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川崎フロンターレ史上初の単年度赤字転落。2020年当期純利益は▲131百万円。

毎年恒例の経営成績はあとでまたブログ書きます。一応毎年まとめているので…。

とりあえず、2020年度バージョンの財政状態、経営成績が発表されました。

Jリーグ各クラブの決算一覧はこちら

川崎フロンターレ史上初の単年度赤字転落。2020年当期純利益は▲131百万円。

川崎フロンターレの損益計算書は…

  • 営業収入 5,445百万円(うちスポンサー収入2,097百万円、Jリーグ配分金1,139百万円、入場料収入435百万円など)
  • 営業費用 5,662百万円(うちチーム人件費3,036百万円、販管費が1,531百万円など)
  • 営業損失 ▲217百万円
  • 経常損失 ▲164百万円
  • 当期純損失 ▲131百万円

となっています。

ちなみに、2019年度の入場料収入は1,042百万円なので、同程度の入場者数がキープ出来ていたら今年の赤字もなかったんですよね。

これが2020年に書いた2019年度の経営情報まとめで、

これが2018年度のまとめです。

Jリーグ53クラブ中34クラブが単年度赤字、債務超過は10クラブ

Jリーグの発表したクラブ経営情報開示。

J1、J2、J3の全56クラブのうち3月決算の3クラブ(柏、湘南、磐田)を除く53クラブの20年度の財務状況は、単年度赤字クラブは34クラブ。その内、債務超過は10クラブ。

【単年度赤字34クラブ】

札幌、仙台、鹿島、浦和、FC東京、川崎、名古屋、G大阪、C大阪、広島、鳥栖、大分、山形、水戸、千葉、東京V、甲府、金沢、岡山、山口、福岡、長崎、琉球、岩手、秋田、YS横浜、相模原、長野、藤枝、沼津、鳥取、讃岐、熊本、鹿児島

【債務超過10クラブ】

仙台、C大阪、鳥栖、東京V、山口、福岡、秋田、YS横浜、長野、鳥取

となっています。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、リーグ全体の営業収益は前年度と比較し230億円の減少となりました。

(2020年度の営業収益は53クラブ合計で998億円)

ちなみに債務超過5億円以上を計上したのはJ1の2クラブ(セレッソ大阪▲788百万円と、サガン鳥栖▲693百万円)。

入場料収入は全体で6割減少も、スポンサー収入は1割減少にとどまる

入場料収入に関しても、無観客試合、来場者数に上限を設けての有観客開催となったため前年比で約6割減少の79億円(前年比-123億円)となったのが本当に大きいですよね…。

かなり厳しい状態が続きますね…。

ただ、ありがたいことに、スポンサー収入は全体で約1割減にとどまったこともありましたし、今年を乗り切り、ワクチン接種が進めば…来年こそは…というぎりぎりのところにとどまった印象です。

まとめ

特例措置(債務超過、3期連続赤字をライセンス交付の対象としない、21年度末に新たに債務超過に陥っても判定対象としない)を継続し、その後2年の猶予期間が設けられていますから…まだぎりぎりセーフなんですが…2024年度末からの特例措置がない状態でどうなるか、今から注視していきたいですね。

Jリーグ側は

苦しい状況は変わらない。コロナという苦しい中、その中で各クラブの努力もにじみ出ている。

と言っていましたからね…。

ここからどうなっていくのか…本当に厳しい状態を全体で乗り切らないといけないでしょうね。