川崎フロンターレにとってホーム等々力の名古屋グランパス戦はかなり得意な相手の一つ。
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お得意様ホーム名古屋グランパス戦。
昔、お得意様、苦手な相手(鬼門)をまとめたことありましたが、ホーム等々力での名古屋グランパスはかなり得意な相手の一つなんですよね。
通算では9勝4分3敗。1試合平均2.12得点、1.06失点。
もちろん過去の対戦成績があてにならないというのは前提としても…J1では2012年に0-1で敗戦して以来、2013年から一度も負けていません。
2013年からは6勝1分。19得点6失点。1試合平均2.71得点、0.85失点。
2015年の6-1や、2020年の3-0がありますよね。
2020年はマッチレビュー書いてます。参考までに。
実はアウェイも含めた通算でも20勝6分7敗と圧倒しているんですよね。
2019年、2020年にアウェイで負けたものの実は7回しか負けていないんですよね。
だからと言って慢心するのは鬼木監督のキャラじゃないですけどね。
名古屋戦に向けては、
一番は気を引き締めて、もう一回ゼロからのスタートで一戦目のつもりで戦うことが大事です。前節はいい形で先制できたことでああいう結果になりましたが、次はホームだからといって前回のようになると思っていないし、難しい展開になることを予想しながらもう1回、気持ちは慎重に、やることは大胆に戦おうと思っています。
川崎フロンターレに慢心はありません。
常に自分たちを強くすることにベクトルを向けているのは素晴らしい。
本当にストイックに準備しているのが川崎フロンターレらしさですよね。
谷口彰悟は
直接対決へのこだわりは強く持っていますし、こだわらないチームは優勝できません。まだまだ優勝は意識していませんが、直接対決で勝って常に自分たちがリーグを引っ張って独走していく態勢にしたいという気持ちは強いです。だから、そうなれるように次もしっかり戦って勝ちたいと思います。
とコメントしていました。強気で行きましょう!!
フィッカデンティ監督はコロナ陽性、コンカコーチ2戦目
ACLのスケジュールの都合上、リーグ戦では異例の中4日で迎えるリターンマッチ。
川崎フロンターレにとって今度はサポーターの後押しを受けられるホーム・等々力でのゲーム。
名古屋はフィッカデンティ監督が新型コロナウイルスの陽性判定を受け、前の試合同様にベンチ入りできない状況となります。
オンライン取材に応じたブルーノ・コンカコーチは
意識すること?開始3分で失点しないことだ。
と笑いを誘いつつ、試合に向けて
我々らしさを全て出した上で、コテンパンにされたわけじゃない。我々は別の角度から次の試合へアプローチをしている。同じミスは繰り返さない。対策をしっかりして臨む。自信を持ってやりたい。
と語っていました。
確かに、マッシモ・フィッカデンティ監督のコロナかも?で動揺していたでしょうからね…。
入り方が悪かったですよね。
前回と同じような得点差のある試合にはならないと思うし、稲垣祥も
あんな負け方して、悔しさや、やり返してやろうという気持ちがないわけがない。そこで『ちょっと次も厳しい』みたいなメンタルの選手がいるようだったら、その選手はプロとしては失格だと思うので。そういう意味では、みんな間違いなく気持ちを入れている。次の試合へのモチベーションについては問題ないと思います。
と語っていましたからね。
大勝した後の試合こそ、しっかりと気合を入れて戦わないといけませんからね。
その点、常にベクトルを自分たちに向けている川崎フロンターレは強いと思うんだよなー。
名古屋グランパスが4-3-3を採用してくるとしたら怖い
名古屋グランパスは前回のゲームの途中から試した4-3-3を採用してきたら怖いですよね。
あそこから試合展開は川崎フロンターレにとっては、攻撃のリズムが悪くなったと思うけど、そこまでにしっかりとリードをしていたのが大きかったですよね。
あれが0-0の最初から4-3-3のミラーゲーム(やってるサッカーは全く違うけど、フォーメーションだけはミラー)だとしたら、川崎フロンターレが簡単に点を取れるか?というと厳しいものがあるのではないでしょうか。
反省点は全部、という話なのかもしれませんが、名古屋らしく攻めの守備をする、ハードなプレッシングを続けるということで川崎フロンターレの攻撃を自由にさせないというのが名古屋がとるべき手なのかもしれません。
そのプレッシングを切り抜けて、チャンスを作り上げて川崎フロンターレの攻撃がはまるのを見たいですけどねー。
1-0とか、2-0とかの固いゲームになると思っていますが…それでも4-0で川崎フロンターレが勝つようだったら優勝はほぼ確定かもしれません。
ワッキーチョイスは鬼木達監督指示の声
鬼木達監督の指示の声が今の川崎フロンターレの強さだと思うのですが、そこがワッキーチョイスになりましたね。
鬼木達監督は、
大事なことというか、3-0だったか4-0だったかのときでも何が起こるか分からない場面で、いろいろなやり方があるのでそういう言葉になったんだと思います。深くは言いづらいですけどね。
川崎フロンターレの攻めの守備というか、相手がボールを受ける前に視野から隠れて死角から寄せていって、ボールが入った瞬間に奪いきるというのがこのシーンに集約されています。
そこにいるだけはダメで、すべてがそうというわけではないですけど、その場所によって行き方があるので。
これがいつも出ている選手と、サブの選手の違いだよな。
知念慶の公開説教は、期待値の表れだと思っているし、大分トリニータと川崎フロンターレのサッカーの違いだと思うんで…早く慣れてもらって点を取るのと、守備を前からしっかりやるのを覚えてもらえればと思います!!
さらにバックパスについても厳しかったですよねー。旗手怜央に前に出すように伝えた指示も拾われていました。
バックパスがダメなのではないですが、意図がほしいんですよね。相手を引き出すためのバックパスで、全員が動けてサポートできればいいですが、ただなんとなく下げて、そこから相手のスイッチが入っちゃうこともある。そういうスキを見せたくないというか、わざわざ下げなくても自分たちが行けるのであれば、もう一つ前でプレーしてそこからまた次に行けばいい。そういう、なんとなくというのを減らしたいという思いがあります。ちょっとしたそういうところは必要だと思って言い続けていて、選手は自分の判断を大事にしながらも、気づかないところに目を向けてもらいたいために言いました。
鬼木監督のテーマだよな。『なんとなくというのを減らしたい』は。