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名波浩監督の評価。戦略家・名波監督が、常勝ジュビロ磐田を復活させる。

 

2017年のジュビロ磐田は、
半分終わっていい順位にいますよねー。

首位までが団子状態の現在、
ジュビロ磐田も十分優勝争いに加われそうな順位。

名波浩監督は守備から固めるサッカーになり、
面白いチームになってきましたよね。

そこに中村俊輔や、川又堅碁といった、
他のチームを追われた名選手たちが集まり、
ベテランと若手の融合がはじまってきているので、
今のジュビロ磐田と戦うのは、
かなり怖いですよね。

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名波浩監督が優勝を目指さない理由。

 

これも戦略的というか、

ビジネスマン的というか。

今年優勝しようなんて、
名波浩監督は思ってもいない。

「今の我々の目標が
『いかに早く勝ち点40を突破するか』
であることは、昨季からずっと変わっていないし、
目標を上方修正するならば、
それを突破してからであるべきですから。

あえて順位で言うなら、
J1の18クラブをAとBの2ランクに分けたとき、Aランクに入りたい。
つまり、9位以内に入りたいということくらいです」

 

「変に優勝を夢見て、届かなかったときに落胆するくらいなら、
順位という意味でも、サッカーのクオリティーという意味でも、
少しずつでいいから確実に上がっていく快感というものを、
まずは今の選手たちに味わってもらいたい。」

ってインタビューで答えていました。

明確だよね。

川崎フロンターレvsジュビロ磐田戦。2-5敗戦。同スコアの去年の柏レイソル戦も村上伸次主審ゲームでした。

 

名波浩は「理想を高く持って結果を出す」選手。

 

ただ、名波浩っていう男は、
現役時代から、
「理想を高く持って結果を出す」
タイプの選手でしたからね。

その理想はかなり高いと思うんですよね。

藤田俊哉が以前インタビューで
「現役時代の名波は結果が出ていても、
いいサッカーができていなかったら納得しない」
タイプの選手だったって言っていましたからね。

名波が理想とするサッカーはまだまだ遠いんでしょうね。
その理想と現実のすり合わせもうまくできそうな監督です。

【ピッチ内の判断を優先する】名将の予感

 

ただ、理想ばっかりを押し付けるのではなくて、

自身が名選手で、タイトルを数多く獲得し、
日本代表選手としても、
海外組としても数多くの試合に出てきた人だからなのか・・・

 

普通の監督だとなかなかできない、
【ピッチ内の判断を優先する】
ができるところがいい監督だなと思う点です。

名波がインタビューで語っていた、
第16節のFC東京戦の前日に、行った紅白戦でのフォーメーションの話が、
その最たるところではないでしょうか。

「試合前日にはあまりやらない紅白戦をやったんです。

俊輔から
『しっくりこない部分があるので、もう一回やっておきたい』
という提案があったので。

その紅白戦では、
前半は1トップ+2シャドー、
後半は2トップ+1トップ下でやりました。

そして、試合後にコーチ陣を集めて、
どっちがよかったかと聞いたら、

全員が2トップ+1トップ下のほうが、
バランスがよかったと。

ところが、俊輔だけでなく、
DF大井健太郎やMFムサエフなど、
選手5人くらいにひとりずつ話を聞いていったら、

全員一致で
『1トップ+2シャドーのほうがいい』
と言うんです。

だったら、それでいこうということになりました」

ここがなかなか難しいところだと思うんですよね。

 

→ナビスコ磐田戦!井川の怪我は残念だけどジェシが復活。そして、GKは杉山でいくのね。

コーチ陣、全員が別の方がバランスよかった、
選手はもう一つの方がよかったって言った場合、
自身の理想を押し付けるタイプの監督だと、
選手たちの意見を無視して推し進めてしまい、
不協和音を産みかねないと思うんですよ。

ただ、選手の意見だけを優先するのではなく、
「ピッチの中の選手たちが気持ちよくやれる状況を作ることが一番大事」
って明言している名波浩監督だからこそ、
現在のジュビロ磐田の5連勝っていう現状があるのかなと。

成功か失敗かは大きな問題ではない。

 

名波監督が言っている言葉で印象的なのは、

「チーム全体で意思を共有してやった結果であれば、
成功か失敗かは大きな問題ではない。

成功体験として残るか、
失敗体験として残るかはわかりませんが、
どっちに転んだとしても、
ピッチの中で責任を持ってやったのであれば、
その体験によってさらにチーム力はついてくると思うし、
もう一段レベルアップすることにつながると思います」

という言葉。

これはコーチングとか、目標設定理論といったような、
ビジネスマンにもつながる言葉ですよね。

上場企業が、社員全員に目標設定を共有したい、って時に、
「目標を設定する場に若手社員も参加させる」
ってことをやるんですよね。

自分たちも参加した目標設定は、
納得できない部分があったとしても、
共通認識として定着しやすくなるんだそうです。

その点、名波監督のトライ&エラーの考え方は、
ビジネスマン的というか、
戦略的というか…

ジュビロ磐田が外国人FWを獲らない理由

 

あと外国人FWはいらない、っていう点でも、
選手のモチベーションを上げるのがうまい。

「外国人FWを獲らないということは、

川又に対する
『お前が年間を通して出続けなければいけないんだぞ』
『そういう覚悟を持って、練習から常に全力でやれよ』
という無言のメッセージでもあります。

川又は、23ゴール取った2013年以外、
J1では1シーズン出続けたことがありません。

でも、まだ27歳ですからね。

興梠慎三(浦和レッズ)、
佐藤寿人(名古屋グランパス)、
前田遼一(FC東京)とか、
多くのストライカーが30歳あたりから改めて点を取り出している。

それを考えれば、27歳はまだ若い。

にもかかわらず、外国人FWを獲ってしまえば、
その可能性にフタをしてしまうことになりかねない。

FW小川航基にしても、
今季絶望のケガをしてしまったのはアンラッキーでしたが、
同じことが言えますよね」

これは川又に対する大きなプレッシャーになる気がしますが、
それ以上に奮い立ちますよね。

こんなこと指揮官にインタビューで言われたら、
俺が川又なら絶対結果出してやる!!
って思います。

その点もかなりうまいし、戦略的。

 

名波浩らしいですよね。

 

戦略家・名波浩

 

藤田俊哉曰く、

「サッカーセンスがズバ抜けている、
「天才肌」というより「戦略家」」
というのが名波のスタイル。

って言っていましたからね。

かって、ジュビロ磐田には、
黄金時代があり、
それを知っているオールドファンからしたら、
ジュビロ磐田がJ2に降格して、
J1でも中位のクラブになっている現状は、
ちょっと悲しい部分もあるよねー。

藤田俊哉も、
「あの時は時代だったから、と言ったら終わりじゃない?」
って言っていて、
名波浩だからこそ作り上げられる、
新たなジュビロの黄金時代があるはずだ、
って言っていましたよね。

ジュビロというクラブの歴史の酸いも甘いも知り尽くしている男、
名波浩の挑戦は、3年目。

まだまだ始まったばっかりだと思うんですよね。

 

これからのジュビロ磐田、これからの名波浩監督。

めちゃくちゃ面白いことになったらいいなぁ。

いずれは、日本代表監督、世界のクラブで監督、
っていう可能性も感じさせてくれる若手名監督になってほしいね。

 

→磐田、川口・・・アキレス腱断裂か・・・。

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