこんだ小林悠がジャンピングボレーで合わせて追加点。
横浜FCが押し込んでいた時間帯だっただけに、ここで点を取れるのが川崎フロンターレの強さですよね。
脇坂泰斗の天才的なパスに感動しましたね…。
また長谷川竜也の最後のアシストはこう語っていました。
悠さんの声が聞えて、悠さんのいる場所は練習のときから見なくても分かるし、シュート性のボールを出すことは練習中から話しているのでよいパスを出せたと思います。
本当に素晴らしい判断ですよね。
鬼木達監督は相手がミスしたことについては
自分たちがミスを誘っていると思っている。
いろいろなところで圧をかけていったことが、結果としてそうなっているので、いろいろなところで選手の頑張りがあると思います。
と相手にミスをさせる強さを見せつける勝利となりました。
イサカゼインフル出場、神谷凱士J1リーグ初出場
山根視来が日本代表にとられて試合に出られない状況で、だれが先発するのか?というところが話題になっていましたが…田邉秀斗、イサカ・ゼインどっち?っていう状況で勝ち取ったのはイサカ・ゼインでしたね。
イサカ・ゼインJリーグ初先発で、フル出場。
縦への推進力は家長昭博のサポートを受けてもまだまだなところはありましたが、相手に寄せられても足技でかわすシーンなどが見られましたし、パスが奪われず、対峙している相手がボールホルダーになったときにしっかりとついていけていたのは素晴らしかったですねー。
神谷凱士も最後の最後で数秒でしたが、試合出場を達成するなどこれからですね。
これでシーズン後半にACLや、天皇杯、ルヴァンカップ、リーグ戦が全部行われるときに、山根視来が休むことができる可能性が増えてきたことも大きいし、車屋、谷口、ジェジエウ、ノボリといったメンバーがきつい時に神谷がフォローできるかもしれません。
本当に川崎フロンターレは層が厚いぞ!っていうところを見せつけることができたのがこの試合、勝利以上にうれしかったなー。
とりあえず、天皇杯も楽しみですね!勝ち切りましょう。
この横浜FC戦で小林悠が先発したことにより、長野戦はたぶんレアンドロダミアン先発だろうし…本当に層が厚いチームになりましたね!