大塚いちおフォントのようなオリジナルフォントはなくなっていくのですね…。
特にジェフ千葉のようにずーーーっと同じフォントを使ってきたチームのサポーターからしたら納得できない決定になっている気がするなぁ…。
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Jリーグ、来季以降ユニホームの書体統一へ。
Jリーグは、ユニフォームにプリントする選手背番号・選手名のフォントを来シーズンから全クラブで統一すると発表しました。
北欧最大級のブランディング会社「Kontrapunkt(コントラプンクト)」がデザインを担当。
アシックス、資生堂、カールスバーグ、デンマーク政府などを担当してきた北欧最大級のデザイン会社ですね。
視認性に配慮したユニバーサルデザインを取り入れたJリーグオリジナルの書体となります。
Jリーグは変更の理由について
これまでのネーム&ナンバーのデザイン選定には視認性を確保するための基準などが明確に定められておらず、観戦・視聴環境によっては背番号の視認が困難なケースも見受けられました。
この度、ユニバーサルデザインを取り入れた統一デザインを採用し、使用するネーム&ナンバーとユニフォームとのカラーコントラストにも一定の基準を設けるなどの取り組みによって、Jリーグ公式試合全体の観戦・視聴環境の向上につなげていきたいと考えています。
カラーリングは
さまざまな色覚の特徴を持っている人にも識別できるデザイン設計をしたい
というユニバーサルデザインに基づく設計思想のもと、さまざまなユニフォームに適合するよう現状のチームカラーの中間色となる赤、青、黒、黄、白の5色を設定。
また背番号の書体は
カーブキック
をイメージした形状で、こちらも視認しやすいよう文字端をオープンにしました。
どの色を使用するかはクラブの任意。
また現状では胸番号やユニフォームネーム(背番号上下のアルファベット名)を記していないチームもあり、こちらも推奨はされるもの導入は任意とのことですね。
統一書式の対象試合はJリーグ公式試合のみ
対象試合は全てのJリーグ公式試合のみとなります。
日本サッカー協会(JFA)主管の天皇杯、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)などの国際試合は含まれていません。
Jリーグと、ルヴァンカップってことですね。
フジゼロックススーパーカップとかは対象試合になるのかな…。
すでに統一した書体を採用しているイングランド・プレミアリーグを参考にし、視認性を高めた書体を取り入れていきます。
書体名称は「J.LEAGUE KICK(Jリーグキック)」に決まりました。
スマートフォン、タブレットでの視認性もポイントに
村井満チェアマンは公式サイトを通じて
『Jリーグオフィシャルネーム&ナンバー』の導入は、スタジアムでの観戦だけではなく、スマートフォンやタブレット端末等による様々な観戦・視聴方法が拡がっている潮流にあわせて、誰もがより選手を判別しやすい観戦・視聴環境づくりを推進していくことを目的としています。
また、選手を覚えていただくきっかけのひとつでもある背番号を通じた、選手への興味・関心の拡大にもつなげていきたいと考えています。
とコメントしています。
Jリーグの集計によると2013年から18年、各クラブの背番号や選手名に関する視認性不良の報告はのべ45件。
おおむね年4~5件のペースで発生していました。
イングランドの視察・事例調査を通じて
ぱっと見て誰かがわかるだけでなくオウンドメディアでも揃えられているので、プレミアリーグのものだとわかる
こともブランディング面で優位となっているということがわかったとのことで…Jリーグとしてもやりたかったことの一つなんでしょうね。
Jリーグではジェフユナイテッド千葉のようにJ創設期から一貫して同じフォントを使い続け、一定のブランディングに成功している例もあったり、清水エスパルス、東京ヴェルディをはじめ、クラブ全体のコンテンツに新たな書体を導入する取り組みも広がっていたので…ここはもめたんじゃないかなー。
出井宏明事業統括本部長は
さまざまな葛藤があった
と明かしており、
長くサポーターをしていただいている方は選手の動きやポジションでわかるようになるが、そこまで見ていない方、ライトな方にとっては少しでもわかりやすい方がいい。
最後はその一点でご納得いただいた。
さまざまな葛藤を飲み込んでいただきながらチャレンジしようという運びになった。
導入が義務となる試合はJリーグ公式試合のみですからね…。
ジェフ千葉は別途千葉銀カップ用のユニフォームとかを作ったらそっちのほうが売れそうだよな…。
川崎フロンターレは独自フォントは使わなそうだけどね…。