川崎フロンターレは強い!!というのを改めて証明してくれた素晴らしい試合でした。
名古屋グランパスをまさかの4-0で粉砕。
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鬼木達監督「勝ててもホームで勝たないと意味がない」
レアンドロ・ダミアンの2ゴール1アシスト、旗手怜央の復帰3分での先制点、遠野大弥の途中出場での追加点…全部完璧といえる試合でしたが、それでも川崎フロンターレを率いる鬼木達監督は、名古屋グランパス戦の快勝後にも気を引き締めていましたね。
だから強い。だから川崎フロンターレは今無敗で首位にいるんですよね。
試合途中でつぶやいたこれにめちゃくちゃいいね(しかも他チームのサポーターも結構いいねしてくれてる)が付いていますが…川崎フロンターレがこれまで無冠ターレ、シルバーコレクターと揶揄され続けた結果勝てるようになったらつまらないって言われるんだからね…。
つまりほかのチームも同じように強くなれるチャンスなんですけどね…。
しっかりと長い時間かけて、芯の通ったチーム作りをしてくれば川崎フロンターレのように、強くなるチャンス。
その証拠に、鬼木達監督は4-0快勝も切り替えて次の試合に備えていましたよね。
ゼロに抑える、しっかり得点も重ねたということで、本当に良いゲームをしてくれた。
と選手たちを称賛しつつ、
今日アウェーで勝てたことはすごく大きいと思います。ただ、選手にも伝えましたが、この勝利に一喜一憂するのではなくて、やはりホームで勝たないと意味がない。今日よりも気を引き締めて戦いたいと思っています。
そして、完勝した今回の一戦についても
後半にボールを持たれる時間もあったので、いろいろと改善できる部分はまだまだある。
と反省点を口にしていました。それが強い理由ですよね。
旗手怜央の復帰はチームの成績に直結するね
小林悠と、長谷川竜也がサブにもいない状況になりましたが、旗手怜央、ジョアン・シミッチが復帰したのは大きいですよね。
右ハムストリングの負傷で離脱していた旗手怜央は5戦ぶりに復帰。
前半3分にレアンドロ・ダミアンが落としたところに旗手怜央が落ち着いてゴールを決めましたが…本当に旗手怜央というポジションがあるんじゃないかってぐらいのマルチロールっぷりをこの試合でも発揮していました。
旗手怜央の不在がチームの成績に直結する選手になりましたね。
早く点が取れるとは思っていなくて、みんながどう思っていたかはわからないけれど、ホッとしたというか、気持ちに余裕が出て、それがいい方向に出てくれてよかったです
と旗手怜央も言っていましたが、あのタイミングで先制点を取ることが本当に大きかった。
旗手怜央ほど完璧に複数のポジションができる選手は見たことないな…。
明確な狙いがあったわけではないけれど、僕の場合、意識していたのはゴールの近くで足を振ることを大事にしていました。それがゴールにつながったし、相手の状況を見てプレーするのは名古屋が相手というだけではなくて常に言われているので、それが形になったと思います
つぶやきましたけど、やっぱり旗手はなんでもできる。
ジョアン・シミッチは王様ですね。
シミッチは中盤のバランサーとして運動量豊富に駆け回りましたね。
復帰戦だったのに…この試合圧倒的な運動量で中盤を支配。
ジョアン・シミッチがいるいないではチームが違うし、特に移籍後初の古巣との試合ということで、シミッチ自身も
移籍後はじめての試合だったので、気持ちは高まっていた。
と古巣対戦で燃えていたことを明かしていましたね。
静かに燃えていたんですね。
相手チームからはシミッチが前を向いてボールを持てないようにするしかないんだよなー。
シミッチが前を向いている間は川崎フロンターレのチャンスが増えるし、シミッチはボールを取られないからね…。
あの左脚は本当にお金とれるよな…。
さらにシミッチの高さが3点目のレアンドロ・ダミアンのゴールのきっかけになりましたね。
後半開始直後にシミッチは相手選手との接触で右側頭部を裂傷。
ボクサーみたいなけがしていましたが…テーピングを巻いて戦う姿勢がかっこよかったな…。
早く大島僚太との融合が見たい!!
マッシモ・フィッカデンティはよく喉の痛みを自己申告したよな…
完勝したとはいえ、マッシモ・フィッカデンティがいる名古屋グランパスを倒せなかったのは悔しいですよね。
マッシモ・フィッカデンティ監督自身で、この大一番の試合当日に喉の痛みを訴えたのは本当に悔しかっただろうけど…本当に素晴らしいことですよね。マッシモ監督を尊敬します。
俺がもしもマッシモの立場だったら言える自信はないですよ…。マッシモは本当に人格的にも素晴らしい存在だということが改めてわかる天王山でした。
マッシモ・フィッカデンティ監督は、オンサイト検査(試合会場での当日直前の検査)を実施した結果、判定保留となり、Jリーグのエントリー要件を満たさなかったため、川崎戦でベンチ外となりました。
ブルーノ・コンカコーチも言っていましたが、
やはりその場にいる、いないで彼の存在の大きさは分かっていましたし、それが試合に出てしまったと今日は認めざるを得ませんでした
と言っていましたが…1点目のゴールシーンはさておき、2点目以降はマッシモが修正していたらわからなかったと思うんですよねー。
もちろん、ブルーノ・コンカコーチが2人を交代してから、流れは変わったし、
実際、試合前からずっとマッシモとつないで相談しながらやっていました。やはりその場にいる、いないところで、彼の存在が大きいということは分かっていましたし、それが試合に出てしまったと今日は認めざるを得ないゲームだったと思います
マッシモと相談しながら対策を取っているのは間違いないのですけどね…。
マッシモ監督がコロナではなく、5月4日の試合で指揮をとれることを願っています。