結果論や、たられば論で言えば、
ヴァンフォーレ甲府戦はターンオーバーみたいな布陣で行くべきだったと思いますが、
タイトルを争っている中で、
セレッソ大阪が鹿島アントラーズに負けた流れで、
思い切ってメンバーを全部代えるのは難しいですよね…。
その中で今回、フロンターレサポーターのTL上でも、
「憲剛に代えてハイネル」
だったことに対するネガティブなものが多いですね。
ハイネルという異質のカードをどう使っていくか、
どうやってフロンターレのサッカーと、融合させていくか。
そこがこれからの川崎フロンターレのタイトル争いの行方を占う気がします。
→川崎フロンターレvsヴァンフォーレ甲府試合結果。辛くもドロー、下を向いている暇はない。
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ハイネルのチャレンジが裏目に出たヴァンフォーレ甲府戦
昨日のヴァンフォーレ甲府戦は、
甲府が絶対に落ちたくない!っていう残留力を働かせた、
いい試合だったと思いますが…
これからの川崎フロンターレの交代のファーストチョイスが動いてしまいそうな、
そんな予感を感じさせる試合でしたね。
小林悠がど真ん中に決めたPKで1-0リードでしたので、
鬼木フロンターレのお約束事、
「後半60分過ぎに中村憲剛を代える」
というポイントはいつも通り。
昨日の試合では、
登里享平のケガの影響で、
誰を出してくるか?っていうのに注目していましたが、
鬼木さんが選んだのはハイネルでした。
結果論ですが、そこが昨日の試合の大きなポイントでしたね。
オンザボールの状況で、
相手DFの格好の的になってしまい、
ハイネルを投入したことが、
川崎フロンターレにとって悪夢の逆転劇の幕開けになってしまいました。
あの緊迫した状況で、
ボール保持の軽いハイネルを入れて、
チームのバランスが崩れてしまったのだけは、
悔いが残りますね。
ハイネルより森谷賢太郎、長谷川竜也、田坂祐介だったという声が出てしまうのも納得。
もちろん結果論だし、外野はどうとでもいえるけど、
あのタイミングで入れるのであれば、
チームのバランスを考えると、
この試合ハイネルが試合に出た後で、
交代して出た長谷川竜也を先に入れるか、
出場の無かった森谷賢太郎や、田坂祐介を入れて、
チームのバランスを整えてからのハイネルがよかったと思っています。
それは結果的に失点につながってしまったハイネルのあたりの弱さや、
ドリブルしてほしいシーンでのパスの選択や、
パスの選択肢の狭さや、
ボールウォッチャーになりがちなプレーが…
というハイネルの問題点がどうこうではなく、
先にチームメイトと意思疎通が深いところまで図れる、
日本語のできる選手を入れてから、
ハイネル投入でも遅くなかったと思うからです。
チームが緊迫している状況で、
攻撃力のあるハイネルっていうアイディアはわかるんですが、
その前に森谷、田坂なら失点はなかったのでは・・・
って思っています。
ハイネルは諸刃の剣
圧倒的な攻撃力のあるハイネルですが、
攻撃のアクセントを変化させるっていう意味ではめちゃくちゃ使えると思うし、
ハイネルがいなかったらACLはどうなっていたんだろう?
って思うぐらい活躍してくれた選手ではありますが、
小林悠、阿部浩之、家長昭博、中村憲剛、大島僚太、エドゥアルド・ネットという、
完成された前の6人の中で誰かと代えるときに、
求めるレベルまで達しているかというと
そうではないのが現状で…
チームになじませるためには、
もう少し長い時間掛ける必要があると思うのですが、
そのための時間を割けないのが今のフロンターレの現状。
ハイネルがボール保持しすぎちゃって、
そこでボール奪われた後にカバーがうまくいかない、
ってプレーが多くて、どうしようもなかったもんねぇ。
ハイネルはもう少し長い時間で、
スタメンで出して、ハイネルに変えて違う選手を出して、
締める…みたいなほうがあってるんだろうなー。
プレースタイル的に。
ルヴァンでターンオーバーして、
ハイネルを先発させるっていうのはありだと思っています。
そこでうまくいかなかったら最後通告になってしまうかもですが…。
ハイネルの自由度をもっと優先しても面白いと思いますが、
それが諸刃の剣になりそうで、
守備力の低下とバランスを崩す結果になりそうですよね…。
うーん。ノボリは万能選手だったなー。
→登里享平、万能のスーパーサブ。絞めのノボリが2017のタイトルに欠かせない。ACL浦和レッズ戦での負傷交代が悔やまれる…。