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DOGSO(ドグソ)とは?SPA(スパ)との違い。なぜイエロー?レッド?サッカールールおさらいしときましょう。

谷口彰悟レッドカード

谷口彰悟の公式プロフィールでこの世で一番嫌いなもの、この世で一番怖いものでDOGSOって言ってたのは笑えましたが…そもそもDOGSOってなに?

みんな説明できますか?

 

みんなが分かってるようでわかってない、DOGSO(ドグソ)

え、みんなわかってますか?わかってないのおれだけですか?

そんなこと・・・ないですよね???

ないと信じて、DOGSOについて書いていきます。

いまさら聞けない、DOGSO(ドグソ)ってなに?

サッカー通がよく「DOGSO」って言ってますが…DOGSOってそもそも何でしょうか?

DOGSO(ドグソ)とは、

DOGSO
deny an obvious goal-scoring opportunity

の頭文字を取ったものです。

 

意味は直訳すると、

(明らかなゴール機会を否認する)

ということ。

 

つまりは「ファールによってゴールの機会を阻む」ことですね。

 

DOGSOという用語は、2018年の日本サッカー競技規則から登場。

Jリーグでは2020年からVARが導入されてDOGSOの議論がより活発になる予定でしたが、コロナ禍により2020年はVARの導入は延期。

しかし、2021年はVAR入りますからね。よりDOGSOっていう言葉を聞く機会が増えそうです。

DOGSO(ドグソ)の4つの条件とは?

はい、ここテスト出ます(テストとはw)。

DOGSOには4つの条件があって、1つでも当てはまらなければDOGSOではありません。

  • プレーの方向(攻撃側がゴールの方向を向いている)
  • 反則とゴールとの距離(ゴールとの近さ)
  • 守備側競技者の位置と数
  • ファールによって攻撃側がボールをキープできない

1つ目のプレーの方向は、ファウルによって止められた攻撃側の選手がゴールの方向を向いているか否か。

2つ目の反則とゴールの距離は、DOGSOになる明確な距離の定義はありませんが、ゴールまで25メートル以内の距離であれば適用されるリスクがるといわれています。

3つ目の守備側競技者の位置と数は、基本的には攻撃側より守備側の人数が少なく、位置が悪いことですかね。守備者の人数が多くてもアプローチできる場所にいなければ決定機として判断する可能性はあります。

4つ目はそのままですが、ファールをされたことにより攻撃側がボールをキープできない状態が続くことになります。

この4つすべてがそろった場合、はじめてDOGSOが適用されます。

DOGSOではレッドカードが提示されることが多いですが、

  1. 守備者がペナルティーエリア内で意図的ではないファウルを犯した場合
  2. 主審がアドバンテージを適用した場合

にはイエローカードが提示されることもあります。

谷口彰悟のルヴァンカップ決勝のレッドカード退場は、4つの条件すべてが適用されDOGSOと判断された結果でした。

SPA(スパ)とはなに?その意味とは?

DOGSOの意味は分かったと思うのですが…ドグソではなく、スパというのも聞いたことあると思います。

SPAについても説明しておきます。

SPA
Stopping a Promising Attack

SPAは「決定的な得点の機会」を阻止するファウルに対して適用されるものであるのに対し、「相手の大きなチャンスとなる攻撃を妨害、阻止する」反則をした場合は、「stop a promising attack」と判断されます。

DOGSOの要件を1つでも満たさない場合はSPAであると判断されます。

ファールの内容によってはイエローカードが出ることがあります。

「決定機阻止(DOGSO)」ならレッドorイエロー「大きなチャンスの阻止(SPA)」だとイエローが出る可能性があるということだと思います。

(違ってたら教えてください)

DOGSOがたびたび議論の対象となる理由は?

DOGSOが議論の的になる理由とはして一番のポイントは、そのファウルの悪質さではなく、決定機を阻止したかどうかに対しての罰則だということにつきます。

つまりDOGSOではなく、レッドカードが提示される要因となるホールディングやプッシング、ハンド、ボールではなくプレイヤーに対しての無謀なプレー、暴力行為などの悪質なファウルでのレッドカードの提示なら、わかりやすいんですよね。

誰が見ても「今のレッドカードだろ!」って思うことができる。

もちろん審判のレベルや、そのチームのサポーターか否かで、「レッドを妥当」ととらえられるか、「レッドは厳しすぎる」ととらえるかの議論の余地はあるんですが…それでもDOGSOよりは議論の余地になりにくい気がします。

 

DOGSOの判定基準には、ファウルの悪質さは全く関係ありません。

軽い接触であっても4つの条件を満たし、DOGSOと判断されれば退場となります。

だから、サポーターは「今の簡単な接触でなんでレッド?」という感情になります。

そして、審判の成熟度、VARによるDOGSO判定は、それが決定的な得点機会かどうかの基準も複雑であいまいなので、議論の対象となるんですよね…。

審判の成長もだけど…失敗を許せるサポーターが増えるかも大事だよなー。

こればっかりはVARを導入して試合をやっていくなかで、いろいろな物議がでてきて、Jリーグ全体が自分事としてとらえて成長していくしかないのかなーとも思います。

審判の成長は必須ですが、失敗をしたら許さない国民性なのは間違いないので、その中でVARがどういう問題を引き起こすのか…本当に怖いものはありますよね。

 

Jリーグの審判のレベルは間違いなく上がっていると思いますが、それでも毎年誤審が起こります。

人のやることだから仕方ないとはいえ、今年はJ1、J2から4チーム降格する中で「誤審のせいで降格した」ということを言い出すサポーターは間違いなく出てくるので…そういう判断が昇格、降格に影響を及ぼさないといいな…と願ってやみません。

審判へもリスペクトを忘れずに、ゲームを作っている仲間の一人だと思うことが大事だと思います。

と、2016年までめっちゃ審判をたたいていた俺ですが、優勝をしたことで心に大きな余裕ができたので、審判もミスするよなー、人間だもの(みつを)みたいな気持ちでブログを書くことができます。

あと、今は本当にいい時代で…Twitterで家本さんとか有名な審判ととつながれるようになったのは大きいと思う。

note書いてくれているのも大きい。本人があの時どういう気持ちだったのか、というのを読めるのはうれしいですよね。

ジャッジリプレイがあるのもありがたいですよね。

 

当たり前だけど、審判も人なんですよね。

もちろんよっぽどの誤審があれば別ですけど…叩く人が少しでも減っていくといいなぁ…。